ユナイテッドヘルス株価急落 メディケア支払い据え置きで医療保険株が下落

みなさん、こんにちは。今日は、アメリカの大きな医療保険会社、ユナイテッドヘルスグループ(UNH)の株価が大きく下がったニュースをお届けします。2026年1月27日早朝に発表された2025年第4四半期の決算が市場の期待を少し下回ったことがきっかけです。このニュースで、医療保険セクター全体の株価も下落しています。わかりやすく、優しい言葉で詳しく説明していきますね。

決算発表のタイミングと内容

ユナイテッドヘルスグループは、2026年1月27日(火曜日)の米国市場開始前に、2025年通期の業績を発表しました。決算説明会は東部標準時午前8時、日本時間では同日夜に行われました。市場は、この発表をとても注目していました。

発表された主な数字を見てみましょう。

  • 売上高:1,132億ドル。これは前年比12%増ですが、アナリストの予想である約1,138億ドルや1,137.3億ドルをわずかに下回りました。
  • 調整後1株当たり利益(EPS):2.92ドルや2.11ドルと報告され、予想の2.10ドルや2.09ドル、2.75ドルと一致または上回りました。
  • 医療比率(医療費比率):89.9%。これは前年と横ばいです。
  • ユナイテッドヘルスケアの収益:871億ドル。サービス対象の国内消費者数は5,010万人でした。

全体として、利益は予想通りでしたが、売上高が少し足りなかった点が投資家を心配させました。特に、オプタム(Optum)の事業も含め、成長は見られたものの、市場の期待が高かったのです。

株価の大幅下落 時間外取引で16%超安

決算発表直後、ユナイテッドヘルスの株価は時間外取引で急落しました。前日終値の約351.64ドルから、16.32%下落して約294.25ドルや321ドルまで下がりました。本日(1月27日)の通常取引では、さらに285.15ドル(前日比-66.49ドル、-18.91%)まで落ち込み、高値299.50ドル、安値282.45ドルを記録しています。

この下落は、医療保険株全体に波及しました。ダウ先物は213ドル安となり、ナスダック100は上昇したものの、セクターの動きが目立ちました。1月26日時点の株価は351.64ドルで終了していましたが、発表で一気にギャップダウンした形です。

過去のパフォーマンスを振り返ると、52週高値は606.36ドル、安値は234.60ドル。直近では7日間トータルリターン+3.90%、30日間+6.90%と上昇傾向でしたが、この決算で一転しました。年初来では4.5%上昇、52週間では35%下落しています。

メディケア支払い据え置き方針が重しに

株価急落の大きな理由は、メディケア(高齢者向け公的医療保険)アドバンテージに関する支払い据え置き方針です。2027年に提案された純平均増加率はわずか0.09%で、ほぼ横ばい。メディアでは「リンクされていないカルテレビュー」への変更で支払いが削減される可能性が指摘され、調整前で1.53パーセントポイント減少の見込みです。

これにより、医療保険会社の利益圧力が強まる懸念が広がりました。ユナイテッドヘルスは、メディケア環境の厳しさを認めつつ、2026年度の回復シナリオを示す必要がありましたが、投資家は慎重な見通しに反応したのです。

同社の事業再編も話題に。2026年には大規模な事業再編とAI投資を計画し、売上高を4,400億ドルと予測。これは2025年から減少の見込みで、慎重なガイダンスが失望を呼んでいます。一方、調整後純利益は1株当たり17.75ドルを超える予想です。

事業セグメントの詳細と強み

ユナイテッドヘルスグループは、保険事業のユナイテッドヘルスケアとヘルスサービス事業のオプタムが主力です。

  • ユナイテッドヘルスケア:収益871億ドル。会員数は年初来78万人以上増加し、5,010万人に。償還圧力の中でも成長。
  • オプタム・インサイト:49億ドル、前年比横ばい。
  • オプタム・ヘルス:バリューベースド・ケア(価値に基づくケア)に注力。高リスク会員のエンゲージメント率85%。2026年には会員数10%削減予定。

第3四半期(10月28日発表)では売上高1,132億ドル(前年比12%増)、調整後EPS2.92ドル(予想2.75ドル超)と好調でした。営業キャッシュフロー59億ドル、純利益率2.1%。2025年通期見通しも確認されていましたが、第4四半期で風向きが変わりました。

メディケアの逆風は、再価格設定、給付設計、オプタム投資で相殺すると説明されていますが、市場は納得しませんでした。

アナリストの見方と市場の反応

アナリストは依然として強気です。コンセンサスレーティングは「中程度の買い」、平均目標株価396.61ドル(現在から15%上昇余地)。「強い買い」16回、「中程度の買い」2回、「ホールド」7回、「強い売り」1回と評価されています。

EPS予想は2025年第4四半期で2.09ドル(前年6.81ドルから69%減)、2026年第1四半期も12%下落の見込みですが、長期では回復を期待。50日移動平均株価(SMA)332.60ドル、200日SMA335.19ドルを下回る水準です。

市場全体では、NYダウ1月26日終値49,412.4ドル(+313.69ドル)、日経平均同日53,333.54円(+448.29円)と堅調でしたが、このニュースでダウ先物が下落。GMやボーイングの決算も注目されます。

投資家が知っておくべきポイント

この決算でわかるのは、ユナイテッドヘルスが医療費の上昇や規制圧力に直面していること。メディケアアドバンテージの価格規律と利用動向が鍵です。でも、会員増加やオプタムの拡大は強み。事業再編とAIで2026年を乗り切る計画です。

株価は52週安値234.60ドルに近づいていますが、アナリストの買い推奨が多いので、長期投資家はチャンスと見る人もいます。みなさんも、最新情報をチェックして、冷静に判断してくださいね。

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