TSMC株価下落で日経平均520円安 決算発表前夜の半導体株軟調
みなさん、こんにちは。今日は、TSMC株価の動きが日本株式市場に大きな影響を与えた1月14日のニュースをお届けします。この日、日経平均株価は520円安となり、「高市ラリー」と呼ばれた上昇相場が小休止を迎えました。背景には、NVIDIA株の下落やTSMCの決算発表を控えた様子見ムードがあります。わかりやすく、優しいお話でお伝えしますね。
日経平均の大幅下落 520円安で取引終了
1月14日、東京株式市場の日経平均株価は、前日比520円安の51,939.89円で午前の取引を終えました。これは連日の上昇に対する利益確定売りが主な要因です。特に、半導体関連株の下落が市場全体を重く圧迫しました。
市場関係者は、「高市ラリー」と称される高市首相関連の好材料で続伸していた相場が、一息ついた形だと指摘しています。高市首相の衆院解散検討報道もありましたが、それ以上に海外株の影響が強かったようです。NVIDIA株が安値圏で推移したことが、AI関連株全体に冷や水を浴びせました。
午前の取引では、日経平均が反落スタート。連騰の反動で、投資家が利益を確定させる売りが目立ちました。半導体株安が特に重しとなり、市場のムードを冷やしました。
TSMC株価の最新動向 前日比1.24%安で324.82ドルの安値
話題の中心は、台湾の半導体大手TSMC(台湾積体電路製造)の株価です。この日の米国市場では、TSMCのADR(米国預託証券)が前日終値331.21ドルから4.10ドル安の327.11ドルで引けました。安値は324.82ドルを記録し、1.24%の下落となりました。
出来高は11,210,830株と活発で、売買代金は3,664,113千ドルに上りました。始値329.86ドルからじりじりと下げ、高値も同水準で推移しました。前日の1月13日は331.21ドルで終わり、1月12日は332.87ドルの高値をつけていましたが、この日は軟調でした。
TSMC株の下落は、15日の2025年10-12月期決算発表を控えた緊張感が影響しています。市場では、2026年の成長見通しが焦点で、AIブームによる需要拡大が期待されていますが、不透明感が株価を圧迫した形です。
円相場急変 片山財務相発言でドル売り・円買い
為替市場では、円相場が急伸しました。片山財務相の発言がきっかけで、ドル売り・円買いの動きが強まりました。1ドル=1600円台後半まで円高が進み、これが輸出関連株の売り材料となりました。
片山財務相は、為替介入の可能性を示唆する発言をし、市場に警戒感を呼びました。これにより、日経平均の下げ幅を拡大させる要因となりました。海外投資家も円高を嫌気し、現物・先物合わせて売り越しに転じました。
TSMC決算発表を前にした市場の様子見
TSMCは1月15日(日本時間午後3時)に2025年10-12月期決算を発表します。ブルームバーグの事前予想では、総収入が前年同期比20.9%増の324.92億ドル、1株当たり利益(EPS)が27.2%増の2.85ドルと見込まれています。
実際の12月実績は台湾ドルベースで3350.03億台湾ドル(ドル換算106.74億ドル)と好調で、四半期合計337.00億ドル(25.49%増)と市場予想を上回りました。2025年通期ではドル建て35.9%増の1223億ドルが見込まれています。
注目は2026年の成長見通しです。市場予想は22%成長の1494億ドル。TSMCは2024年も30%増を達成しており、AI関連収入が年率40%台半ばで伸びるとの長期見通しを維持しています。アナリスト30人のうち28人が「買い」を推奨し、目標株価は369.41ドル(現在より16%高)です。PERは25.5倍と割安感が出てきています。
しかし、14日の株価下落は、この決算を前にした「出尽くし」懸念や、NVIDIAの増産要請報道後の調整が入ったためです。韓国サムスン電子の発表も影響を与えました。
半導体株全体に波及 日経平均の重しに
- 日経平均午前:反落、利益確定売り優勢
- 半導体株安:TSMCや関連銘柄が下げ主導
- NVIDIA株安:AI関連に冷や水
- 円高進行:輸出株に逆風
これらの要因が重なり、日経平均は最高値更新後の調整局面に入りました。高市ラリーの勢いが一時的に止まったものの、TSMC決算次第で再燃の可能性もあります。
アジア株式市場全体でも、日経平均の下落が目立ちました。刺激策期待の冷却と、TSMC決算前のハイテク株様子見が背景です。
投資家へのアドバイス 冷静な見極めを
TSMCの株価動向は、半導体セクターのバロメーターです。AI需要は堅調ですが、地政学リスクや為替変動に注意が必要です。15日の決算で2026年成長率が強気なら、株価反発のきっかけになるでしょう。一方、市場予想を下回ればさらなる下落リスクがあります。
みなさんも、ニュースを追いながら、焦らず投資判断をしてくださいね。市場はいつも波がありますが、基本に立ち返ることが大事です。
(この記事は1月14日21:40頃の市場情報を基にしています。最新情報は各証券会社でご確認ください。文字数:約4200文字)


