東洋エンジニアリング、今期最終を一転赤字に下方修正 3Q累計経常損失1万5千億円超 配当も無配転落
みなさん、こんにちは。今日は、エンジニアリング業界で注目を集めている東洋エンジニアリング株式会社の最新決算ニュースをお届けします。2026年2月11日18時40分頃に発表された第3四半期決算速報で、同社は今期の最終利益を一転して赤字に下方修正し、配当も無配に転落すると発表しました。このニュースは株価にも大きな影響を与え、投資家のみなさんの間で大きな話題となっていますよ。わかりやすく、優しいお気持ちでお伝えしていきますね。
第3四半期累計の業績悪化が深刻 経常損失1万5,778百万円
まず、今回の発表の核心部分から見てみましょう。東洋エンジニアリングの2026年3月期第3四半期累計(1~12月)の経常損失は、1万5,778百万円(約157.8億円)と、大幅な赤字となりました。これはアイフィス株予報や株探ニュースなどの速報で報じられた内容です。
これまでの業績を振り返ってみると、第2四半期(上半期)までは厳しい状況でしたが、まだ損失幅は抑えられていました。第2四半期決算では、完成工事高が940億円(前年同期比22.9%減)と減収となり、営業損失42億円、経常損失19億円、親会社株主帰属の中間純損失30億円を計上していました。一方で、受注高は1,277億円(前年同期比147.6%増)と大幅に伸長し、持分法適用関連会社分を含めた総受注高は3,641億円に達していました。この受注の強さが、会社側の明るい材料として注目されていました。
しかし、第3四半期に入って状況が一変したようです。株探ニュースによると、今期通期の最終利益を当初の黒字予想から一転赤字に下方修正したとのこと。配当についても、従来予定されていたものが無配転落となります。この下方修正は、プロジェクトの進捗遅れやコスト増大、為替変動などの要因が重なった結果だと考えられますが、詳細は今後の決算説明会で明らかになるでしょう。
これまでの業績推移を振り返る 第1四半期は好調だったのに
少し時間を戻して、年初からの業績を振り返ってみましょうか。2026年3月期のスタートは、意外と順調でした。第1四半期決算説明会(2025年8月頃開催)では、売上高493億円、営業利益6億円と計画通りに進んでいました。粗利益率も14.2%と高く、一部案件の一過性の利益が寄与したそうです。
受注面では特に強みを発揮。持分法適用会社を含めた受注高が2,605億円(通期目標4,000億円に対し65%進捗)と、ブラジルやガイアナ向けのFPSO(浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備)案件2件が大きく貢献しました。連結単体でも250億円の受注を獲得し、下期集中型の計画が着実に進んでいました。
- 第1四半期:売上高493億円、営業利益6億円、受注高(持分法込)2,605億円
- 第2四半期累計:完成工事高940億円(22.9%減)、営業損失42億円、総受注高3,641億円
- 第3四半期累計:経常損失15,778百万円(速報値)
財務面でも、第1四半期では総資産が前期末比減少したものの、自己資本比率が20.9%から22.7%へ改善。現金及び現金同等物も第2四半期末で738億円(前期末比13億円増)と安定していました。営業キャッシュフローは7億円増加とプラス転換し、資金繰りは比較的健全でした。
第2四半期決算関連資料は2025年11月13日にPR TIMESで公開され、11時半頃に発表されたものです。当時は通期予想に変更なしで、売上高2,000億円(前期比28.1%減)、営業利益15億円(42.1%減)、経常利益65億円(0.6%増)、純利益50億円(147.4%増)を見込んでいました。
下方修正の背景 プロジェクト進捗と市場環境の影響か
では、なぜここまで急激に下方修正されたのでしょうか。速報情報からは具体的な要因は明らかになっていませんが、これまでの決算説明会での質疑応答を参考にすると、いくつかのヒントがあります。第1四半期説明会では、持分法利益の第2四半期以降の本格化、FPSO案件のリスク、レアアース事業の展開などが話題に上がっていました。
第2四半期では、総資産2,535億円(前期末比11.5%減)、負債1,994億円(11.8%減)、純資産540億円(10.1%減)とバランスシートは縮小傾向。自己資本比率は21.2%(前期末比0.3ポイント増)とほぼ横ばいでした。円高の影響で為替調整勘定が減少し、純資産が圧縮された点も指摘されています。
エンジニアリング業界全体では、資源価格の変動や地政学リスク、円安・円高の為替影響が業績を左右します。東洋エンジニアリングの場合、海外プロジェクトが多いため、特に影響を受けやすいんです。東南アジアや韓国向けプロジェクト、FPSO案件の残高が資産に含まれる中、進捗の遅れやコスト超過が発生した可能性が高いですね。
また、株価情報によると、発表直前の2月10日時点で株価は6,150円(-1.13%)と下落傾向。次回第3四半期決算発表は本日2026年2月12日11:30、説明会は15:30予定です。詳細がそこで明らかになるでしょう。
投資家のみなさんへのポイント 今後の注目点
このニュースで一番気になるのは、株主のみなさんにとっての影響ですよね。配当無配転落は残念ですが、会社は受注残高が豊富で、総受注高3,641億円(第2四半期時点)とバックログがしっかりあります。下方修正後も、事業基盤は揺るがないはずです。
これまでの決算短信(PDF)によると、通期予想は当初売上2,000億円規模を見込んでいましたが、3Qの大幅損失で大幅に下方修正された形です。投資活動キャッシュフローは1億円減少と抑えられ、財務活動で12億円増加と資金調達を進めています。
わかりやすくまとめると、好調な受注に対して工事進捗が追いつかず、損失が拡大したパターンです。みなさんも、決算説明会をチェックして、会社側の説明を聞いてみてくださいね。東洋エンジニアリングの強みであるプラントエンジニアリングやFPSO分野での巻き返しに期待しましょう。
この記事では、発表された速報と過去の決算情報を基にまとめました。最新情報は公式サイトやYahoo!ファイナンスなどでご確認ください。投資は自己責任でお願いします。
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