東北発ドラッグストア「薬王堂」が関東初出店!2025年は那須塩原市で次々と新店舗をオープン
東北6県を中心に展開するドラッグストアチェーン「薬王堂」が、2025年に大きな転機を迎えました。関東地方への初出店を果たし、わずか1年の間に那須塩原市内だけで6店舗をオープンさせたのです。今回は、このドラッグストア業界を揺るがす大きな動きについて、詳しくご紹介します。
関東初出店は栃木県那須塩原市から
薬王堂の関東進出は、2025年4月11日(金)にオープンした「黒磯鍋掛店」から始まりました。1978年の創業以来、東北地方にドラッグストアを展開してきた薬王堂にとって、これは歴史的な第一歩です。栃木県那須塩原市に立地したこの店舗は、単なる関東初出店に留まらず、その後の急速な展開の足がかりとなりました。
わずか8ヶ月で6店舗をオープン
黒磯鍋掛店のオープン以降、薬王堂は那須塩原市での出店ラッシュを繰り広げました。その流れを時系列で見ていくと、いかに迅速な展開が行われたかが明らかになります。
2店舗目は2025年5月16日(金)にオープンした「黒磯埼玉稲村店」です。関東進出からわずか1ヶ月での出店です。その後も出店ペースは加速し、3店舗目「黒磯埼玉店」は6月6日(金)、4店舗目「黒磯豊浦南店」は6月20日(金)にそれぞれオープンしました。黒磯埼玉店は那須塩原市立埼玉小学校近くに、黒磯豊浦南店は那須塩原市役所近くに位置しており、地域の利便性向上に貢献しています。
その後、一度出店のペースは落ち着きますが、10月17日(金)に5店舗目「黒磯豊住店」がオープンしました。この店舗は1,190平方メートルの広い売場面積を備えており、駐車場38台と駐輪場8台を完備した、より大規模な店舗展開となっています。
そして最後に、2025年11月21日(金)には西那須野エリア初となる「西那須野井口店」がグランドオープンしました。この店舗は那須塩原市内における6店舗目となり、市内で初めて西那須野地区に薬王堂が進出することになったのです。西那須野井口店はミニストップ那須塩原東三島店近くに位置し、ビジネスホテルアジサイや国際医療福祉大学病院といった施設が周辺にあります。
ドミナント戦略による地域密着展開
注目すべきは、薬王堂の出店戦略です。黒磯地区に集中して複数の店舗をオープンさせることで、「ドミナント出店」と呼ばれる地域制覇戦略を推し進めています。黒磯鍋掛店、黒磯埼玉稲村店、黒磯埼玉店、黒磯豊浦南店の4店舗が黒磯地区に固まっていることは、この戦略を象徴しています。このアプローチにより、顧客の利便性が高まるだけでなく、地元での認知度向上や競争力強化にもつながります。
オープン記念キャンペーンで地域を盛り上げ
西那須野井口店のオープンに際しては、11月24日(月・振休)までの期間にわたって、オープン記念キャンペーンでポイント5倍サービスを実施しました。さらに、那須塩原市内の既存5店舗(黒磯鍋掛店、黒磯埼玉稲村店、黒磯埼玉店、黒磯豊浦南店、黒磯豊住店)と、近隣の大田原中田原店も西那須野井口店のオープン協賛セールに参加しました。このように複数店舗が連携してキャンペーンを実施することで、地域全体での購買促進を実現しています。
大田原市への進出も開始
薬王堂の関東進出は那須塩原市に留まりません。2025年10月24日(金)には、大田原市でも初出店となる「大田原中田原店」がオープンしました。さらに、2026年の年明けには「大田原黒羽店」のオープンが控えており、「大田原若草店」も建設工事中とのこと。この流れから見ると、薬王堂は栃木県内での出店を着実に進めている状況が伝わってきます。
業界内での存在感の高まり
東北6県を基盤としてきた薬王堂が関東への進出を決断したことは、同社の経営方針の大きな転換を示しています。特に、初出店からわずか8ヶ月で那須塩原市内に6店舗をオープンさせた実績は、ドラッグストア業界でも注目される出店ペースです。地域の買い物環境の充実に貢献しながら、薬王堂は確実に事業エリアを拡大させています。
今後の展開への期待
那須塩原市内の複数の情報源では、「今後も薬王堂の出店攻勢は続くのでしょうか」と今後の展開に期待する声が上がっています。2026年に予定されている大田原市での新店舗オープンを皮切りに、さらなる関東地方への進出が見込まれます。東北発祥のドラッグストアが、どのように関東地方に根を張り、発展していくのか。地域の皆さんの生活を支える存在として成長していく薬王堂の動きから目が離せません。
2025年を振り返ると、薬王堂にとって大変な転換の年となったことは間違いありません。そして2026年はどのような新しい展開をもたらすのか。引き続き注視する価値のある企業の動きといえるでしょう。




