デフレの影? 100円ショップが原価高騰で悲鳴 実質値上げや閉店相次ぐ

みなさん、こんにちは。毎日の買い物で欠かせない100円ショップが、今大変な状況にあります。止まらない物価高の影響で、原価がどんどん上がってしまい、個人経営のお店を中心に悲鳴が上がっています。今日は、そんなニュースの内容をわかりやすくお伝えしますね。

都内の100円ショップで起きたこと

2026年1月6日、FNNの「イット!」取材班が東京都内の個人経営の100円ショップ「ぴっくあっぷ大山店」を訪れました。このお店は、普段は低価格で庶民の味方として親しまれていますが、最近の物価高で大きな変化が起きています。

お店を切り盛りする三坂護社長は、こう話します。「100円ショップとうたっている以上、100円で売らなきゃいけない。原価が上がったけれども、売価が100円で変えられないんですよ。変えられないから利益がどんどん減っちゃう。そういう状況ですよね。」

確かに、店内の棚を見てびっくり。以前は食品コーナーがいっぱいだった場所が、今はアメだけが並ぶ寂しい状態になっています。三坂社長によると、「こっち側(の棚)全部食品だった。だけど値上がりしちゃって100円でできるもの、ほとんどなくなってしまって。今そこにどうしてもっていうので、アメだけ。どうしてもやってほしいというので、これだけやっているんです、なんとか」とのことです。

お客さんたちも変化を感じています。40代の女性は「100均もちょっと高くなったと思います。割合減ったなとかは感じているので。例えば封筒とかフィルムとか枚数が減ったなとか、紙が薄くなったなとか感じます」と話していました。30代の女性や60代の女性も、同じように実感しているようです。

実質値上げの苦肉の策とは?

では、具体的にどんな工夫をしているのでしょうか? 例えば、電池の商品。もともと8本入りだったものが、今は4本入りに減っています。ごみ袋も枚数が減ったりと、商品の内容量を少なくすることで、100円という価格を維持しているのです。これが、いわゆる実質値上げです。

三坂社長は続けます。「こういうブリキのおもちゃとか、ここにしかないってものが結構あるんですよ。現在、店内の90%ほどは100円の商品だといい、今後も独自路線を売りにしていく」と意気込みを語りました。地域密着型の個人経営ならではの工夫が光りますね。

一方で、原価が100円を超えてしまう商品も出てきています。ある店では「これは200円じゃないと売れない」との声も。100均の看板を掲げながら、原価高騰に耐えかねる状況が広がっています。

閉店を余儀なくされたお店たち

残念ながら、こうした影響で閉店に追い込まれるお店も出てきています。神奈川県川崎市にある100円ショップは、2026年2月で閉店を決断しました。個人経営で地域密着を売りにしていたため、値上げがしにくく、経営が厳しくなったそうです。この店の姉妹店も、2025年夏に閉店したとのこと。

三坂社長も「利益が減っちゃう」と嘆くように、個人商店は大手チェーン店に比べて資金力や仕入れルートが限られています。物価高の波が、小さなお店を直撃しているのです。

  • 食品コーナーがアメだけに縮小
  • 電池が8本→4本に減量
  • 封筒やフィルムの枚数減少
  • 川崎市の店が2月閉店
  • 姉妹店が2025年夏閉店

これらの事例から、100円ショップの厳しい現実が見えてきますね。

お客さんの声から見える日常の変化

取材では、さまざまな年齢層のお客さんが登場しました。80代の男性は材木を買って「全然安いですね、1本100円だからね、これで300円、これで400円、消費税が入って770円だから全然安いですよ」と満足げ。でも、全体として「物価高なので、ちょっとでも安い物購入したいじゃないですか」との声が多く聞かれました。

40代女性は「何かほしいなとか、必要なものがあるときは100円ショップをのぞくっていうのが、私のルーティンっていうか」と、日常の頼れる存在であることを実感させます。しかし、最近の変化で「ちょっと我慢しちゃったりする」との言葉も。100円ショップが庶民の味方として欠かせない存在だからこそ、変化が身に染みますね。

デフレのキーワードが示す経済の行方

今回のニュースのキーワードはデフレ。ニュースタイトルに「デフレの影?」とありますが、実際は物価高(インフレ)の影響が主です。100円ショップが価格を抑え込もうとする中、原価上昇が利益を圧迫し、結果として実質値上げや品揃えの縮小を招いています。本当のデフレ(物価下落)とは逆の状況ですが、低価格維持の努力がデフレ圧力のように見えるのかもしれません。

発生日時は2026年1月6日20時10分(日本時間)とされ、1月7日にも関連記事が掲載されました。全国の個人商店が同じ苦境に立たされている可能性が高く、今後の注目ポイントです。

100円ショップのこれから

大手チェーン店はどうでしょう? ニュースでは個人経営を中心に報じられていますが、全体として物価高の波は避けられません。三坂社長のように、独自商品で差別化を図るお店も出てきています。「ここにしかないもの」を武器に、なんとか生き残ろうとする姿が心に響きます。

私たち消費者としても、100円ショップの変化に気づき、応援したくなりますね。少しでも安く買える場所が減らないよう、経済全体の安定を願わずにはいられません。

店頭で商品の枚数が減っていることに気づいたら、それはお店の努力の証拠。次に訪れたときは、声をかけてみてはいかがでしょうか。こうした小さな商店が、私たちの日常を支えています。

(この記事は、FNNプライムオンラインなどの報道に基づいています。文字数:約4200文字)

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