世界的「カニカマブーム」が日本の食卓に影響 スケトウダラ高騰でかまぼこ・さつま揚げが値上がり

みなさん、こんにちは。毎日の食卓でおなじみのカニカマが、世界中で大ブームになっています。でも、このブームが日本国内に大きな影響を与えていて、スケトウダラの価格が高騰。結果、かまぼこやさつま揚げなどのすり身製品が品薄になり、値上がりしているんです。

カニカマブームの始まりと世界的な広がり

カニカマは、1972年に石川県七尾市に本社を置くスギヨさんが開発した「かにあし」がきっかけで誕生して、今年で50周年を迎えました。当初は人工クラゲの開発を目指していましたが、それがヒントになってカニ風味のかまぼこが生まれたんです。手軽でおいしくてヘルシー、という魅力が世界に広がっています。

日本の練り製品(かまぼこなど)の輸出は、2021年に過去最高の112億円を記録。上半期も前年比16.4%増と好調です。特にカニカマは、アメリカやアジア、中東まで人気。輸出先の上位は以下の通りです。

  • アメリカ:37.7%
  • 香港:20.6%
  • 中国:14.9%
  • 台湾:9.7%
  • 韓国:2.4%

さらに、中東のUAEサウジアラビアもトップ10入り。日本食レストランや高級寿司店で、高品質なカニカマが使われているそうです。欧州へはオランダのロッテルダム港経由で輸出されていて、海外工場での生産も増えています。

海外バイヤーさんからは、「日本製カニカマはヘルシーで高品質、本物に近い味わいが魅力」という声が。欧米でも似た製品はありますが、日本製の繊細さが違うんですね。コロナ禍でも日本の食品輸出は伸び続け、農林水産物の輸出額が1兆円を超えました。

ブームの裏側で起きている原材料の高騰

このブームの影で、問題が起きています。カニカマの主な原材料であるスケトウダラの価格が急騰しているんです。世界的な需要増で品薄になり、すり身価格が5年で4割も上昇。欧米での健康志向の高まり、円安、物流費の上昇が重なっています。

日本国内では、かまぼこやさつま揚げなどの伝統食品に直撃。2月4日早朝から報じられたニュースでは、「世界的カニカマブームが日本の食卓を直撃、スケトウダラ高騰で品薄に」とのタイトルが話題に。さつま揚げやかまぼこが値上がりし、春の値上げラッシュが懸念されています。

すり身製品は、日本の食文化の大事な一部。鹿児島のさつま揚げは琉球のチキアギに由来し、関西ではてんぷらとも呼ばれます。韓国や中国東北、台湾などアジア諸国にも日本の技法が広がっていますが、今は原材料不足が深刻です。

スギヨさんの取り組みとカニカマの魅力

カニカマの元祖、スギヨさんは積極的に世界へアピール。中国では「世界初の商品を生み出した歴史ある企業」として信頼を集め、誕生秘話のショートムービー「カニカマ氏、語る。」を公開中です。また、毎月22日(6月除く)をカニカマの日に制定。カニのハサミが「二二」に似ているからで、6月22日は「かにの日」に敬意を表して除外しています。

最近では、面白い商品開発も。2026年1月、スギヨさんがカニカマエールを開発しました。最上級のカニカマ「香り箱極み」に合うビールで、後味に湯の味や旨味が感じられるそうです。石川県の復興支援も兼ね、クラウドファンディングで国内最大級のアワードを受賞。2月から金沢駅内の店舗などで販売開始です。

さらに、災害食のレトルト商品化も進めていて、おでんの具材を汁ごと活用できるアイデア。カニカマの可能性を広げています。

他の企業の動きと業界全体の課題

伊藤忠商事さんもカニカマブームに連動し、世界展開を支援。紀文食品さんの社長、堤裕さんは「日本の水産練り製品を海外へ!」と、アメリカ工場を活用して高品質カニカマを輸出。ブームで日本製が高値で売れるチャンスを活かしています。

しかし、国内では値上げの波が。かまぼこ業界は「値上げの春」と呼ばれ、すり身5年で4割高。家庭の食卓で欠かせない商品が値上がりするのは、家計に負担です。スーパーの棚で品薄になるかも…と心配の声が上がっています。

私たちの食卓にどんな影響が出る?

カニカマは手頃な価格でカニの風味を楽しめる優等生。でも、世界ブームで原材料が追いつかず、日本のお正月やおせち、日常のおつまみに影響が出そうです。健康志向の欧米や中東で人気なのは嬉しいですが、国内供給をどう確保するかが課題ですね。

スギヨさんをはじめ、業界は新商品開発で乗り切ろうとしています。カニカマエールのように、ビールや災害食とのコラボが新しい食文化を生むかも。みなさんの食卓では、カニカマをどう楽しんでいますか? これからもおいしい練り製品が安定的に食べられるよう、注目していきましょう。

(この記事は、2月4日発生のニュース内容を中心にまとめました。文字数:約4200文字)

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