パズドラ人気クエスト「デーモン降臨」、安定周回が可能な攻略法まとめ

モバイル端末で人気のパズル&RPG『パズル&ドラゴンズ(パズドラ)』で、2025年9月17日午前8時(日本時間、現地は16時ごろ)から、限定ダンジョン「デーモン降臨」が開催されています。

この「デーモン降臨」は、全属性が必須となる高難易度ダンジョンで、アシスト進化は不可。さらに難易度「壊滅級」ではアシスト無効の条件も追加されるため、攻略には全色(5色)のモンスターを必ず揃える必要があります。初心者にはやや難しい内容ですが、経験者にとっては周回しやすいシーズンクエストともいわれています。

周回パーティを組むコツと攻略ポイント

  • 全体攻撃(つなげ消しリーダー)必須:ボスフロアでは、残った敵が味方をHP100%で1度だけ復活させるため、必ず2体同時に倒しましょう。全体攻撃が得意なリーダーや、常時全体攻撃スキルを活用するのが安定周回のポイントです。
  • 超根性同時発動時の覚醒無効とダメージ無効に注意:ボス戦では、左右同時に超根性が発動し、その際は覚醒無効やダメージ無効などの強力な行動をとります。単体の攻撃パターンと異なるため、パーティには耐久力やギミック回復スキルを入れる必要があります。
  • HP半減や覚醒無効も要対策:5Fのミリエラは先制で最大HPを半減、4Fの小鬼は先制で覚醒無効を使用します。4ターン以内に覚醒無効を回復できるモンスターや、HP回復・最大HP変更スキルを持たせておくのが安全です。特にパイモン、水着ラクシュミー、蜂楽廻などがおすすめされています。
  • 周回の必要性は低い?:デーモン降臨のドロップ希石は、パイロ、フロスト、タウロス、ハーピィ、ブラッドなど進化素材として使えますが、どれも現状のメタ環境ではほとんど活躍しないキャラクターが多いため、進化用の素材を大量に集める必要性は低いと各種攻略サイトでは指摘されています。クリア報酬の魔法石5個目当てに1回は挑戦し、必要になったら周回でも間に合う、というのが現実的な考え方です。
  • ダンジョン自体はそこまで難しくない:クリア履歴にアシストが表示されていても、アシストなしのスキルブースト+20のバッジがあれば十分クリアできる、との声もあります。各階層の立ち回りも攻略サイトでまとめられており、慣れれば安定周回が可能です。

初心者向けアドバイス

もしまだ攻略が難しい場合は、先制ギミックや行動パターンをしっかり確認し、覚醒無効回復や全体攻撃など、必須スキルを持ったモンスターをパーティに加えて挑戦してみてください。まずは1クリア目指し、報酬の魔法石をゲットしましょう。

経験値やコインも比較的たくさんもらえるダンジョンなので、ランク上げやコイン集めにも有効です。周回は必須ではありませんが、余裕があればお試しください。

ガンホーに株主アクティビストが強硬姿勢、森下一喜社長の解任を要求

パズドラを運営するガンホー・オンライン・エンターテインメントは、2025年2Q(7-9月期)の決算で前年同期比マイナス59%の営業利益減、という厳しい数字を公表しました。この成績を踏まえ、元村上ファンドの幹部を中心とした株主アクティビストグループが、森下一喜社長の解任を要求する強硬姿勢を取っています。

株主からの要望にガンホーが真摯に応じる姿勢を見せている一方で、森下社長の進退や今後の経営方針をめぐり、臨時株主総会での議論も予想されています。経営権を巡る攻防が今後どう展開するかが、投資家やゲーム業界から注視されています。

このアクティビストが突きつけたのは、「パズドラ頼みの経営からの脱却」を求める内容。ガンホーはパズドラに依存した収益構造からの転換が長年の課題でしたが、未だに主要な収益源がパズドラであることは変わりません。新規IP開発や他作品のライブサービス強化が急務ですが、目立った成功例がないことも、アクティビストの要求を過熱させている背景と見られます。

ガンホー決算概要

  • 2Q営業利益は59%減:前年同期比マイナス59%と大幅減益。
  • 主要キャッシュカーの「パズドラ」の収益減退:パズドラの収益は年々ゆるやかに減少。2010年代ほどの爆発的な売上は望めず、新規ユーザーの取り込みや既存ユーザーの維持が長年の課題です。
  • 今後の方針として臨時株主総会開催へ:森下社長の進退を含む経営の行方を、株主総会での議論に委ねる方針。

現在のガンホーの経営陣は、パズドラの長期的な運営と収益確保だけでなく、新規タイトルの投入やM&Aなどによる収益源多角化に全力を挙げているものの、厳しい競争環境のなかで結果に結びついていないのが現状です。

業界で注目されるガンホーとパズドラの今後

パズドラは日本国内のみならず全世界で人気を誇り、初代スマートフォン向け定額型ソーシャルゲームの先駆けとして名を馳せました。しかし、新しいモバイルゲーム市場の激変や、課金形態・競合タイトルの登場などで、収益環境は大きく変化しています。

パズドラの現状と課題

パズドラは、長年にわたるキャラクター育成やイベント開催、コラボ企画などで一定のユーザーを維持してきました。しかし、新規ユーザーの流入は減少傾向で、既存ユーザーを惹きつけるための工夫がさらに求められています。

また、ガンホー自身が公式に発表しているように、パズドラによる収益構造を新しいタイトルやサービスで補完・置き換えることは簡単ではありません。AIやブロックチェーン、メタバースなど最新技術を活用した新規事業にも手を伸ばしていますが、短期間で成果を出すことは難しいでしょう。

ゲーム業界全体の変化とガンホーの進む道

ゲーム業界では、他社でも主力タイトルへの依存からの脱却が課題となっており、多角化やM&A、グローバル展開、新規IP開発などさまざまな挑戦が続いています。

ガンホーにとっても、パズドラがこれからも「守るべきIP」であることに変わりありませんが、収益源の拡大や新規事業に取り組む姿勢が、今後の成長のカギとなります。

株主アクティビストからの圧力を受けながら、森下社長を中心とした経営陣がどう舵を切るのか。パズドラのイベント開催状況や、今後の新作発表などにも注目が集まりそうです。

まとめ――パズドラとガンホーの今後を見据える

パズドラの最新イベント「デーモン降臨」では、難易度やギミックの特徴をしっかり把握すれば、安定周回も十分可能な内容です。ゲームを楽しみつつ、ランクや素材集めにも活用してみてください。

一方でパズドラの運営元であるガンホーは、主力タイトルの収益減退を受け、経営体制や会社の成長戦略そのものが大きな岐路に立たされています。今後の臨時株主総会や新作発表、さらには新規事業の進展が、ゲーム業界だけでなく、投資家やファンからも注目されることになりそうです。

参考元