サンディスク株が年明け大幅高、キオクシアなど関連銘柄も急反発

米国株式市場で明確な材料なしも16%近い急騰

2026年の取引が本格化した1月2日(米国時間)、NAND型フラッシュメモリー大手のサンディスク(SNDK)が前年末比で16%近い急上昇を見せました。具体的には、同日の終値が275.24ドルに達し、前日の237.38ドルから大きく値を上げています。この急騰劇は、特に明確な材料がないなかでの値上がりとなり、市場関係者の注目を集めています。

関連銘柄への波及効果

サンディスクの急騰は、日本の同業他社にも波及効果をもたらしました。NAND型フラッシュメモリー事業を手掛けるキオクシアホールディングス(東証上場、コード:285A)も、1月5日(月)の日本株式市場で「マドを開けて急反発」する動きを見せています。サンディスクと同じメモリー関連企業として、投資家の関心が高まったものと考えられます。

米国での大型株の値上がりは、グローバルに展開する日本企業にも買い需要を呼び込む傾向があります。今回のサンディスク株の急騰も、関連業界全体への「投資マネー誘引」となり、キオクシアなど日本の競争企業にも好材料として機能しているようです。

サンディスク株価の詳しい推移

年明けの1月2日以降の値動きを詳しく見ると、サンディスク株は強気の買いが入り続けています。前場の高値は284.76ドル(2025年11月12日の52週高値)に接近する勢いを見せており、直近の取引では283ドル台での推移となっています。

過去1年間を通じたパフォーマンスを見ると、サンディスク株は驚異的な上昇率を記録しており、過去1年間で685.05%の上昇を達成しています。また先週比では6.03%、この1ヶ月では39.93%の上昇となるなど、好調な値動きが続いています。

テクニカル分析での「買われ過ぎ」シグナル

テクニカル分析の観点からは、サンディスク株に過熱の兆候が見られ始めています。RSI(相対力指数)が78.678に達しており、これは一般的に「買われ過ぎ」と判断される水準です。また、日次分析では強い買いの位置にあることが示されています。こうした指標は、今後の調整局面の可能性を示唆するものとして、投資家から注目されています。

日本株市場への影響と今週の注目点

今週の日本株式市場では、キオクシアの動きが注目株の筆頭として挙げられています。米国でのメモリー関連株の買い気運が日本市場に流れ込む形となっており、セクター全体の相場を支える要因となっています。

一方、日経平均株価は米国株の動きを受けて反発の動きを見せています。今週は米国の雇用統計なども控えており、マクロ的な経済指標の発表が相場全体に大きな影響を与える可能性があります。投資家は、こうした国内外の材料を総合的に判断しながら投資判断を進めることになるでしょう。

メモリー産業の構造と投資トレンド

NAND型フラッシュメモリーは、スマートフォンやデータセンター、自動運転車など、現代のデジタル社会を支える重要な部品です。サンディスクとキオクシアは、この市場で競争関係にありながらも、業界全体の成長の恩恵を受ける立場にあります。

今回のサンディスク株の急騰は、メモリー関連セクターへの投資家の期待の高さを示す出来事と言えます。AI技術の発展やデータセンター投資の増加により、高性能メモリーへの需要が世界的に高まっていることが、買い需要の底流にあると考えられます。

投資家が注視すべきポイント

サンディスク株の急上昇は、市場全体の強気ムードを象徴する動きとなっています。しかし、短期間での大幅な値上がりは、その後の調整局面のリスクも含み持っています。投資家は、テクニカル指標の警告信号とファンダメンタルズの強さのバランスを取りながら、投資判断を進めることが求められます。

日本株投資家にとっても、キオクシアなどの関連銘柄の動きは引き続き注視する必要があります。国際的な株価連動性が高まるなか、米国市場の動きがいかに日本の関連企業の株価に波及するかは、今後の相場展開を読む上で重要な要素となるでしょう。

参考元