リコー「GR IV」リーク情報まとめ ― レンズ刷新・53GB内蔵ストレージの衝撃【2025年8月】
はじめに
リコーの高級コンパクトデジタルカメラ「GR IV(ジーアール フォー)」に関する、興味深いリーク情報が国内外のメディアやユーザーから次々に報じられています。
今回のGR IVは、カメラ業界に新たなインパクトをもたらすと言われており、特に「レンズの刷新」や「53GBの内蔵ストレージ」など、既存モデルから大きく進化している点が注目を集めています。
本記事では、リークや公式発表、各メディア報道をもとに、GR IVの主要スペックや特徴・前モデルGR IIIからの「進化のポイント」、カメラユーザーにとってのインパクトなどについて、わかりやすく解説します。
リコー GR IVの主な注目ポイント
- 新設計の18.3mm F2.8(35mm判換算 28mm)レンズ
- APS-Cサイズ・約2574万画素の新型BSI CMOSセンサー
- 業界初の内蔵ストレージ53GB搭載
- 5軸手ぶれ補正(最大6段分)
- 「GR ENGINE 7」新画像処理エンジン
- AF性能向上と起動時間短縮
- 起動時間0.6秒、最大連写12コマ/秒
- 4K 30p動画対応
発売時期と予想価格
リコー公式発表やリークによると、発売時期は2025年秋が予定されています。
価格は未定ですが、各所の予想では「税込14万円前後」が有力とされています。
刷新されたGR IVの“進化”を徹底解説
1. 新設計レンズがもたらす画質進化
今回最大のトピックは何と言ってもレンズ構造の刷新です。
これまで4群6枚構成だったものから、5群7枚構成(非球面レンズ3枚含む)へアップデート。これにより、画面中央から周辺部まで高いシャープネスと、低収差の実現を目指しています。
- 高屈折率・低分散ガラス、およびガラスモールド非球面レンズを適所に配置
- レンズユニット自体の「薄型化」と「軽量化」を達成
- レンズ沈胴機構が進化し、0.6秒の超高速起動を実現
- NDフィルターも2段分内蔵(晴天下の開放撮影に有効)
この構造見直しにより、透明感のある描写とともに、持ち歩きやすさがさらに高まっています。
2. 画質・連写性能を押し上げる新型センサー&エンジン
搭載センサーは、最新のAPS-C BSI CMOS(裏面照射型、約2574万画素)に刷新。従来よりも高感度領域の画質やダイナミックレンジ、色ノイズ抑制能力の進化が見込まれます。
- ISO感度はISO 100~204,800と大幅拡張
- 14bit RAW記録にも対応し、プロフェッショナルな作品づくりへの自由度も向上
- 「GR ENGINE 7」が画像エンジンとして採用され、さらなる解像感・色再現の進化をサポート
- 最大解像度も「6000×4000→6192×4128ピクセル」とスペックアップ
3. 強力な5軸手ぶれ補正と高機能化
GRシリーズ念願だった、本格的な5軸手ぶれ補正をGR IVは搭載。補正効果は最大6段分(※CIPA規格)とアナウンスされています。
- 撮像素子シフト方式による正確な補正で、手持ち夜景やスナップでも高画質が期待できる
- 自動水平補正機能も搭載し、構図調整の負担を軽減
- SRユニットによるローパスセレクターで、シーンによる解像orモアレ低減が選択可能
4. 53GBの内蔵ストレージ ― “持って出かける”の安心感
最大のサプライズは大容量53GBの内蔵ストレージです。
これにより、SDカードを忘れても大量の撮影が可能となり、「持ち歩いてすぐ撮れる」スナップシューターの真髄をさらに追求した仕様となっています。
- SDカードスロットとダブル記録に対応(バックアップ運用も安心)
- 内蔵ストレージ活用でスマホやPCへの転送もスムーズ
5. AF・起動・インターフェースも進化
GR IVは、撮影機会を逃さないための超高速起動:0.6秒や、最新アルゴリズムによるオートフォーカス速度の向上なども実現しています。
- AF追従性・精度の向上
- 露出補正がボタン式に、操作性が直感的に進化
- LCDモニターは「自動明るさ調整」機能付き
- 新開発バッテリーDB-120(1800mAh)搭載
6. 撮影表現の拡大 ― シネマ調色/粒状感のカスタム
さらに、「イメージコントロール・シネマ」モード搭載で、往年のフィルムライクな色調や質感の再現も可能に。粒状感(ノイズ表現)の強さやサイズを細かく調整でき、表現の幅広さも大きな魅力です。
前モデルGR IIIとの主な違い・比較ポイント
項目 | GR IV | GR III |
---|---|---|
レンズ構成 | 18.3mm F2.8(5群7枚、非球面3枚) | 18.3mm F2.8(4群6枚、非球面2枚) |
イメージセンサー | APS-C BSI CMOS、2574万画素 | APS-C CMOS、2424万画素 |
手ブレ補正 | 5軸・6段分 | 3軸・4段分 |
内蔵ストレージ | 53GB | 非搭載 |
動画 | 4K 30p | フルHD 60p |
AF・起動 | 高速起動0.6秒/AF速度向上 | 起動1.0秒前後/AF標準 |
バッテリー容量 | 1800mAh | 1350mAh |
重量 | 約275g | 約257g |
GR IVはどんな人におすすめ?
- 最大の緻密さと繊細な描写でスナップを追求したい方
- コンパクトかつ――振動・手ぶれに強いカメラを持ち歩きたい方
- 多彩な表現をスマートに楽しみたい写真ファン全般
- 出先で大量撮影したい・撮影データをすぐPC・スマホで管理したい方
予約・購入戦略と今後の展望
GRシリーズでは「発売約90日前から予約開始」となる例が多く、早期入手を狙う方はこまめな情報チェックが重要です。
また、GR IIIは2025年7月に生産終了予定のため、既存ファンの買い替え需要も高まることが予想されます。
まとめ ― リコーGR IVがもたらす“新しいスナップの自由”
リコーGR IVは、スマートかつパワフルな撮影体験を求める全てのカメラファンに向けて、“唯一無二のカメラ”として登場します。
レンズ・センサー・補正・ストレージなど、GRシリーズ伝統と革新が見事に融合した次世代モデル――。
この秋、街角のスナップシューターたちにどんな風景が切り取られてゆくのか、今から楽しみです。