Polimillが内閣府主催「マッチングピッチ2025」に登壇決定──行政とスタートアップの共創を加速

2025年11月25日、東京・丸の内のTokyo Innovation Baseを主会場とし、内閣府主催「マッチングピッチ2025」が開催されます。
本イベントは、全国の自治体・省庁が抱える多様な行政課題に対して、スタートアップが革新的な技術やサービスで具体的な解決策を提案する「行政×スタートアップ」の共創イベントです。Polimill株式会社は、本イベントのトークセッションおよびスタートアップピッチ両部門への登壇企業として選出され、いま業界や行政関係者、スタートアップコミュニティから熱い注目を集めています

「マッチングピッチ2025」とは――行政課題に挑む新たな共創の舞台

「マッチングピッチ」は、国・地方公共団体の担当者、スタートアップ企業を主な対象に、毎年内閣府が主催する社会・行政課題の解決促進イベントです。
2023年度から始まり、今年で3回目の開催となります。
イベントの主目的は、次の3点に集約されます。

  • 行政とスタートアップの連携による社会課題解決
  • 行政サービスの向上
  • 行政の業務効率化

参加費は無料、現地会場を中心に一部オンライン配信も実施されます。続く説明で詳述しますが、行政側が現場の課題を提示する「リバースピッチ」と、スタートアップが自社の技術やノウハウをプレゼンする「ソリューションピッチ」を主軸とし、課題解決者とニーズの橋渡しを目指しています。

Polimillの両部門登壇が示す意義

Polimillは今回、トークセッションとスタートアップピッチ両方に選出された数少ない企業の1つです。このことは、自治体や行政機関が現場レベルで直面している課題への理解、解決へ向けたアプローチ、共創をリードする実績や新規性が評価された証といえるでしょう。
特に、Polimillが示す「共創」に関する知見──現場の課題抽出から政策形成支援まで一連のプロセスにおける新しい協働モデルや成功事例紹介──が注目されています。今後の公共分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進にも大きな影響が期待されます。

イベントプログラムと登壇内容

  • 開催日時:2025年11月25日(火) 10:00~17:00
  • 会場:Tokyo Innovation Base(東京都千代田区丸の内)およびオンライン
  • 参加費:無料
  • 主催:内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局

メインステージでは、以下のプログラムが予定されています。

  • オープニング
  • トークセッション①「行政機関による生成AIの利活用」

    行政現場でのAI活用、今後の可能性と課題について行政機関と有識者が意見を交わします。
  • スタートアップによるピッチ登壇(午前・午後数回)

    社会・行政課題を解決する新技術・新サービスを持つスタートアップが、課題を抱える行政機関の担当者に向けてピッチ(短時間プレゼン)を実施。
  • トークセッション②「官民連携の最前線」

    スタートアップと行政機関による協働・競争力強化の新しい地平について議論。
  • ネットワーキング&クロージング

    ピッチやセッション後には登壇者や参加者同士の交流時間も設けられ、オンライン・現地双方から新たな連携の機会が生まれます。
  • 分野別サブセッション(環境・エネルギー、農林水産など)

    業界ごとの課題や先進事例について議論が行われます。

Polimillがピッチで紹介予定の主要サービス

今回Polimillは、行政課題の現場ニーズに即した次の2つの主要サービスを中心にプレゼンします。

  1. 課題可視化支援プラットフォーム

    全国自治体が抱える個別課題を共有・体系化し、新たな政策形成やプロジェクト設計を効率的にサポートするクラウド型サービス。
  2. 住民参画型政策提案サポートツール

    住民・行政・専門家が双方向で意見交換できる仕組みを通じて、地域に即した細やかな政策立案・改善を後押し。

Polimill登壇のトークセッション内容

トークセッションでは、Polimillが過去取り組んだ地区との共創事例や、スタートアップならではのスピード感と現場把握力を活かした行政課題の可視化・解決モデルを、行政担当者・有識者らとともにわかりやすく発信する予定です。
特に、次の点が注目されています。

  • 行政現場のリアルな課題抽出手法
  • 短期間でのプロトタイプ開発とフィードバックを通じた解決アプローチ
  • 課題から政策形成、自治体全体への普及展開モデル

ネットワーキングとブース出展──現地・オンラインで広がる交流

イベントの特徴のひとつが、ネットワーキング(交流)の充実と、約40社以上にのぼるスタートアップ・行政機関によるブース出展です。

  • セッション・ピッチ終了後に現地参加者どうし交流する時間を確保。
  • オンライン参加者も関心ある登壇企業や行政機関に直接コンタクト可能。
  • 会場内各ブースで、ピッチ登壇企業・行政機関とじっくり情報交換ができる。

こうした仕組みにより、単なるプレゼン大会ではなく、現場レベルの協業・情報共有→実装への流れが意識された設計となっています。

社会的意義──なぜ今「行政×スタートアップ」なのか

少子高齢化・人口減少・地方創生・行政のデジタル化など、日本社会はこれまで以上に複雑かつ多様な課題に直面しています。一方、スタートアップ企業には「スピード」「柔軟性」「現場密着型の開発力」や、国内外の民間ノウハウに基づく新たな解法が期待されています。

マッチングピッチをはじめとする行政とスタートアップの連携強化は、次のような意義を持ちます。

  • 行政課題の「自分ごと化」──現場での実感、具体的な声に基づく解決案の提示
  • 異業種・異分野との新たな協働ネットワークの醸成
  • 政策立案から実装・フィードバックまで、一連のイノベーション・サイクルの加速

Polimillのような先進的スタートアップの積極参画は、この新たな潮流のシンボルとも言えるでしょう。

期待される今後の展開

今回のイベントで紹介される多様な取り組みや連携モデルは、今後全国各地への波及——地方自治体の事務効率化や、住民の暮らしに密着したサービスの改革——につながると考えられます。
現場で蓄積された知見が横展開されることで、政策形成など行政のあり方自体が大きく変わる可能性も示されています。
今後、Polimillをはじめとしたスタートアップと行政機関の本格協働が、社会課題解決と公共サービス向上のカギとなることが大いに期待されています。

参考元