PayPay、韓国でのサービス開始:現地でもキャッシュレス生活を実現

ついに海外進出!韓国でも使えるようになったPayPay

2025年9月30日、PayPayは遂に日本国外でのサービス提供を開始しました。その第1号となる国は、旅行やビジネスで日本からの訪問者が非常に多い韓国です。今回の海外展開により、現地通貨への両替不要でキャッシュレス決済ができる新たな利便性が、多くの日本人観光客から注目を集めています

導入の背景とユーザーの声

PayPay金融戦略部の担当者によれば、PayPayのユーザー数は既に7,000万人を突破しています。この膨大なユーザーベースに対して、韓国への渡航経験があるユーザーの9割以上が「韓国でもPayPayを使いたい」と答えたことが、今回のサービス開始の大きな後押しとなりました。観光やビジネスなど、さまざまなニーズに応え、韓国の街角で早速PayPayを利用する日本人観光客の姿が報道されています

  • 明洞(ミョンドン)のコスメショップなど人気観光地の店舗で、バーコードでの簡単決済を利用する日本人観光客が「両替せずに済んだ」「現金の計算をしなくていいから助かる」と口をそろえます。
  • 特に韓国の紙幣や硬貨に不慣れな観光客からは、ウォン表記の金額がアプリですぐに分かる利便性が高く評価されています。
  • チャージ残高の不足や現金が足りない場合でも、「PayPayのチャージ機能」がそのまま使えるため、安心して旅ができるという声も多く聞かれます

韓国で利用できる店舗とシステムのしくみ

PayPayが連携する海外加盟店網は非常に広く、今回の韓国進出では「Alipay+」「Zero Pay」加盟の200万店舗以上が対応します。空港、コンビニ、カフェや飲食店はもちろん、化粧品やファッションなど、現地の日常生活に溶け込むショップでPayPayマークを探すことができます

  • アプリは日本国内利用時と同じ画面設計のため、外国語が苦手な方でも直感的に操作が可能です。
  • 決済時には、日本円と同時に韓国ウォンでの表示がなされるので、為替計算や金額確認の不安から解放されます
  • 支払い方法はQRコードを提示し、店舗側がリーダーで読み取る日本式と、店舗のコードをユーザーが読み込む韓国式の双方に対応しています(店舗により異なる)。

PayPayの「海外支払いモード」とは?

新たに導入された「海外支払いモード」には、安全性と利便性を両立させるための工夫が詰まっています

  • 利用にはeKYC(電子本人確認)が必須です。日本国内で事前に本人確認を済ませてから出国する必要があります。韓国滞在中や海外からの本人確認手続きはセキュリティ上できません
  • 支払いで獲得できるPayPayポイント付与率は国内と同水準(0.5〜2.0%)で、渡航先でも日本と同じようにポイントを貯められます
  • ユーザーの個人情報は海外サーバーに渡らず日本国内で管理されるなど、セキュリティにも万全を期しています

体験者の具体的なコメント

  • 「韓国の紙幣や硬貨が分からなくて不安でしたが、PayPayなら日本と同じ感覚で支払いできました。(20代女性)」
  • 「明洞の化粧品ショップでPayPay 音がして思わず親しみを感じた。ウォン表記も分かりやすいし、両替の手間がなくて本当に助かりました。(60代女性)」
  • 「現金が足りないときも日本でチャージできるから安心。使い方が普段と同じで戸惑わなかった。(50代男性)」

なぜ韓国から?アジアでの展開狙いと今後の展望

韓国は日本からの観光客も多く、キャッシュレス社会も進展しているため、PayPayがグローバル展開する際の第一歩として最適なマーケットと位置づけられていました。担当者は「今後さらに他国でもPayPayを使えるように検討していく」と語っています

  • 今後は他のアジア諸国や世界各地への展開の可能性も示唆されており、日本のキャッシュレス技術の拡大が期待されています。
  • 韓国での成功事例をもとに、現地ニーズやセキュリティ要求を反映し、マルチリンガル化や新サービス開発も進められる可能性があります。

利用開始の方法まとめと注意事項

  1. 日本国内でPayPay本人確認(eKYC)を完了し、アップデート済みのPayPayアプリを準備します。海外からの本人確認は不可のため注意してください
  2. 渡航先の対応店舗(Alipay+やZero Payマークのある店舗)で「PayPayで支払う」と伝え、QRコード決済を行います
  3. チャージ残高は国内同様に管理できます。クレジットカード連携やポイント付与についても日本国内のルールが適用されます。
  4. 為替はリアルタイムレートで反映されるため、アプリ上で常に現地通貨の支払額が明確に確認できます
  5. 万が一のトラブルや分からないことがあれば、日本語対応のカスタマーサポートがサポート。

旅行・ビジネスの安心と快適に貢献

PayPayの韓国対応は、コロナ禍以降の国境越えの移動活発化とも重なり、多くの日本人に利便性と小さな安心を提供しています。「現金の両替不要」「レート確認が簡単」「ポイントも貯まる」――こうした実利的なメリットと共に、日本と同じ決済環境で旅やビジネス滞在が一層快適になります。

今後に期待されること

今回の韓国でのPayPayサービス開始は、日本発のキャッシュレスサービスがアジアの消費・観光・ビジネスの新たなスタンダードとなる可能性を示しています。今後、さらなる利用国拡大・新サービス追加など、利用者の声と現地事情に合わせた進化が求められています。出国前の準備や制度案内など、利用者サポート強化にも引き続き注目が集まります。

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