Paramount+、2026年3月31日に日本でのサービス終了決定。権利元の都合で約2年4ヶ月での撤退
米パラマウントグループが運営するストリーミングサービス「Paramount+」が、2026年3月31日をもって日本国内でのサービス提供を終了することが明らかになりました。2023年12月1日の日本サービス開始から、わずか2年4ヶ月での撤退となります。
複数のプラットフォームで一斉終了へ
Paramount+は日本ではNetflixやDisney+のような独立したプラットフォームを持たず、複数のサービスを通じて提供されていました。具体的には、J:COM STREAM、WOWOWオンデマンド、Amazon Prime Video、Leminoチャンネルの4つのプラットフォームでの配信を行っていました。
このうち、J:COM STREAMとWOWOWオンデマンドではParamount+を追加料金なしで利用できましたが、Prime VideoとLeminoチャンネルでは月額770円(税込)の追加料金が必要でした。
今回の発表により、これら提供事業4社すべてが一斉にサービス提供の終了を伝えることになります。
終了理由は「権利元の都合」
サービス終了の理由について、J:COM STREAMは「権利元の都合」によるものと説明しています。具体的な詳細については明かされていませんが、この発表により映像コンテンツの配信権に関する複雑な事情が浮かび上がります。
一方、J:COM STREAMは前向きなコメントも発表し、「4月以降もパラマウント作品を引き続きお楽しみいただけるよう、協議を進めております」と述べています。つまり、Paramount+というサービスは終了しますが、パラマウント・ピクチャーズの作品そのものは別の形で提供される可能性があるということです。
配信予定だったコンテンツが影響を受ける
今月から来月にかけて、複数の独占コンテンツの配信が予定されていましたが、これらは31日をもって配信終了となります。
具体的な予定としては、以下のような配信が予定されていました:
- 3月17日:「パウ・パトロール」シーズン6・第276話
- 3月21日:「スタートレック:スターフリート・アカデミー」シーズン1・第10話(最終話)
- 3月24日:「パウ・パトロール」シーズン6・第277話と「フレンドシップ」
これらのコンテンツはParamount+の独占配信作品のため、サービス終了に伴い視聴できなくなります。特に「スタートレック」シリーズは、国内における重要なプラットフォームとしてParamount+を活用していただけに、今後のコンテンツ展開が注目されます。
提供終了後の対応について
すでにParamount+を契約しているユーザーにとって、最も重要な情報は自動的に契約がどのように扱われるかということです。
Prime Videoの場合は、月額770円のParamount+チャンネル登録が3月31日で自動的に終了します。支払いサイクルによって3月31日以降に残日数がある場合は、使用している支払方法に残存日数に比例した金額が返金される予定です。ユーザーが自身で解約手続きを行う必要はありません。
Leminoチャンネルの場合も同様に、3月31日で契約が終了し、月額課金は2026年3月分をもって終了となります。ユーザー自身での解約手続きは不要で、2026年4月以降の料金は発生しません。
ただし、提供終了に先駆けて、3月1日以降はParamount+の新規申し込み受付は終了します。つまり、今月中に新規登録を希望するユーザーは早めに申し込む必要があります。
失われるコンテンツの価値
Paramount+では、数多くの魅力的なコンテンツが配信されていました。映画作品としては、『ミッション:インポッシブル』『トップガン』『トランスフォーマー』シリーズなどのパラマウント・ピクチャーズの大作が揃っていました。
ドラマに関しては、シルヴェスター・スタローン主演の『タルサ・キング』やジェレミー・レナー主演の『メイヤー・オブ・キングスタウン』などのオリジナル作品が人気を集めていました。また、『スター・トレック』シリーズは国内における重要なプラットフォームとなっており、最新作『スター・トレック:セクション31』の配信も予定されていました。
ユーザーへのアドバイス
Paramount+の利用者にとって、今後の対応としては以下の点が重要です:
- 3月31日までに見たい作品を確認し、視聴を完了させること
- 特に新シーズンの完結編など、プラットフォーム終了と同時に配信が終了する作品に注意すること
- 返金対象となる場合は、自動返金の手続きを確認すること
- パラマウント作品は別の方法で提供される可能性があるため、今後のアナウンスに注目すること
業界への影響
このParamount+の撤退は、ストリーミング業界における配信権の複雑性を示す事例となります。複数のプラットフォームを通じた配信モデルは、視聴者にとっては利便性があったものの、権利元との調整が難しいことが今回の事例で明らかになりました。
今後、パラマウント作品がどのプラットフォームで展開されるのか、そして日本の視聴者がこれらのコンテンツにいかにアクセスできるようになるのかは、業界全体にとって重要なポイントとなるでしょう。
まとめ
Paramount+の日本でのサービス終了は、多くのユーザーにとって残念なニュースですが、サービス提供企業は前向きな姿勢を示しています。3月末までの限られた期間内に、見たい作品を楽しむことをお勧めします。また、4月以降のパラマウント作品の展開については、今後の公式アナウンスをお待ちください。




