NTT東日本「webEAST」が社内報アワード2025でシルバー賞受賞 - 社内コミュニケーションの新たな輝き
NTT東日本グループのインターナルコミュニケーションサイト「webEAST」が、2025年10月に開催された「社内報アワード2025」Web/アプリ社内報部門・媒体全体部門においてシルバー賞を受賞しました。この受賞は、NTT東日本における情報共有や社員同士の結びつきを強化する取り組みが高く評価された証と言えます。
本記事では、同賞の概要や受賞理由、さらにそれが示す昨今の企業内コミュニケーションの潮流について詳しくご紹介します。
社内報アワードとは
社内報アワードは、インターナルコミュニケーション専門会社ウィズワークス株式会社が主催し、2002年から続く国内最大級の社内報コンテンツコンテストです。
全国の企業が参加し、企画力、編集力、デザイン力、影響力など多面的な視点で
社内報や社内向けのWebメディアを審査。審査員は国内の社内報の専門家・実務家たちが務めており、企業内コミュニケーションの現場をリードする存在です。
受賞は毎年、社内報制作やコミュニケーション活動への客観的な評価とモチベーション向上につながっています。
NTT東日本「webEAST」受賞の背景
NTT東日本の「webEAST」は、従業員間で多様な情報を共有し、経営層のメッセージや各種事業紹介、現場社員の声などを発信するインターナルコミュニケーションサイトです。
今回のシルバー賞は「媒体全体」に与えられたもので、情報発信の網羅性や定期的なコンテンツ更新、明確なメッセージの伝達、エンゲージメントの高さなどが総合的に評価されました。また、クロスコ株式会社が制作したコンテンツが個別企画部門でもシルバー賞、ブロンズ賞を同時受賞し、制作体制や運用面での質の高さも注目されました。
- 年頭挨拶やグループの方針発信:経営層からの発信は社員の意識統一と帰属意識の向上に寄与
- 現場紹介や社員インタビュー:多様な業務現場を可視化し、部門横断の理解促進
- 組織を貫くデジタルデザイン:直感的なナビゲーションと視認性の高いレイアウトで使いやすさを実現
- 双方向性・参加型コンテンツ:アンケートや投稿コーナー、社員投票等を通じた対話の場を提供
専門家や審査員が評価した主なポイント
- 企画・編集力:経営・組織のメッセージをわかりやすく組み立て、多様な社員参加型企画を盛り込んでいること
- デザイン力:社内全体で「使いやすい・見やすい」と評価される直感的レイアウト
- コミュニケーション効果:「webEAST」を通じて社員のグループ方針への理解、エンゲージメント向上、部門を超えた情報共有の活性化に結びついていること
- 技術的基盤:デジタル技術や動画、アンケートツールなど多様な表現・交流手段の導入
同時期受賞企業の動向と社内コミュニケーションの潮流
今回の「社内報アワード2025」では、NTT東日本以外にも多くの企業が各賞を受賞しました。特に、SUBARUの社内報『SUBAROOM』が多部門で受賞、三井化学は動画社内報部門で2年連続ブロンズ賞を獲得するなど、社内コミュニケーションの多様化と進化がうかがえます。
- SUBARU『SUBAROOM』:紙・Web双方の媒体で現場のリアルな声や多様性を重視した構成。社員一人ひとりの物語を掘り下げるなど共感を生みやすい内容。
- 三井化学:動画コンテンツを積極活用し、多忙な現場社員にもアクセスしやすい伝達手段を確立。グローバル拠点をつなぐ役割も担い、新時代の社内報の姿を模索中。
このように、紙とWeb、アプリ、映像を組み合わせた「ハイブリッド型」の社内報や、現場参加型企画、トップメッセージの多言語展開など、企業ごとに工夫を凝らした取り組みが進んでいます。
社会全体の働き方や価値観が多様化する中で、社内コミュニケーションのあり方も「一方通行」から「双方向性・多彩性」へと着実に進化しています。
NTT東日本「webEAST」が果たす今後の役割
NTT東日本は、人々の生活や社会インフラを支える企業として一体感と迅速な情報伝達が求められます。その中で「webEAST」は今後も、経営ビジョンと現場の声をつなぐ「ハブ」としての役割が期待されています。
- デジタルコンテンツのさらなる充実
- リアルタイムな現場事例紹介や業務ノウハウのシェア
- 多様な社内メンバーの相互理解促進
- 柔軟な働き方への迅速な情報支援
現場からの生きた声や新たな気づきをスピーディに集約・発信することで、現代のダイナミックな事業環境にも柔軟に対応してゆくことが、「webEAST」の使命といえるでしょう。
みんなが参加するオープンな「場」として
企業の成長や変革は、現場で日々働く人々の共感と連携によって支えられます。そのためには、「情報が届く」だけでなく「共に考え、発信し合う」文化が大切です。
今回の受賞をきっかけに、ますます社員一人ひとりのものとなるオープンな社内コミュニケーション「webEAST」に注目が集まっています。
その他受賞企業から見る今後の社内報の展望
テクノロジーの進化や働き方の多様化が進む中、社内コミュニケーションは「伝える」から「つながる」へ。これからも各企業は最新のデジタル技術やクリエイティブな発想を活かし、社員の「共感」を生み出す場づくりに力を入れていくでしょう。
NTT東日本「webEAST」のような先進的な取り組みに続き、社内報アワード各賞受賞企業がこれからどんな進化を遂げていくのか、今後も目が離せません。