ノースサンド、東証グロース市場に11月21日新規上場

2025年10月21日、上場を控えた株式会社ノースサンド(証券コード:446A)に関する最新情報が、各金融メディアや証券会社で一斉に報じられました。本日の「新規公開(IPO)」情報として話題を集めているノースサンドは、IT・ビジネス分野の総合コンサルティングサービスを提供する企業です。ここでは、ノースサンドのIPO(新規株式公開)スケジュールや事業内容、市場の注目点について、わかりやすくご紹介します。

ノースサンド上場までのスケジュール

ノースサンドは、2025年11月21日に東京証券取引所グロース市場へ新規上場する予定です。これに先立ち、さまざまな手続きが進められています。

  • 有価証券届出書提出・新株式発行及び株式売出決議:2025年10月21日
  • 仮条件提示日:11月5日(水)
  • ブックビルディング(需要申告)期間:11月6日(木)0時から11月12日(水)11時まで
  • 募集・売出価格確定:11月13日(木)
  • 抽選日:11月13日(木)
  • 募集・売出期間:11月14日(金)0時から11月19日(水)11時まで
  • 払込期日:11月20日(木)
  • 上場日:11月21日(金)

なお、上場に際しての申込数単位は100株となります。

IPOの募集内容と資金調達

ノースサンドのIPOは、以下の内容で実施されます。

  • 想定発行価格:1,060円
  • 公募株数:9,000,000株
  • 売出株数:8,220,000株
  • オーバーアロットメント:上限2,580,000株(O.A分)
  • 発行済株式数:69,000,000株
  • オファリングレシオ:28.6%
  • 吸収金額:約210億円(公募・売出・OA株合計)
  • 主幹事証券会社:大和証券

今回の公募株の一部は海外市場でも販売される予定となっており、国際的な注目度も高まっています。

グロース市場上場の意義

東証グロース市場は、成長性の高い事業を持つベンチャー企業や中堅企業向けの市場です。ノースサンドは、ITコンサルティングやビジネスコンサルティングを中心とした「総合コンサルティング事業」を展開し、近年著しい成長を遂げてきました。企業理念として「人間力」を重視しており、従業員のスキルや現場での課題解決力を高める独自のサービスが評価されています。

グロース市場への上場は、企業価値を高めるだけでなく、今後の成長投資やM&A(企業買収)などの資金調達手段としての選択肢を広げる意味もあります。また、社員のモチベーション向上や優秀な人材の採用にもつながるでしょう。

ノースサンドの事業内容と特徴

ノースサンドは、IT分野やビジネス分野でのコンサルティングサービスを提供する総合コンサルティング会社です。大手企業から中小企業まで幅広いクライアントを抱え、あらゆる業界のデジタル化・業務改革を支援しています。AIやクラウド、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)など最新技術を活用し、企業の生産性向上やコスト削減など、具体的な成果につなげる点が強みです。

さらに、ノースサンドは「人間力」を重視し、社員の能力開発や現場主導の課題解決を推進しています。単なるITツール導入ではなく、クライアント企業の企業風土や現場の声に寄り添ったコンサルティングが特徴です。このような独自の取り組みが、短期間での急成長をもたらし、市場での評価を高めています。

時価総額と投資家評価

ノースサンドの想定発行価格は1,060円で、想定時価総額は約636億円と見込まれています(発行済株式総数60,000,000株で算出した場合)。ただし、実際の発行済株式数は69,000,000株のため、発行価格が変わらなければ時価総額はさらに上昇します。

投資家にとっては、急成長するコンサルティング業界の一角をつかむチャンスと捉える声も多く、IPO初値への期待感も高まっています。今後、上場後の株価動向や業績見通しが注目されるでしょう。

主幹事証券会社と申込・当選まで

ノースサンドIPOの主幹事を務めるのは大和証券です。IPOへの申込みは、幹事証券をはじめとする各証券会社で受け付けています。申込期間や当選発表日、払込期日などは証券会社によって異なる場合もあるため、詳細は必ず各社の案内を確認してください。

ブックビルディング期間中に予約申込を行い、仮条件や公開価格が決まった段階で各社での通常申込へと進みます。抽選や当選確認は証券会社のIPO管理画面やメール通知で行えるため、投資家の利便性も高まっています。

市場関係者の見方と今後

ノースサンドのIPOは、グロース市場にとって重要な新規上場案件の一つであり、コンサルティング業界全体への注目度も高まっています。AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を目指す企業の増加に伴い、ノースサンドのような“現場力”に強いサービスプロバイダーの存在感が増すことが予想されます。

上場後は、投資家やアナリストから業績報告や今後の事業展開に注目が集まるでしょう。また、IPOを通じて得た資金を活用した新規事業や海外展開、人材投資など、成長戦略の実現も期待されます。

まとめ

株式会社ノースサンドは、2025年11月21日に東証グロース市場へ新規上場する総合コンサルティング企業です。IT・ビジネス分野でのサービスを展開し、「人間力」を重視する独自のコンサルティングスタイルで急成長を遂げてきました。IPOでは約9,000,000株を公募・売出し、約210億円の資金調達を見込んでいます。主幹事は大和証券で、申込は各証券会社で順次開始されています。

本日のニュースで一層注目を集めたノースサンド。今後は、上場後の株価動向や事業戦略への期待が高まります。コンサルティング業界の成長を牽引する存在として、今後の展開に注目が集まっています。

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