任天堂が本日決算発表 – Switch 2の好調な販売で業績上方修正

ゲーム大手の任天堂が本日2月3日に、2026年3月期第3四半期の決算を発表します。昨年11月に発表された中間決算では、新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の好調な立ち上がりにより、通期の業績予想を大幅に上方修正されており、今回の決算発表も市場から大きな注目を集めています。

昨年11月の中間決算で大幅な上方修正を実施

任天堂は2025年11月4日に、2026年3月期通期の連結業績予想を上方修正しています。修正内容は以下の通りです:

  • 売上高:1兆9000億円から2兆2500億円へ上方修正(18.4%増)
  • 営業利益:3200億円から3700億円へ上方修正(15.6%増)
  • 経常利益:3800億円から4600億円へ上方修正(21.1%増)
  • 最終利益:3000億円から3500億円へ上方修正(16.7%増)

この上方修正の最大の要因が、Nintendo Switch 2の販売見通しの引き上げです。当初1500万台と予想されていた販売数を1900万台に修正し、400万台の上乗せを実施しました。

Switch 2が発売4ヶ月で1000万台超を突破

Nintendo Switch 2は2025年6月5日に発売されました。9月30日までのわずか4ヶ月足らずの期間で、販売台数は1036万台を記録しています。この驚異的なペースは、新型ゲーム機の販売スピードとしても例外的です。

2026年3月期中間決算では、Switch 2のハードウェア販売が1036万台、ソフトウェアは2062万本の売上を達成しました。特に『マリオカート ワールド』が957万本、『ドンキーコング バナンザ』が349万本と、人気タイトルが順調に販売を伸ばしています。

通期の販売台数を1900万台に修正していますが、市場では2000万台程度の販売を予想する声もあり、さらなる上振れの可能性も期待されています。特にアメリカ大陸での売れ行きが好調であり、トランプ関税分のコストを吸収した成果が出ていると分析されています。

中間決算での業績も大幅増収増益

2026年3月期第2四半期(2025年4月1日~9月30日)の中間決算では、Switch 2の好調な立ち上がりが業績を大きく牽引しました。

  • 売上高:1兆995億円(前年同期比110.1%増)
  • 営業利益:1451億円(前年同期比19.5%増)
  • 純利益:1989億円(前年同期比83.1%増)

売上高はほぼ2倍となる大幅な増加を達成しており、新型ゲーム機の販売がいかに業績に貢献しているかが明確に表れています。また、為替レートの変更も業績に影響を与えており、ユーロ円の前提レートを155円から160円に調整するとともに、ドル円は140円で据え置かれています。

株価にも好材料 – 個人投資家からの買い予想が上位に

任天堂の決算発表を前に、株式市場からも関心が高まっています。本決算発表を控え、任天堂の株価は買い予想が集まっており、個人投資家の「買い予想数上昇」では4位にランクインしています。市場では Switch 2の好調な販売ペースがさらに確認されることへの期待が高まっており、決算内容によっては株価がさらに上値を追う可能性もあります。

同様にDeNA(ディー・エヌ・エー)も上場申請に関する好材料で買われるなど、ゲーム・エンタメ関連株全体が活況を呈しています。

本日の決算発表で注目されるポイント

本日発表される第3四半期決算では、Switch 2の10月から12月までの販売ペースがどうなったか、年間を通じた業績見通しがさらに上方修正されるのか、といった点が市場関係者からの注目を集めています。

中間決算時点で営業利益率が若干低下したものの、持分法による投資利益が3.4倍に膨らみ、経常利益が1.6倍に増加している点も注視されています。第3四半期での経常利益の推移は、任天堂の経営体質の強さを示す重要な指標となるでしょう。

また、昨年11月の中間決算発表時に、2026年3月期の期末配当より配当方針を変更することが発表されています。本日の決算発表で、配当政策に関する具体的な発表があるかどうかも関心事となっています。

任天堂は、Switch 2という大型新製品の成功を軸に、今後の成長機会を数多く抱えています。本日の決算発表を通じて、ゲーム業界全体の動向を占う重要なイベントとなる見込みです。

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