マイニンテンドーストア、「スイッチ2」招待販売に方針転換――第5回抽選落選者を対象に、3つの厳格な条件を明示

概要:注目を集める「スイッチ2」販売方式の変更

任天堂は2025年9月以降、マイニンテンドーストアにおける「Nintendo Switch 2」(通称:スイッチ2)の販売方法について、従来の抽選販売から「招待販売」方式へと大きく舵を切ることを正式発表しました。これまで計5回実施されてきた抽選販売は大きな反響を呼び、購入希望者が殺到する一方で落選が相次ぎ、供給面の課題だけでなく転売防止などの観点からも大きな注目を集めていました。その課題克服および熱心なファンへの還元を兼ねて、任天堂は今回、対象者と優先条件をきわめて明確に定めた「招待販売」方式に踏み切るに至っています。

販売方式変更の背景と目的

これまでの抽選販売では、

  • 応募者多数による高倍率化
  • 転売目的の大量応募
  • 長期間にわたる落選続きのファンの不満

などが課題として浮き彫りになっており、任天堂は真に熱心なユーザーにいち早く新型機を届けられる方法の模索を続けてきました。この流れの中で、応募要件やユーザーヒストリーに基づいた「招待販売」への移行が決定されたのです。

招待販売の「3つの応募条件」と「優先項目」

厳格な3つの参加条件

今回発表されたマイニンテンドーストアの「スイッチ2」招待販売に参加するためには、以下3つ全ての条件を満たすことが必要です。

  • 「第5回抽選販売」に応募条件を満たして応募していること
  • 過去の「スイッチ2」抽選販売で一度も当選していないこと
  • 招待者抽出時点で、自分のニンテンドーアカウントに「スイッチ2」との本体連携履歴が一度もないこと

多くのユーザーがイメージする「ただ応募すればOK」とは異なり、「過去に当選歴がない」「まだ未所有」「正規のプロセスで熱心に応募し続けてきた」ユーザーこそが対象となっている点が際立ちます。

優先案内の“カギ”は長期利用と積極的活動

さらに任天堂は、招待の案内順を次の3つの利用実績を軸に決定するとしています。

  • Nintendo Switch Onlineへの累積加入期間
    (6年以上の方は、年内発送分の招待確約)
  • Nintendo Switchでの有料ソフトのプレイ本数
  • Nintendo Switchでの有料ソフト総プレイ時間

特に「Nintendo Switch Online」に6年以上加入しているユーザーには、年内発送分として招待案内が優先的に届く仕組みとなっており、それ以外は3つの項目を総合的に考慮して順次案内されます。このシステムにより、単に抽選参加しただけのユーザーよりも、実際に継続的に任天堂のサービス・ソフトを楽しんできたファンが評価されやすい仕組みになっています。

申込スケジュールと案内の流れ

  • 申込受付期間:2025年9月中旬予定
  • 第1回招待案内(11月20日までに発送分):10月上旬予定
  • 以降:第2回・第3回招待案内を実施。年内に最大3回の案内が予定されている

応募対象ユーザーには、招待案内がメール「My Nintendo」アプリおよびニンテンドーアカウント「あなたへのお知らせ」にて順次送信されますので、これらをこまめに確認することが重要です。

すべてのユーザーが年内招待を受けられるわけではない

注意点として、「招待販売の対象者は多いため、全員に年内案内は難しい」と明言されており、特に優先条件を満たさない場合やNintendo Switchの利用実績が比較的浅い場合、案内が2026年以降になる可能性もあります。先述の優先項目をいかに満たしているかが、実際に購入可能となるタイミングに大きく影響すると考えられます。

利用状況で異なる招待案内の実際

項目 年内招待 順次案内
Switch Online累積加入 6年以上 年内発送分案内あり
Switchソフトのプレイ本数、有料ソフトの総プレイ時間 数値が高ければ早めの案内可能性あり 優先度により年内~来年以降の案内
条件をあまり満たさない場合 案内時期が遅れる可能性大

地域別・社会的な反響

本件は、全国のNintendoファンのみならず、流通業界やゲームメディアでも広く報じられ、大きな波紋を呼んでいます。大手ゲーム誌「週刊ファミ通」の嵯峨寛子編集長も「任天堂が正攻法でファンのロイヤリティを重視した」とコメント。従来の抽選形式によるストレスや不透明感を払しょくし、より納得感ある形での提供を目指す姿勢が強調されています。特に長年Switchを楽しんできた世代や、家族・子どもぐるみでNintendoコミュニティの中心にいた世帯には歓迎の声が多く上がっています。

転売対策としても期待

さらに今回の方式は、不正な転売業者の排除にもつながると見る向きが多いです。継続的な利用歴が無いと招待の対象になりにくく、個人単位での正規ユーザーを選別できるため、これまで横行していた「大量Bot応募」などの問題への対策としても評価されています。

今後の展望と注意点

今回の「招待販売」は、初回から数カ月間は応募可能なユーザーが限定され、状況によっては入手をさらに待つ必要があり得ます。そのため、公式発表のスケジュールや掲示板、SNSでの不確かな情報ではなく、「マイニンテンドーストアの告知・自分のアカウントでの公式案内」を必ず確認してください。

また、案内優先度の問い合わせやクレームについては「ご案内順に関するお問い合わせにはお答えしていません」と明示されており、案内時期の決定については任天堂側の基準に一任されている点も押さえておく必要があります。

なお、今後の情勢や需要状況によっては、招待方式の詳細や優先基準、案内数などが柔軟に調整される可能性もあるため、最新の公式発表内容に常に目を通すことが肝心です。

まとめ:任天堂のファン重視姿勢がさらに鮮明に。今後も公正な運用を期待

今回の「スイッチ2」招待販売方針変更は、「熱心なファンに確実に商品を届ける」という任天堂らしい正攻法の強みを体現した制度設計となっています。抽選に外れ続けてきた多くのユーザーにとっては、新しい希望への一歩となることは間違いありません。一方で、招待案内の順番やタイミングに一喜一憂せず、長期的な視点で公式案内を待つという意識も大切です。公正な運用とファンとの双方向的なコミュニケーションに、今後も温かい目が注がれることでしょう。

参考元