みずほ銀行、オンライン資産運用拠点「ウェルスデザインオフィス」を2026年3月に拡大

みずほ銀行が、オンラインで資産運用の相談ができる新しい拠点「みずほ銀行ウェルスデザインオフィス」の拡大を発表しました。2026年3月に、東京都の芝エリアに2拠点目を開設する予定です。この動きは、働き盛りの現役世代に向けて、より身近で安心できる資産運用のサポートを提供するための大きな一歩です。

オンラインに特化した資産運用相談の新拠点

「みずほ銀行ウェルスデザインオフィス」は、オンラインでの資産運用相談に特化した新しいサービス拠点です。これまでの銀行の窓口のように、わざわざ店舗まで足を運ばなくても、自宅や職場、外出先など、自分の都合のよい場所から相談ができます。

特に、平日の日中に銀行に来店するのが難しい現役世代のニーズに応える形で、オンライン相談をメインに据えています。昼休みや休日のちょっとしたすきま時間を使って、じっくりとお金の相談ができるようになっています。

相談内容は、今のお金の状況の整理から、数十年先の将来を見据えた資産シミュレーションまで幅広く対応。NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)、相続、生命保険、投資信託など、さまざまな金融商品についても、専門のアドバイザーがわかりやすく説明してくれます。

専任のライフプランアドバイザーが継続サポート

このサービスの大きな特徴は、「専任のライフプランアドバイザー」がついて、継続的にサポートしてくれる点です。一度きりの相談ではなく、ライフステージの変化に応じて、定期的に相談しながら、自分に合った資産運用のプランをつくっていくことができます。

短時間の複数回の面談を重ねることで、無理なく、自分のペースに合わせた資産形成を進められるようになっています。忙しい毎日の中でも、少しずつでも将来のお金を考えていくことが可能になるのです。

オンライン・電話・LINEをシームレスに連携

「みずほ銀行ウェルスデザインオフィス」では、オンライン相談だけでなく、電話やLINEといった複数のチャネルをシームレスに連携させています。これにより、相談の履歴やこれまでのやり取りを共有しながら、スムーズに話が進められます。

例えば、オンラインで相談した内容をLINEで確認したり、電話で急ぎの質問をしたりと、自分にとって使いやすい方法でやり取りできるのがうれしいポイントです。すべてのチャネルで、同じアドバイザーが対応してくれるため、安心感も高まります。

生成AIを活用して提案をサポート

さらに注目すべきは、生成AIを活用した提案サポートの導入です。アドバイザーが、顧客のライフプランや資産状況に応じて、より的確な提案をできるように、AIが情報を整理したり、シミュレーションの補助をしたりします。

AIはあくまで「サポート役」であり、最終的な判断や提案は人間のアドバイザーが行います。そのため、安心して相談しながら、最新の技術を活かしたより質の高いアドバイスを受けられるようになっています。

オンライン相談専任のアドバイザーを2倍に増員

この新拠点の開設に合わせて、みずほ銀行はオンライン相談に専任するライフプランアドバイザーを、現在の2倍に増員する予定です。これにより、より多くの顧客に質の高い相談サービスを提供できる体制を整えます。

アドバイザーの増員は、相談の待ち時間の短縮や、より丁寧な対応につながることが期待されます。また、顧客数の倍増を目標としており、積極的にサービスの認知度を高めていく方針です。

LINEで24時間相談受け付け体制へ

今後の展開として、LINEを使った24時間相談受け付け体制の構築も予定されています。これにより、時間帯を問わず、いつでも気軽に相談の申し込みや問い合わせができるようになります。

特に、仕事が忙しい方や、夜遅くにふとお金のことが気になったという方にとって、とても便利な機能になるでしょう。LINEは多くの人が日常的に使っているツールなので、ハードルが低く、気軽に利用しやすいのが魅力です。

現役世代の資産運用をより身近に

みずほ銀行は、デジタル化の進展やライフスタイルの多様化に応えるため、リモートチャネルでのサービス強化を進めています。「みずほ銀行ウェルスデザインオフィス」の拡大は、その一環として、時間や場所にとらわれず、誰もが質の高い金融サービスを受けられるようにするための取り組みです。

特に現役世代にとっては、定年までの長い期間を意識した資産運用が重要です。NISAやiDeCoを活用して、毎月の少額からでも投資を始めることで、将来の不安を少しでも減らすことができます。

「みずほ銀行ウェルスデザインオフィス」では、そうした長期的な視点に立ったサポートを提供。専任のアドバイザーが、ライフイベント(結婚、出産、住宅購入、退職など)に合わせて、最適なプランを考えるお手伝いをしてくれます。

芝エリアに2拠点目、神奈川・鶴見に次ぐ展開

2026年3月に開設される芝エリアの新拠点は、「みずほ銀行ウェルスデザインオフィス」の2拠点目です。1拠点目は神奈川県の鶴見にあり、オンライン資産運用相談の体制を整えるための拠点として機能しています。

芝エリアへの開設により、首都圏の中心部でもオンライン相談の拠点が拡充され、より多くの顧客が利用しやすくなることが見込まれます。今後、さらなる拠点の拡大やサービスの充実が期待されています。

みずほ銀行の想い:誰もが安心して資産運用できる環境へ

みずほ銀行は、今回の発表を通じて、「時間や場所を自分のスタイルで選ぶことができ、すべてのお客さまに質の高い金融サービスをお届けする」という想いを強調しています。

オンライン相談の拡充や、生成AIの活用、LINEでの24時間受け付けなど、さまざまな取り組みを通じて、資産運用のハードルを下げ、より身近で安心できるサービスを目指しています。

これから資産運用を始めたい方、今の運用方法を見直したい方、将来のお金のことが気になっている方にとって、みずほ銀行の「ウェルスデザインオフィス」は、頼りになるパートナーになるかもしれません。

今後の動きに注目

「みずほ銀行ウェルスデザインオフィス」の芝エリアへの開設は、2026年3月の予定です。それまでに、オンライン相談専任のアドバイザーの増員や、LINEでの24時間受け付け体制の整備が進む見込みです。

また、女優の榮倉奈々さんを起用したWEBムービーも、2025年12月8日から公開されています。このムービーでは、オンラインで気軽に資産運用の相談ができるイメージが伝えられており、サービスの認知度向上にもつながっています。

みずほ銀行のオンライン資産運用相談の新拠点「ウェルスデザインオフィス」。2026年3月の拡大をきっかけに、より多くの人が、自分らしい資産運用を始められるようになることが期待されます。

参考元