販売好調の「デリカD:5」、2026年1月の大幅改良で新たな魅力を発揮
三菱自動車の看板商品である「デリカD:5」が、2007年の発売以来19年目を迎えました。SUVの走破性とミニバンの実用性を融合した世界でも珍しい「クロスオーバーSUVミニバン」として、長く多くのユーザーに愛されてきたこのモデルは、販売好調が続いています。2026年1月には、さらなる大幅改良が実施され、近代でも稀に見る長寿モデルとなっています。
現行型「デリカD:5」の最新改良内容
今回の改良では、フロント周りを中心にスタイリングが一新されました。走行性能を進化させるため、車両運動統合制御システム「S-AWC」が搭載されており、悪路走破性の向上と優れた直進安定性、意のままの操縦性を実現しています。加えて、4つのドライブモード(ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOW)が用意され、下り坂でも車速を一定に保つヒルディセンド機能も装備されています。
エクステリアでは、フロントグリルとフロント・リヤバンパーがシンプルで立体感のある力強いデザインに変更されました。これにより、さらなる力強さと高い走破性が表現されています。また、先進性に加えギア感のあるインテリアへとリニューアルされ、ユーザーの期待に応える仕上がりとなっています。
次期型「デリカD:6」の開発が本格化
販売好調の現行型の陰では、いよいよ後継モデル「デリカD:6」の開発が再開されたとの情報が入ってきました。三菱自動車は2023年のジャパンモビリティショーで「D:Xコンセプト」を公開し、次期型モデルを示唆していました。当初は2025年内のデビューが噂されていましたが、開発スケジュールに変更があったようです。
「デリカD:6」の予想される最終デザイン
予想される「デリカD:6」の最終デザインは、ワンモーションをより進化させ、「D:Xコンセプト」を彷彿させる独特のデザインになると見られています。フロントエンドでは、デリカの特徴であるヘッドライトがサイドに一体化したデザインになり、ハードな路面にも対応可能なごついアンダーガードも装備される予定です。また、デリカらしい迫力あるサイドシルエットにも期待が寄せられています。
次世代プラットフォームとテクノロジー
アーキテクチャには、ルノー日産の新型プラットフォーム「CMF」が採用される予定で、走行性能と快適性が向上すると予想されています。ボディサイズに大きな変更はなさそうですが、剛性が高められ、高速走行の安定性が大幅に向上するでしょう。ただし、車名の数字が5から6に変わることが車格の上級移行を意味するとすれば、若干の大型化も考えられます。
運転支援機能では、カメラとレーダーを用い、アクセル、ブレーキ、ステアリングを制御することで、高速道路の長距離走行や渋滞走行時の運転操作ストレスを低減する「MI-PILOT」(マイパイロット)の進化版が搭載される予定です。さらには、音声対話式AIコンシェルジュなども搭載されることが期待できます。
電動化がもたらす新たな可能性
「デリカD:6」の最大の注目は、パワートレインの電動化にあります。PHEVとフル電動モデル(BEV)が設定される予定となっており、ユーザーのニーズに対応した多様な選択肢が提供されるでしょう。
PHEVは、2.4リットル直列4気筒「MIVEC」にデュアル電気モーター、20kWhリチウムイオンバッテリーを搭載します。一方、フル電動バージョンには、デュアル電気モーターを搭載し、最大システム合計出力は400psを発揮するBEVが予想されています。1回の充電で600kmの航続距離を目指す4WDフルエレクトリックモデルが実現すれば、長距離走行でも安心できます。
デビューと価格予想
満を持して登場する「デリカD:6」のワールドプレミアは、2027年秋と予想されています。新価格は、現在のエントリーモデル「G」451万円から、400万円台後半へ値上がりすると予想されています。
デリカの歴史と「唯一無二」の地位
デリカシリーズは、その独特のコンセプトにより、ライバルが存在しないほどのユニークなポジションを確立してきました。SUVの走破性とミニバンの実用性という、一見相反する性質を両立させた「クロスオーバーSUVミニバン」という概念は、世界的に見ても稀な存在です。
現行型「デリカD:5」が2007年の発売以来、19年にわたってラインナップを続けているという事実は、その完成度の高さを示しています。2026年1月の大幅改良により、さらに熟成された姿を見せることで、次世代モデルへのバトンタッチまでの期間を有効活用しています。
ユーザーへのメッセージ
三菱自動車は、「唯一無二」の看板にあぐらをかくことなく、常に進化し続ける姿勢を見せています。現行型の大幅改良と次期モデルの開発を並行して進めることで、ユーザーの期待を着実に満たしていこうとしています。
本格的な4WDの走破性と、ファミリーカーとしての実用性を兼ね備えた「デリカ」。2026年の改良版から2027年秋の新型デビューに向けて、目が離せない存在となっています。オフロード走行から日常の送迎まで、幅広いシーンでユーザーの信頼を勝ち取ってきたこのモデルが、電動化の波に乗ってどのように進化していくのか、その動向に大きな期待が寄せられています。
デリカ愛好家にとって、現行型の改良版をまず体験し、その後新型の登場を待つという、約1年半のスパンで三菱自動車の進化を直に感じることができる貴重な期間となるでしょう。



