レクサス、新型「LS」を一部改良:全グレードで人気色が選択可能に!注目の装備や価格変更を徹底解説
はじめに──フラッグシップ「LS」が約2年ぶりの進化
レクサスのフラッグシップセダンである「LS」が2025年9月25日に一部改良され、全国のレクサス店を通じて発売されました。2017年の現行型登場以来、高級車市場で独自の存在感を放ってきたLSは、2023年10月以来およそ2年ぶりとなる細やかなモデルチェンジで、さらなる魅力を獲得しています。ラグジュアリーさと走りの質を両立するLSの新たな魅力について、分かりやすく解説します。価格は1111万円から1773万円までと、公表されています。
一部改良のポイント:注目すべき3つの主な変化
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人気のボディカラーが全グレードで選択可能に
これまで一部グレードでしか選べなかった「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と「ディープブルーマイカ」の外装色が、今回から全グレードで選択可能となりました。この変更により、より多様なオーナーの好みに応えられるようになっています。美しく艶やかなディープブルーマイカは特に人気が高く、ラグジュアリーな雰囲気を演出します。 -
全車標準装備の快適装備:シートヒーターの充実
フロントだけでなくリヤシートも含め、「フロント・リヤシートヒーター」が全車標準装備となりました。冬場や寒冷地での使用はもちろん、四季を問わず快適性が格段に向上しています。 -
F SPORT専用ブレーキキャリパーの意匠変更
スポーティ志向のF SPORTグレードでは、これまでのオレンジ色のブレーキキャリパーがレッドカラーに変更されました。さらに、ロゴ部分は上質なシルバー塗装を採用。外観のシャープさが際立ち、視覚的なスポーツイメージが強調されています。今後、他のレクサスF SPORTモデルでもこのカラー統一が進むと見られています。
進化したデザインとラグジュアリーな内外装の世界観
今回の改良で最も重視されたのがデザインやカラーコーディネーションの見直しです。鮮やかで深みのあるディープブルーマイカや、清潔感あふれるホワイトノーヴァガラスフレークといったカラーが全車に拡大され、オーナーが車の個性をより自由に表現できる仕立てになりました。これにより、LSの目指すラグジュアリーな世界観が一層際立っています。
内装でも細やかな素材使いや質感への配慮が続いており、シートやインテリアパネルの仕立ては高級車にふさわしい緻密さを感じさせます。機能面では各種先進装備も抜かりなく、長時間の移動でも疲れにくい工夫が随所に盛り込まれています。
グレード・価格・装備の一覧
今回発表されたレクサスLSの主なグレードと価格、そして主な装備内容は次の通りです。
- 価格帯:1111万円~1773万円(グレードによる)
- 全グレード共通:ホワイトノーヴァガラスフレーク、ディープブルーマイカの外装色、フロント&リヤシートヒーター
- F SPORTグレード:専用レッドブレーキキャリパー(ロゴがシルバー仕上げ)
その他、各グレードごとに細かな装備や設定に差がありますが、今回の目玉はカラー展開と快適装備の標準化にあると言えます。
改良の背景:オーナーの多様化する嗜好に対応
レクサスLSは、日本国内だけでなく世界中のラグジュアリーカーユーザーに支持されてきました。多様化する顧客の嗜好に対応するため、ボディカラーや装備品の選択肢拡大が重要課題となっていました。今回の改良では「消費者ニーズへの柔軟な対応」が大きな軸となり、利便性や個性表現の幅が広げられたと言えるでしょう。
価格改定とその背景
今回の改良では、15万円以上の価格アップがみられます。ベースグレードの価格は1111万円からと発表され、上位モデルは1773万円に至ります。値上げの背景には、装備の標準化や内外装の質感向上、グローバルな市場環境や原材料費の変動など、さまざまな要因が複合的に絡んでいます。しかし、快適装備やカラーバリエーションの拡充を考えれば、価格アップ相応の進化と捉えられるでしょう。
細部へのこだわり――レクサスならではの熟成
レクサスは、単なるスペックやデザインの刷新だけでなく、細やかなユーザビリティの積み重ねを重視しています。F SPORTのブレーキキャリパー1つ取っても「情熱的なレッド+上質なシルバー」という色使いに変えることで、走りと高級感という相反する価値を絶妙に両立。今後のF SPORT全体での意匠統一も期待されています。
また、「ヒートシータ―の全車標準化」など日常使いで恩恵を感じやすい装備の拡充は、特に日本のユーザーから高く評価されそうです。これらの改良を通じて、LSは「最先端の快適性」と「唯一無二のプレミアム感」を両立しています。
2025年モデル「LS」の社会的な位置づけと今後
長年にわたり、レクサスLSはトヨタの最高峰セダンであり続けてきました。今改良でも、「ラグジュアリー」と「先進性」「個別ニーズへの対応」というキーワードが色濃く打ち出されています。また、スポーティ志向のF SPORTやエレガント志向の標準モデルなど、広がるバリエーション展開も今後の市場展開に期待を抱かせます。
一方で、グローバルなEV化や次世代パワートレーンの導入など、自動車業界全体が大きく変化する中、LSがどのような進化を遂げるのかも注目されます。現段階で具体的な大幅刷新や電動化については公式発表がありませんが、今回の熟成を契機に、さらなる快適性や、よりパーソナライズされた仕様展開へと進化していく可能性が感じられます。
ユーザー目線で見る今回の一部改良の魅力
- カラーバリエーションの自由度向上:所有感や個性を大切にするオーナーにとって、好きな色を全グレードで選べるのは大きな魅力です。
- 冬場や寒冷地での快適性アップ:シートヒーターの標準化は、日本の四季や気候を考えるととても実用的です。
- スポーティな足元の新鮮さ:F SPORT専用のレッドキャリパーは、ドライブ時のみならず所有しているだけでも特別感を味わえます。
- 価格アップの納得感:値上げは避けられないものの、機能と品質の向上という付加価値がしっかりと与えられています。
まとめ
「LS」の今回の一部改良は、ドライバーやオーナーの快適性・満足度を高める細やかな熟成が中心となっています。人気ボディカラーの全グレード展開、全車標準の快適装備、スポーティな演出など、“選ぶ楽しさ”や“所有する喜び”をいっそう高める内容です。日本の高級車市場をリードしてきたLSは、今後さらに多様な価値観とともに進化し続けることでしょう。