地域を支えたららぽーと沼津「わくわく広場」「茶寮あらいえん」惜しまれて閉店、甲子園には新しいカタチのスタバ誕生

静岡県沼津市の商業施設「ららぽーと沼津」にて、地元の人々や観光客に長く愛された地域直売広場「わくわく広場」老舗日本茶カフェ「茶寮あらいえん」が、2025年9月30日(火)をもって閉店することが発表されました。
また、兵庫県西宮市にある「ららぽーと甲子園」では、家族で過ごせる新コンセプトのファミリーフレンドリーなスターバックスが誕生する予定となっており、三井ショッピングパークの店舗動向が大きく注目されています。

地元沼津の味と交流の場「わくわく広場」閉店の知らせ

  • 閉店日:2025年9月30日(火)
    場所:ららぽーと沼津1階「わくわく広場」
  • 「わくわく広場」は沼津市内や近郊の農家・店舗による新鮮な野菜、果物、名産品、スイーツが集まる地域直売広場です。地元で採れた食材、丁寧につくられたお惣菜や人気のケーキなど、ここでしか買えないバラエティ豊かな商品が揃っていました。
  • 多くのお客様が閉店を惜しみ、地元の有名店「ドルチェガレージ」や「すいーつNekoNeko」のケーキを最後にテイクアウトする姿が見られるなど、“食べおさめ”の機運が広がっています。
  • わくわく広場のスタッフより「長らくのご愛顧ありがとうございました」とのメッセージが寄せられ、地域に根ざした商業スペースとして、消費者と生産者の交流の場として、多くの人の思い出に残る閉店となりました。

創業130年の老舗が手掛けた日本茶カフェ「茶寮あらいえん」も閉店へ

  • 閉店日:2025年9月30日(火)
    場所:ららぽーと沼津1階「茶寮あらいえん」
  • 「茶寮あらいえん」は、沼津市発の創業130年になる日本茶の名店「荒井園」が運営するカフェ。伝統の技で仕上げた抹茶やこだわりの日本茶スイーツが楽しめる店舗として観光客の評判も高かったほか、地域の家族にも親しまれてきました。
  • カフェの定番である抹茶ラテや茶葉を使ったケーキ・パフェなど、本格派の“和”スイーツと落ち着く空間を提供。静岡茶の豊かな味わいを身近に感じることができる貴重な存在でした。
  • 「茶寮あらいえん」からも「長らくのご愛顧ありがとうございました」との閉店挨拶が公式に発表され、地元沼津の食文化を支えてきた老舗のカフェの閉店を惜しむ声がSNSでも多数見られました。

ららぽーと沼津の“地域密着型”店舗閉店、その背景と波紋

  • 沼津駅周辺や郊外での商業施設競争、ネット通販需要増加、新型コロナによる消費動向の変化など複合的な社会環境が、こうした地域主体型の店舗に影響を与えてきました。
  • 地域直売店ブランドの「わくわく広場」や老舗カフェ「茶寮あらいえん」が閉店することで、地元食材発信と交流の場が減少する懸念があります。地元店舗や生産者にとっては販路の変化も大きな課題となりそうです。
  • 一方、「ららぽーと沼津」では2025年秋にもさまざまなイベント、特別コラボレーション(K-POPイベントなど)が予定されており、施設自体はますますアクティブに展開していく方向性も見せています。

新たな家族の憩いの場—ららぽーと甲子園の新業態スターバックス誕生

  • 兵庫県西宮市「ららぽーと甲子園」にはファミリーフレンドリーという新たなコンセプトをうたうスターバックスが新設予定となっています。
  • 従来のカフェとしての役割に加え、家族連れで楽しく過ごせる工夫—例えばキッズスペースやベビーカー用の動線設計、親子向けイベントスペースなどが取り入れられ、「地域と世代をつなぐカフェ空間」を目指しているとされています。
  • 三井ショッピングパークは、今後も家族や地域コミュニティに寄り添う施設づくりを掲げており、今回のスターバックス新業態はその象徴的な取り組みとなるでしょう。

地域・社会の声—惜しむ気持ちと、新しいスタートへの期待

  • 「わくわく広場」「茶寮あらいえん」の閉店を惜しむ声はSNSを中心に拡がっており、「もっと食べたい」「思い出が詰まっている」という利用者の心情が数多く投稿されています。
  • 一方で、ららぽーと沼津や甲子園の新たな店舗構成に期待や歓迎の声もあり、地域資源をどう生かしていくかが今後の注目ポイントとなっています。
  • 移り変わる商業施設の中で、たしかな地元の味と人のつながりをどう守り、未来へつなぐか——地域住民や店舗オーナー、運営企業それぞれに課題と可能性が広がっています。

今後のららぽーと沼津、甲子園へのアプローチ

  • 「わくわく広場」「茶寮あらいえん」閉店後にも、地域ブランドの商品や名店の味を伝える新たな取り組みが求められています。
  • 施設側も「地域感謝祭」や「地元発信イベント」など、コミュニティ型イベントの開催頻度を高め、地域と都市をつなぐ商業スペースとしての役割を模索しています。
  • 甲子園の新しいスターバックスは、小さいお子さんから高齢者まで、幅広い世代が集える場所として、様々なニーズを受け止める姿勢が見受けられます。

まとめ

沼津の「わくわく広場」と「茶寮あらいえん」閉店は地域住民にとって大きなニュースですが、その余韻を力に替えて、地域の味や思い出を新たなかたちで継承しようとする動きも広がっています。
甲子園では「家族の絆」「コミュニティ」を意識したスタバが誕生し、新世代の商業施設としてのチャレンジが始まろうとしています。
大規模商業施設「ららぽーと」が、今後どんな形で人と地域の暮らしを豊かにしていくのか、目が離せません。

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