熊本高専の水田除草ロボ「ボールダック」がアグリビジネス創出フェアで大注目!高専生の未来農業を支える技術革新
みなさん、こんにちは。高専(高等専門学校)で開発されたすごいロボットが話題になっていますよ。熊本高等専門学校(以下、熊本高専)が、東京ビッグサイトで開催された「アグリビジネス創出フェア2025」に、水田で活躍する球体除草ロボット「ボールダック」を出展しました。このロボットは、棚田や小水田で農家さんの除草作業を楽にする画期的な技術です。農林水産省主催のこのイベントで、多くの来場者が興味津々で足を止めました。
「ボールダック」とはどんなロボット?
「ボールダック」は、サッカーボールのような球体型のロボットです。水田の中を転がりながら雑草を除去します。普通の田んぼでは大きなトラクターが入りにくい棚田や小水田で特に活躍しますよ。このロボットは、熊本県立大学を代表機関とするコンソーシアムで開発されています。熊本高専の機械知能システム工学科の湯治準一郎教授が研究プロジェクトリーダーを務め、学生たちも開発に携わっています。
イベントでは、27日に湯治教授が出展者プレゼンを行い、ロボットの仕組みや除草効果を詳しく説明しました。ブースでは水槽を使ってデモンストレーションを実施。ロボットが水の中でどう動くかを実際に見せてくれました。来場者は「珍しい形!」と驚きの声を上げていました。3日間(11月26日から28日)で200名以上が訪れ、「早く実用化して使いたい」「他の作物にも応用できないかな」といった声が寄せられました。
この開発は、生研支援センターの「戦略的スマート農業技術の開発・改良」事業(課題番号SA1-412G1)により進められています。2020年度から熊本県立大学や熊本高専などが連携し、中山間地の有機農業農家の負担を軽減することを目指しています。合鴨農法の「合鴨」をロボット化したイメージで、環境に優しい除草を実現します。
熊本高専の学生たちが活躍!実践的な教育の現場
熊本高専の学生や専攻科生が、開発の中心にいます。実証試験のデータをフィードバックをもとに、ロボットを改良しています。例えば、外装の3Dモデルを作成したり、動きをテストしたり。こうした取り組みを通じて、学生たちはコミュニケーション力や応用力も養っています。熊本高専は、農業や水産業の地域課題解決に積極的で、学生を巻き込んだ教育を実践しています。
さらに、このロボットは国際的に注目されています。SDGs関連のニュースサイト「JSTORIES」で「持続可能な農業を実現するサッカーボール型除草ロボット」として紹介されました。日本語版と英語版の両方で、山間地の農家負担軽減や、併せて開発中の栗収穫・運搬ロボットも取り上げられました。日本発の革新的取り組みとして、世界に発信されています。
また、「ボールダック」の開発チームは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)への参加も決定。6月9日から11日に「日本の原風景、棚田で活躍する球体除草ロボット」として出展します。高専の未来チャレンジとして、さらなる注目が集まりそうです。
一関高専のキャリア教育も高専ニュースのハイライト
一方、岩手県の一関高専でも、高専生の未来を考えるニュースがありました。一関高専では、理系の強みを生かした職種へつなげるキャリア教育を推進。技術者講師を招いての特別授業が行われました。岩手日日新聞社が報じたこの取り組みは、高専生がものづくりや技術者の道を具体的にイメージできる機会を提供しています。高専全体で、学生の就職や進路をしっかりサポートする動きが広がっています。
熊本高専ってどんな学校?
熊本高専は、2009年に熊本電波工業高等専門学校と八代工業高等専門学校が統合して生まれました。熊本キャンパスと八代キャンパスの2キャンパスに、6学科・2専攻を構えています。ICT技術を基盤に、電子情報系と融合・複合工学系を特徴とし、国際的に通用する実践的・創造的技術者を育てています。校長は髙松洋先生です。
最近では、「令和6年度大学・高専機能強化支援事業」に選定され、2026年度(令和8年度)から教育体制を強化。熊本キャンパスでは3学科を「電子情報通信工学科」「知能制御情報工学科」「情報工学科」に名称変更し、情報技術の深い習得を目指します。地域社会への貢献を使命に掲げています。
高専が未来の農業を変える理由
高専は5年間の一貫教育で、専門知識と実践力を身につけます。今回の「ボールダック」のように、産学連携で最先端のプロジェクトに学生が参加できるのが強みです。農業分野では、少子高齢化で人手不足が深刻。スマート農業の推進が急務です。「ボールダック」は、省力化・精密化・高品質生産を実現します。水田内を自由に動き、雑草だけをピンポイントで除去。化学薬品に頼らない有機農業を支えます。
イベントの様子から、来場者の反応は上々。ロボットのデモで、水槽内で転がる姿に「可愛いけど頼もしい!」という声も。開発チームは、除草効果を高める改良を続けています。学生たちは、試験田でのデータ収集やプログラミングを担当。湯治教授の指導のもと、チームワークで課題を解決しています。
高専の取り組みは、全国に広がっています。一関高専のキャリア教育のように、学生の将来を見据えた教育が花開いています。熊本高専の「ボールダック」は、そんな高専パワーの象徴です。地域の農業を支え、持続可能な社会に貢献します。
今後の展開に期待!高専ニュースの広がり
「ボールダック」は万博出展でさらに注目を集めます。農家さんの声を取り入れ、実用化へ。熊本高専のウェブサイトでは、水田除草ロボット開発プロジェクトの詳細が公開されています。高専生の熱意が、日本の農業を変えていく。そんなワクワクするニュースですね。
高専の皆さんの頑張りに拍手!これからもこんな素敵なニュースを追いかけていきましょう。
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