近鉄大阪線・五位堂駅が特急停車駅に昇格!2026年春ダイヤ改正で地域の利便性向上

2025年11月20日、近畿日本鉄道株式会社(近鉄)奈良県香芝市は共同で、2026年春のダイヤ改正にともない「近鉄大阪線・五位堂駅」が一部特急列車の停車駅として追加されることを発表しました。これにより、朝夕のラッシュ時には五位堂駅から大阪方面へ、または名張・松阪方面への移動がぐんと便利になります。

五位堂駅の特急停車―市の長年の要望が実現

香芝市はこれまで【生活利便性の向上】や【地域活性化】を目的として、五位堂駅への特急停車を近鉄に対し熱心に要望してきました。人口増加が続く香芝市は、五位堂駅周辺の都市開発や交通インフラ整備を積極的に進めており、駅前広場やアクセス道路の整備、建築物の高さ規制緩和など、多角的な取り組みが行われています。

  • 香芝市は2025年12月にも駅周辺の都市計画を刷新
  • 人口増加:2010年 75,227人 → 2025年10月 78,024人(全国平均と逆行する成長)
  • 駅前広場やアクセス道路の整備に市が補助金を拠出

特急停車の概要――何が変わる?

ダイヤ改正で五位堂駅に停車する特急は、朝・夕それぞれラッシュ時中心。大阪→奈良間の通勤・通学、奈良方面から名張・松阪方面の移動が大いに効率化されます。

  • 朝ラッシュ(大阪行き特急)
    • 大阪難波・大阪上本町方面:
    • 平日7本・土休日8本が停車
  • 夕方ラッシュ(名張・松阪行き特急)
    • 名張・松阪方面:
    • 平日10本・土休日9本が停車

これまでは快速急行までしか停車しなかった五位堂駅ですが、今回の変更により、布施駅や大和高田駅と並ぶ主要特急停車駅として利便性を一気に高めます。

地域へのメリット:通勤・通学需要への対応と都市活性化

駅周辺と沿線の都市開発は、住民の利便性向上だけでなく、新たな店舗や事業所の進出、居住人口の増加につながると期待されています。長年、朝夕の混雑や乗換えに悩まされていた地域の方々にとって、待ち望まれていた話題です。

  • 特急停車で大阪市内へ通勤・通学がスムーズ
  • 駅前広場整備やアクセス道新設で交通結節点の機能強化
  • 人口増加を背景に、移動時間短縮・地域サービスの向上

さらに、これまで五位堂駅を利用していた方々はもちろん、今後新たに定住や沿線居住を考える方にとっても、近鉄沿線の魅力アップにつながる好材料でしょう。香芝市は今後も地域と鉄道会社の連携強化によるサービス向上を目指すとしています。

近鉄・香芝市 両トップのコメント

近鉄・原恭社長は「全国的に人口減少が進む中、香芝市の成長は当社でも注目しています。こうした中、同市のご協力もあり、五位堂駅に一部特急列車を停車させることとしました。今後も地域発展に寄与し、サービス向上に努めます」と述べ、地域の成長を意識した施策であることを強調しました。

また、香芝市・三橋和史市長は「(近鉄の)先見性に富んだ判断に敬意を表する。市民の暮らしや都市の魅力向上に大きな役割を果たすでしょう」とコメントしています。

今後の予定と利用者へのメッセージ

近鉄大阪線のダイヤ改正は2026年春を予定しており、詳細は変更の2か月前に公表される見込みです。通勤・通学のルートに変化がある方は、最新のダイヤ情報を逐次ご確認ください。

  • ダイヤ改正は2026年春実施
  • 詳細情報は改正2か月前に発表
  • 利用者は前もって最新情報の確認が必要

まとめ:駅、街、そして生活が進化する春へ

今回の五位堂駅への特急停車という決定は、単なる鉄道サービスの拡充に留まらず、地域の未来を切り開く新たな一歩です。

日々の生活に直結する「駅の利便性向上」の実現は、市民はもちろん、企業や将来的な居住者にとっても大きな恩恵です。これからも、香芝市と近鉄の連携によって、地域の交通・都市開発がより暮らしやすく進化していくことを期待しましょう。

特急停車で生まれる新しい移動と街の魅力

2026年春、近鉄大阪線五位堂駅が特急停車駅となることで、香芝市の新たな魅力が広がります。街と鉄道が相互に支え合い、高め合うことで、より一層快適な日常への扉が開かれます。ぜひ、この進化を身近で感じてみてください。

参考元