日本最大ポーカー大会JOPT、警視庁の指摘で賞品ルール急変 2万人参加イベントに波紋
みなさん、こんにちは。ポーカー界で今、大変な話題になっています。日本最大級のポーカー大会「ジャパンオープンポーカーツアー(JOPT)」が、開催直前に大きなルール変更を発表しました。警視庁から「違法性あり」と指摘された賞品の扱いを変えることになり、参加者の皆さんが心配されています。今日は、このニュースをわかりやすくお伝えしますね。
JOPTってどんな大会? 2万人以上が集まる日本最大のイベント
JOPTは、日本で一番大きなポーカー大会として知られています。全国からポーカー好きの皆さんが集まり、2万人以上が参加する規模です。大会は大規模な会議場などを借りて開催され、テキサスホールデムなどのポーカーを競います。参加者はエントリー費用を払ってチップを買ってプレイし、上位入賞者が賞品をもらえる仕組みです。
ポーカーは日本でブームを迎えていて、アミューズメントカジノと一緒に人気です。アミューズメントカジノは、実際のお金ではなくチップで遊ぶ場所ですが、最近都内で48店舗が風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)違反で問題になりました。警視庁がアミューズメントカジノを摘発したニュースも出ています。これでポーカー界全体が注目されていますね。
- 参加者数:2万人以上(日本最大規模)
- 開催場所:大規模会議場など
- ルール基盤:TDAルール(トーナメント・ディレクターズ・アソシエーションのルール)を採用
今回の大会は、2025年12月27日にメインイベントが予定されていました。朝7時20分頃に話題が広がり、運営会社が25日15時30分に公式発表を出しました。
問題の賞品「ウェブコイン」とは? 警視庁が「違法性あり」と判断
事件のきっかけは、賞品の「ウェブコイン」です。JOPTの上位入賞者に、ウェブコインというデジタル通貨をサポートとして渡す予定でした。これはポーカー業界で使われるもので、海外遠征などの費用に充てられるものです。でも、警視庁がこれに「違法性がある」と指摘したんです。
なぜ違法? 日本では賭博が禁止されていて、風営法で規制されています。ウェブコインはデジタル通貨ですが、現金に換えられる可能性があるため、ギャンブルと見なされる恐れがあるんです。デイリー新潮の取材で、警視庁が「待った」をかけ、運営が直前に変更を決めたことがわかりました。
運営のジャパンオープンポーカーツアー株式会社は、公式サイトでこう発表しています。「参加者の皆様に安心して競技に集中いただくため、運用変更を実施いたします。当面の間、ウェブコインの付与は行いません。」一般社団法人日本ポーカー事業者連盟(JPBA)と相談した結果です。
これで、賞品形式が変わります。大会期間外の海外遠征サポートも、後日案内されるそうです。透明性を重視した運営を続けるとしています。
直前変更で「ギャンブラーたちの暴動」懸念 参加者の混乱は?
問題はタイミングです。大会は12月27日、わずか2日後。デイリー新潮は「直前のルール変更で、ギャンブラーたちの暴動が懸念される」と報じました。2万人もの参加者が集まる中、期待していた賞品が変わると、不満の声が上がるかも。運営は25日中に発表し、混乱を最小限に抑えようとしていますが、心配の声が広がっています。
ポーカー選手の中には、契約で海外トーナメント参加のサポートを受けていた人もいます。契約は任意ですが、期限までに締結しないと保証なし。今回の変更で、どうなるのか注目です。
TDAルール変更の背景も絡む ポーカー界のルール整備が進む
実は、JOPTはTDAルールを基にしています。2024年11月からTDAルールが大きく変わり、JOPTのハウスルールも更新されました。例えば:
- ハンドレンジ解析ツールの使用禁止(WSOP事件がきっかけ)
- ハンドフォーハンド時のタイマーを1ハンド2分固定(JOPT)
- スタック2BB以下でBB優先支払い
- ブレイク明けのシャッフルはリフルから
- ストリングベット(複数動作のベット)の明確定義
これらは公平性を保つための変更です。WSOP2024で優勝者がツールアドバイスを受けていた事件が、世界的に議論を呼びました。JOPTも電子機器の規制を厳しくし、ライブ配信テーブルではイヤホン禁止などです。
また、アンティ形式はBBアンティ(BBA)を採用。BBが全額ポストできない時はBB優先です。チップのカラーアップは端数切り上げ、リバイは席留まり禁止など、細かいルールでプレイヤーを守っています。
ルール更新日は2025年10月6日。今回の賞品変更と合わせて、ポーカー界が法令遵守を強化している様子がうかがえます。
都内アミューズメントカジノ48店舗摘発 ポーカー界全体の課題
このニュースの背景には、都内のアミューズメントカジノ問題があります。警視庁が48店舗で風営法違反を摘発。写真付きで報じられ、「アミューズメントカジノ」と銘打った店舗が、無許可営業をしていたんです。これでポーカーイベントも厳しい目が向けられています。
アミューズメントポーカーはチップで遊ぶはずですが、換金行為があれば違法。JOPTは大会形式で賞品をサポートとしており、賭博ではないと主張してきましたが、ウェブコインがネックになりました。
参加者の皆さんへ 今後の大会はどうなる?
運営は「安心して競技に集中して」と呼びかけています。エントリーは4回まで(リエントリー3回)、18歳未満禁止。ミスディール後も着席OKなど、プレイヤーフレンドリーなルールです。
今回の変更で、賞品は現金や商品にシフトする可能性が高いです。業界団体と連携し、透明性を保つ方針です。ポーカー好きの皆さんは、公式サイトで最新情報をチェックしてくださいね。
日本ポーカーブームは続きますが、法令を守った健全な大会運営が大事です。警視庁の指摘を機に、業界がより強固になることを願っています。このニュース、参加者の皆さんにとって大事な情報ですよ。
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