「Japan Mobility Show 2025」開幕直前レポート〜SCSKと業界各社の未来をつなぐ挑戦〜
2025年10月30日(木)から11月9日(日)まで、東京ビッグサイトにて「Japan Mobility Show 2025（JMS2025）」が華やかに開催されます。本イベントは、従来のモーターショーとは一線を画し、自動車業界を中心とした新たな「モビリティ社会」の姿を幅広く提案する国内最大級のイベントとなっています。今回は「SCSK」をはじめとするIT企業の技術提案や、トヨタグループの新ブランド戦略、一般公開に向けた見どころについて分かりやすくご紹介します。
JMS2025 開催概要とスケジュール
- 会期：2025年10月30日(木)〜11月9日(日)
- 会場：東京ビッグサイト
- 主催：一般社団法人 日本自動車工業会
- プレスデイ：10月29日（水）・30日（木）（業界向け）
- オフィシャルデー：10月30日（木）
- 一般公開日：10月31日（金）〜11月9日（日）
- 詳細なスケジュールやチケット情報は公式サイトを参照ください。
例年以上に豊富なプログラムが組まれ、招待日や特別見学日も用意されています。多くの家族連れ、モビリティファンが新たな暮らしのヒントを探して訪れるイベントとなっています。
トヨタグループの新ブランド戦略とプレスカンファレンス
今年のJMS2025最大の目玉のひとつが、トヨタグループの新たなブランド戦略の発表です。10月29日のプレスカンファレンスでは、TOYOTA・DAIHATSU・LEXUS・CENTURYという4ブランド（報道ではGRも含め全体で5ブランドの再編成）が、それぞれの新指針やコンセプトモデルを一挙に公開する方針を明らかにしました。
- 8:30〜8:50：トヨタ＆ダイハツ プレゼンテーション
- 9:00〜9:15：レクサス プレゼンテーション
- 9:25〜9:40：センチュリー プレゼンテーション
中でも「センチュリー」は従来のフラッグシップから完全な独立ブランドへと進化。その象徴となる新コンセプトカー（センチュリークーペなど）が注目の的になっています。
また、今年の展示ではトヨタとダイハツのブースの仕切りをなくし、一体感を強調したレイアウトで来場者を迎える点も新しいポイントです。
「みんなが『いいね』と言ってくれたモデルは市販化も検討する」という言葉からも分かるとおり、来場者一人ひとりのフィードバックが次世代モビリティの方向性を左右する重要な機会になっています。
SCSKによる3つのモビリティソリューションが登場
今年はIT×自動車の融合が一層加速。その中でもSCSKによる「3つのモビリティソリューション」が注目を集めています。
- 【1】コネクテッド・カー向け統合管理プラットフォーム
クルマそのものが「走るデータセンター」となる時代。多様化するコネクテッド機能を効率良く、かつセキュアに管理するための最新クラウド基盤や運用ソリューションを提案しています。自動車メーカーだけでなく、部品サプライヤ、サービスプロバイダーまで幅広い事業者が恩恵を受ける技術です。 - 【2】次世代MaaS（Mobility as a Service）&自動運転支援サービス
公共交通の再編・地域課題解決に挑む「モビリティサービス」の構築支援、更に自動運転の課題である安全監視・遠隔管理・データ解析等に対応する統合基盤を紹介。法規制の変化にも柔軟に対応し、自治体や企業のパートナーとして信頼を集めています。 - 【3】EV/電動化・エネルギーマネジメント統合ソリューション
クリーンエネルギー時代に不可欠なEV・蓄電池等の「エネルギーマネジメント」を可視化・最適化する統合システム。カーシェア、フリート管理はもちろん、住宅やビルとの連携も視野に入れている点が特徴です。
これらの技術は、移動手段のみならず、社会課題や都市構造全体のアップデートを目指したものです。「移動を支えるIT」は、今や日本の自動車産業の根本的な強みとなっています。
ラリーミーティングや体験イベント、試乗会も充実
JMS2025のもうひとつの見せ場が、複数日に渡る体験型イベントの開催です。特に11月1日には「ラリーミーティング」が企画され、国内外で活躍するラリードライバーやエンジニアが集結して最新技術やレースの裏話を披露します。普段触れることが出来ない競技車両や装備品の展示、ファンとの交流タイムも設けられ、子どもから年配者まで幅広い層が楽しめる内容です。
さらに、国内自動車メーカー各社や部品サプライヤによる最新試作車両の試乗・体験会も多数実施予定。クリーンエネルギー自動車、先進安全装備、スマートモビリティの乗り心地などを実感できる貴重なチャンスとなっています。
社会へ広がる「モビリティ」新潮流の最前線——SCSKや各社の狙い
JMS2025では、「クルマを超えた移動価値」の多層的な進化に注目が集まっています。その中でSCSKがリードするIT融合のアプローチは、都市設計・社会インフラ・環境対策といった分野と密接につながっています。
- 自動運転時代を支えるためのビッグデータ活用やAI解析
- 高齢者・過疎地問題解決へ向けたオンデマンドモビリティ
- 再生エネルギーとの連携による持続可能な移動社会
- 異業種連携による新規事業の共創
「モビリティ＝単なる移動手段」から、「社会を支える網」としての進化が、SCSKをはじめとしたデジタル企業によって推進されています。
イベントの楽しみ方・来場のポイント
- ブースごとに体験型コンテンツが豊富！子どもだけでなく大人も新鮮な驚きが満載です。
- 先端技術のデモンストレーションは、普段ニュースでしか見られない注目ポイント。一流エンジニアの解説も聴くチャンス。
- 混雑対策・アクセス情報も事前に要チェック。招待日・一般公開日で入場制限等がある場合もあります。
- 公式サイトやSNSで最新情報を随時チェック！
まとめ：未来のモビリティ社会に向けて
Japan Mobility Show 2025は、都市と地域、自動車とIT、生活と社会全体をつなぐ新たな「モビリティ社会」の姿を体感できる絶好の場です。SCSKのような技術企業が業界全体の変革を押し進める今、私たち一人ひとりがその波に触れ、想像を超える未来への「一歩」を踏み出すことができるでしょう。
ご来場の際はぜひSCSKの最新モビリティソリューションや、トヨタグループ各ブランドの展示にご注目ください。そして、技術者やプロジェクトリーダーから直接話を聞き、未来のクルマ社会を一緒に考えてみてください。
