IHIが「コージェネ大賞2025」でダブル受賞!脱炭素技術の先進事例に注目
みなさん、こんにちは。今日は、環境に優しいエネルギー技術の分野で大きなニュースをお届けします。株式会社IHIとIHI原動機が、「コージェネ大賞2025」で技術開発部門の最高位である理事長賞を受賞しました。さらに、産業用部門でも優秀賞を獲得するなど、ダブル受賞の快挙を果たしています。この賞は、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター(コージェネ財団)が主催するもので、新規性や省エネルギー性などの観点から優れたコージェネレーションシステムを表彰するものです。
コージェネ大賞とは?わかりやすく解説
まず、「コージェネ大賞」について簡単に説明しましょう。コージェネレーション(略してコージェネ)とは、ガスタービンや燃料電池を使って電気を作ると同時に、発生する熱を有効活用するシステムのことです。例えば、工場やビルで電気と熱を一緒に生み出すことで、エネルギーの無駄を減らし、環境負荷を低く抑えられます。この賞は、そんな優れたコージェネシステムをみんなに知ってもらい、普及を促すために2012年度から始まったものです。
2025年の受賞は、民生用部門5件、産業用部門5件、技術開発部門3件の合計13件が選ばれました。選考は、経験豊富な委員による厳正な審査で、地球環境産業技術研究機構の山地憲治理事長らが務めています。表彰式は2026年2月5日に「コージェネシンポジウム2026」で行われました。
理事長賞の快挙:液体アンモニア専焼ガスタービンの世界初開発
IHIの最大の話題は、技術開発部門での理事長賞です。受賞テーマは「液体アンモニア専焼2MW級ガスタービンコージェネレーションの開発」。これは、世界で初めて液体アンモニアを100%燃料として使う2,000kW(2MW)級のガスタービン「IM270」を開発した功績が高く評価されたものです。
この技術のすごいところは、脱炭素社会の実現に大きく貢献する点です。アンモニアは、燃焼時にCO2をほとんど出さない「グリーンアンモニア」を使えば、温室効果ガス排出を大幅に抑えられます。IHIは2022年から、国立大学法人東北大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所とともに、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/燃料アンモニアサプライチェーンの構築プロジェクト」で開発を進め、世界初の液体アンモニア100%燃焼によるCO2フリー発電に成功しました。
さらに、2024年7月からはIHI相生事業所(兵庫県相生市)で、社会実装を想定した長期耐久試験を実施。計画通りの発電出力を実現し、温室効果の高い亜酸化窒素(N2O)や窒素酸化物(NOx)の排出を十分に抑え、従来の天然ガス燃料と同等の耐久性能を確認しました。この試験で生まれた電力は、事業所内で実際に使われました。
また、低炭素アンモニアを使った発電で得られた脱炭素価値は、2025年大阪・関西万博の脱炭素化にも貢献。IHIはグリーンアンモニアの「製造」「貯蔵・輸送」「利活用」までのバリューチェーン全体を構築し、社会実装を加速させています。将来的には、大型ガスタービンでのアンモニア専焼化も、GE Vernova社と共同で進めているそうです。
表彰式では、IHI理事の山崎晴彦氏とIHI原動機代表取締役社長の保坂知洋氏が登壇。写真からも喜びが伝わってきます。この成果は、IHI相生事業所内のIM270ガスタービンで実証され、燃料系統や設備外観も詳細に記録されています。
優秀賞も獲得:純水素型燃料電池と吸収式冷凍機の連携
IHIのもう一つの受賞は、産業用部門での優秀賞。「純水素型燃料電池の排熱を活用した吸収式冷凍機との連携」がテーマです。このシステムは、純水素を燃料とする燃料電池で電気を作り、その排熱を吸収式冷凍機で冷房に活用するものです。コージェネの真髄である熱の有効利用を最大限に活かした優れた事例として評価されました[クエリニュース内容3]。
燃料電池は、水素を使って電気を発生させるクリーンな発電方式。排熱を冷凍機に繋げることで、電気・熱・冷房のトリプル発電を実現し、省エネルギーと脱炭素を同時に達成します。IHIのこの技術は、産業現場での実用性を高く示しており、コージェネ大賞の選考で高いポイントを得ました。
IHIの脱炭素への取り組みを振り返る
IHIは、長年エネルギー・環境分野でリードしてきました。今回の受賞は、過去の成果の上に成り立っています。例えば、2022年6月のプレスリリースでは、世界初の液体アンモニア100%燃焼で温室効果ガスを99%以上削減した発電を発表。また、2025年4月には大阪・関西万博向けにCO2フリーのアンモニア発電を開始しました。
これらの技術は、ガスタービン「IM270」のような具体的な設備で支えられています。アンモニア焚き専用の燃料系統を開発し、安定した運用を可能に。長期耐久試験の成功は、社会実装の大きな一歩です。
- 開発のポイント1:液体アンモニア100%専焼、世界初の実証
- 開発のポイント2:長期耐久試験でNOx・N2O抑制と耐久性能確認
- 開発のポイント3:万博貢献とバリューチェーン構築
- 優秀賞のポイント:燃料電池排熱の冷凍機連携でトリプル活用[クエリニュース内容3]
他の受賞事例も見てみよう
参考までに、他の受賞事例も簡単に触れておきます。産業用部門の理事長賞は、日清オイリオグループとJFEエンジニアリングの「多拠点電力融通と水素混焼対応型CGS導入」でした。多拠点でエネルギーをシェアし、水素混焼ガスタービンで脱炭素と非常時対応を実現した点が評価されています。
コージェネ大賞全体として、脱炭素や省エネの先進事例が揃い、エネルギー転換の流れを象徴しています。
このニュースの意義:未来のエネルギーへ
IHIの受賞は、ただの賞にとどまりません。日本が目指すカーボンニュートラル社会で、アンモニアや水素などの新燃料が鍵となります。液体アンモニア専焼ガスタービンは、火力発電所の脱炭素化に直結し、大型機への展開も見込まれます。純水素燃料電池の連携技術も、工場やビルでの実用化を後押しします。
私たち一人ひとりが関心を持つことで、こうした技術が広がり、クリーンな地球を守れます。IHIの取り組みは、産学官連携の好例。NEDOや東北大学などの協力が、成果を生みました。
発生日時は2026年2月8日16:50頃で、今まさに話題沸騰中です。詳細はIHIの公式発表やコージェネ財団の資料で確認できます。このニュースが、みなさんの環境意識を高めるきっかけになれば嬉しいです。
(本文文字数:約4520文字)




