ほぼ日、新体制で躍進
ウェブサイト「ほぼ日(旧ほぼ日刊イトイ新聞)」や「ほぼ日手帳」の企画運営を行うほぼ日が、代表取締役社長の交代を発表しました。創業者であり、現社長である糸井重里氏は、代表取締役会長 CEOに就任すると共に、引き続き経営に携わることになりました。後任の社長には、現取締役副社長兼最高執行責任者(COO)の小泉絢子氏が昇格します。
## 新体制の背景と目標
### 糸井重里氏の新役割
糸井重里氏は、ほぼ日を創業し、長年にわたり社長を務めてきました。新体制においては会長 CEOとなり、引き続き経営に携わる一方で、より自由にクリエイティブな活動に専念できます。この抜け目ない役割分担により、ほぼ日は事業の成長を加速させる狙いがあります。
### 小泉絢子氏の経歴と挑戦
新社長となる小泉絢子氏は1978年生まれで、2001年にほぼ日に入社しました。事業支援部長や商品事業部長を経て、2013年6月には取締役に就任。さらに2023年11月からは副社長兼COOとして、糸井氏の経営方針を深く理解し、事業の成長と組織運営に貢献してきました。小泉氏は「社員一人ひとりが『生き生きと輝ける場』を創り、各々の能力を最大限に活かすことで組織力を強化し、事業拡大を推進したい」と意欲を示しています。
## 新たな事業展開
ほぼ日は、11月29日付で「宿泊施設の企画、運営及び管理」や「観光施設の企画、運営及び管理」、「旅行業及び旅行代理業」、「公衆浴場業」などを新設することにも着手しています。これにより、多様な事業展開を図り、企業価値の最大化を目指しています。
## 海外展開
また、今年11月には米国で子会社「Hobonichi Inc.」を設立することが決まりました。CEOには引き続き糸井氏が務めると予定されています。特に「ほぼ日手帳」は、北中米での売上高が20億円に迫り、全体の売上の3分の1を超える成長市場です。この子会社設立により、北米エリアでのさらなる事業拡大を目指しています。
## まとめ
ほぼ日の新体制は、組織の強化と事業の成長を加速するための前向きな選択です。小泉氏のリーダーシップと糸井氏のクリエイティブな活動の相乗効果により、企業価値の最大化が期待されています。ほぼ日は、引き続き新たな挑戦を迎え、成長を続けること間違いありません。



