閉幕後も止まらない「ミャクミャクフィーバー」 大阪・関西万博、グッズ販売&世界の食は継続中

2025年10月13日の閉幕後も、大阪・関西万博の「余韻」は続いています。最大の話題は、公式マスコット「ミャクミャク」グッズの販売延長と、会期中に展開された世界の食を楽しめるグルメ体験が、閉幕後も街なかで継続されることです。「タイガース」(阪神タイガース? やや誤解されやすいですが、ここでは阪神タイガースファンが集まる大阪での一大ビジネスイベントと見立てて語るのも一興です)のように、万博ファンもこれからも「お仲間」でいられる楽しみが増えました。

万博閉幕後もグッズが買える! 「ミャクミャク」は街へ

万博会場で大人気だった「ミャクミャク」グッズ。公式ライセンス商品の総売上は、なんと800億円に達したと報じられています(スポーツ報知)。これだけの売上は、万博歴史上でもまれな規模です。グッズ人気は閉幕後も衰えるどころか、来年3月末まで全国の「会場外オフィシャルストア」で販売継続が決定されました。

販売終了の不安に駆られて今月中に駆け込む必要はありません。例えば、大阪府内では「あべのハルカス店」「JR新大阪駅エキマルシェ店」「エキマルア・ラ・モードJR大阪駅中央口店」「大丸梅田店」「丸善ジュンク堂書店梅田店」「ジュンク堂書店難波店」「エディオンなんば本店」「JR新大阪駅新幹線ホーム店」「高島屋大阪店」「大阪南港ATC店(10月20日閉店)」など、多数の店舗で引き続き購入できます。兵庫県には「ジュンク堂三宮駅前店」、東京にも「丸善丸の内オアゾ店」「大丸東京店(10月27日閉店)」があります。さらに愛知県や岐阜県、公式オンラインストアでも「ミャクミャク」グッズが購入可能です。

SNSでは「会場内販売のやつ買えるのか!」「ミャクミャク買えるの?!」と喜びの声が続出。一方で、「せっかく現地で買ったのに、どこでも買えるとなんかしょんぼり」という複雑な心境を漏らす人も見られました。万博ファンにとっては、閉幕が「終わり」ではなく「次の楽しみ」の始まりだと感じられそうです。

「ミャクミャク」人気の裏側にプロデューサーのこだわり

「万博が終わったから消えていくというのではなく、これからも愛されていくキャラクターに…」。「ミャクミャク」プロデューサーのこの言葉は、キャラクターとグッズの未来へ向けた強い決意を表しています。万博終了後も「ミャクミャク」が愛されていくための工夫は、グッズ販売の延長だけではありません。公式イベントやSNSでの情報発信、地域連携など、多方面での展開がプロデューサー陣によって進められています。

「ミャクミャク」がここまで愛される理由は、その柔らかなデザインと、誰でも親しみやすいキャラクター性にあります。また、グッズのバリエーションも豊富で、子どもから大人まで世代を問わず楽しめるラインナップが揃っています。公式プロデューサーは、「万博の公式マスコットだからこそ、長く愛されるキャラクターを目指した」と語ります。このポリシーが、総売上800億円という数字に結びついたのでしょう。

世界の料理も街なかへ グルメ体験はこれからも

万博会場で味わえた世界各国の料理も、閉幕後は大阪市内の飲食店やイベント会場で引き続き楽しめる見通しです。会期中に培われた料理人同士のネットワークが、閉幕後も大阪の「食」文化を豊かにする力になっています。これは、万博のもう一つの大きな“レガシー”と言えるでしょう。

例えば、会期中に人気を集めたアジア各国のスイーツやヨーロッパ発祥のパン、アフリカ・中東のスパイシーな料理などが、大阪市内のカフェやレストラン、マルシェで引き続き提供される予定です。地元の飲食店主たちは「閉幕で終わりじゃない。ここからが本当の交流の始まり」と意欲を見せています。観光客や地元客にとっても、閉幕後に万博の余韻を味わえるのは大きな喜びです。

「万博マネー」はこれからも大阪経済を刺激

万博グッズや世界の食、関連イベントの継続は、閉幕後も大阪経済に大きな好影響を与え続けます。観光客誘致だけでなく、地元の商業施設や飲食店、中小企業への波及効果も期待されています。

特に「ミャクミャク」グッズの販売継続は、観光土産としてだけでなく、コレクターやファン間での交流を生み、さらなる地域活性化のきっかけとなる可能性があります。阪神タイガースファンのように、グッズ収集や情報交換を楽しむ層が新たに生まれるかもしれません。

まとめ:万博の“終わり”は、新しい“はじまり”

大阪・関西万博は、10月13日で一区切りを迎えますが、その残像は来春まで楽しむことができます。「ミャクミャク」グッズは全国のオフィシャルストアで引き続き販売され、世界の味も街なかで体験可能です。万博プロデューサーの想い通り、愛されるキャラクターと文化的な交流が、これからも大阪に根付いていくことでしょう。

大阪の街は、万博が終わったから終わるのではなく、新しい「つながり」と「楽しみ」が始まる場所へと進化しています。皆さんも一度訪れた方も、まだ行っていない方も、ぜひこの機会に大阪で万博の“余韻”を味わってみてください。

  • 「ミャクミャク」グッズは来年3月末まで、全国の会場外オフィシャルストアや公式オンラインストアで購入可能
  • 世界各国の料理も、閉幕後は大阪市内の飲食店やイベントで楽しめる見通し
  • グッズやグルメ体験の継続は、大阪経済にも大きな追い風となる
  • 万博は終わりではなく、新たな地域交流や文化発信の始まり

<取材協力:2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィス>

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