クレディセゾンとPacific Metaが「Blockchain Summit 2026」を開催、ブロックチェーン×金融の社会実装フェーズへ
金融とブロックチェーンの最先端が一堂に集結
クレディセゾンとブロックチェーン関連企業のPacific Metaは、2026年2月25日に東京・八重洲の鉄鋼ビルディングにおいて、国際カンファレンス「Blockchain Summit 2026」を共同開催しました。このイベントは、金融庁主催の「Japan Fintech Week 2026」の公式関連イベントとして位置づけられ、国内外から多くの参加者を集めた大規模なカンファレンスとなりました。
記録的な参加規模で業界の関心の高さを証明
今回のイベントは、予想を上回る参加者数を記録しました。事前登録者数は約1,200名に上り、実際の来場者数も約550名となるなど、ブロックチェーン技術と金融分野の融合に対する業界の高い関心が窺えます。さらに注目すべき点として、来場者全体の約20%が海外からの参加であり、アジア太平洋地域のみならず、中東やアメリカからのプレイヤーも参加していることがわかりました。登壇者数は46名にも及び、メディア来場社数も14社と、業界内での重要性が広く認識されていることを示しています。
「ブロックチェーン×金融」の社会実装フェーズがテーマ
本カンファレンスでは、「ブロックチェーン×金融の社会実装フェーズ」をテーマとして掲げ、複数の重要なテーマが議論されました。具体的には、ステーブルコイン、RWA(実物資産のトークン化)、デジタル証券(セキュリティトークン)といった最新動向について、国内外の専門家から活発な議論が交わされました。
イベント当日のメインプログラムは、複数のセッションで構成されていました。パネルディスカッションには、国内外の金融機関やブロックチェーン事業者、規制当局など各領域の第一線で活躍する有識者が登壇し、金融インフラの将来像とブロックチェーン技術の社会実装に向けた論点について深く掘り下げました。同時に、海外の市場動向や先進的な実装事例が共有され、日本市場への実践的な示唆が提示されたほか、制度面とイノベーションの両立に向けて実務的な観点から活発な意見交換が行われました。
主催企業の取り組みと将来展望
基調講演およびファイヤサイド・チャットでは、主催・スポンサー企業が登壇し、ブロックチェーン技術を活用した金融変革への展望やグローバル戦略を含む各社の最新の取り組みが共有されました。
Pacific Metaは、ウェブ3やブロックチェーン領域に特化したアクセラレーターとして、ブロックチェーンやトークンを活用した事業が社会実装へと迅速に到達できるよう、人材・ノウハウ・ネットワーク・投資のあらゆる側面から伴走しています。一方、クレディセゾンは、「サービス先端企業」を経営理念に掲げ、「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY ~金融をコアとしたグローバルな総合生活サービスグループ~」を目指しており、クレジットカードを軸にしたペイメント事業を40年以上展開してきた実務基盤を活かして、ファイナンス事業やグローバル事業へと領域を拡大しています。
多角的な議論で浮かび上がるブロックチェーンの課題と可能性
カンファレンスを通じて浮かび上がった重要なテーマの一つが、ブロックチェーン技術の普及における「信頼」の役割です。金融分野でのブロックチェーン導入には、技術的な進歩だけでなく、業界全体からの信頼構築が不可欠であることが改めて認識されました。
イベント当日は、以下の主要テーマが取り扱われました:
- 決済および国際送金 – ブロックチェーン技術による決済システムの革新と国境を超えた送金の効率化
- ブロックチェーンによる新しい金融インフラと市場のつながり – 分散型技術を活用した金融機関間の連携強化
- ステーブルコインとデジタル通貨の普及 – 安定性と規制対応を両立させるデジタル通貨のあり方
- トークン化資産と機関投資家マーケット – 実物資産のトークン化による新たな投資市場の創造
業界を横断した連携と対話の推進
本イベントは、単なる情報共有の場ではなく、業界を横断した連携と対話を促進することを目的として開催されました。クレディセゾンとPacific Metaは、アジアの主要金融機関からの支援も受けており、金融およびブロックチェーン分野における広範で信頼性の高いネットワークを活かして、大手金融機関とスタートアップ間のスムーズな連携を支援しています。
グローバルな視点での知見の共有
カンファレンスでは、日本における最新のユースケースを中心としながらも、東南アジア、韓国、中東、米国など世界各地で進む取り組みや潮流も紹介されました。これにより、参加者は日本国内の動向のみならず、世界規模でのブロックチェーン活用の現状を包括的に理解できる機会が提供されました。
今後への期待と課題
「Blockchain Summit 2026」の開催を通じて、ブロックチェーン×金融領域における社会実装が確実に進展していることが明らかになりました。同時に、技術的な完成度の向上だけでなく、規制当局との協働、業界全体での信頼構築、そして国際的な標準化といった、多層的な課題への対応が必要であることも認識されました。
今回のイベント開催により、日本の金融機関とブロックチェーン企業が一堂に集い、相互の理解を深め、具体的な連携の可能性を探る重要な機会が実現しました。これは、日本が金融とテクノロジーの融合における国際的なリーダーシップを発揮する上で、極めて重要なステップとなるでしょう。



