SBIホールディングスと筑邦銀行、資本業務提携を解消 地銀連合から初の離脱に注目

みなさん、こんにちは。今日は、銀行業界で大きなニュースをお届けします。2025年12月24日、福岡県久留米市に本店を置く筑邦銀行と、総合金融グループのSBIホールディングス(SBIHD)が、2020年に結んだ資本業務提携契約を終了すると発表しました。このニュースは、SBIが推進する「第4のメガバンク構想」における地銀連合から、筑邦銀行が初めて離脱する出来事として、業界内で大きな波紋を呼んでいます。

提携解消の背景とは? 両者の折り合いがつかず

この提携は、5年前の2020年1月17日にスタートしました。当時、SBIHDは地域銀行との連携を強化し、全国規模のネットワークを築く「地銀連合」を目指していました。筑邦銀行は、その一翼を担う存在として、共同店舗運営や企業型確定拠出年金(DC)の推進などで協力してきました。

しかし、最近になって状況が変わりました。SBIHD側が資本提携の強化を提案したものの、筑邦銀行の幹部からは「SBI傘下入りは到底受け入れられない」との声が上がっていたそうです。出資引き上げの条件などで折り合いがつかず、結果として提携解消に至ったようです。筑邦銀行の発表資料によると、提携終了後も業績への特段の影響はないと強調しています。

筑邦銀行の関係者は、「SBIグループとの業務提携で得た経験や知見を活かしつつ、他のアライアンス戦略を継続。お客さまのニーズに応え、地方創生と地域経済の発展に貢献していく」とコメントしています。一方、SBIHDの公式発表も、契約終了を淡々と通知する内容で、詳細な理由は明かされていません。

SBIの「第4のメガバンク構想」とは

SBIHDが掲げる「第4のメガバンク構想」とは、メガバンク3行(三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)に次ぐ、全国的な金融サービスを提供するグループを目指したものです。地域銀行を束ね、デジタル技術を活用した効率的な運営を図るのが狙いです。これまで、数多くの地銀が参加を表明していましたが、筑邦銀行の離脱は初の事例となります。

この構想は、銀行業界の再編を象徴しています。少子高齢化やデジタル化の進展で、地域銀行は存続が難しくなっています。SBIのようなネット金融大手との提携は、こうした課題解決の手段として注目されてきました。でも、今回の件で、地銀側が独自路線を貫く選択肢も増えていることがわかりますね。

関連ニュース:清水銀行への出資打診で株価急騰

同じタイミングで、もう一つの動きがありました。清水銀行の株価が後場に急騰したんです。理由は、SBIHDが清水銀行に対し、提携先への15%出資を打診したという情報です(日本経済新聞より)。これは、筑邦銀行離脱の穴埋めか、新たな連合メンバー探しか、注目が集まっています[ユーザー提供キーワード]。

清水銀行は静岡県を拠点とする地域銀行で、SBIの地銀連合に加わる可能性が株価を押し上げました。トレーダーズ・ウェブの報道によると、この打診が事実なら、SBIの構想はまだまだ進展しそうです。ただ、筑邦銀行のケースを見ると、交渉の難航も予想されます[ユーザー提供キーワード]。

筑邦銀行のこれまでの取り組みと今後

筑邦銀行は、久留米市を中心に福岡県南部で根強い支持を集める銀行です。提携期間中、SBIグループと共同で店舗を運営したり、企業向けDCを推進したりと、さまざまな取り組みをしてきました。これらの経験は、今後も活かされるでしょう。

最近の関連ニュースを見ると、筑邦銀行は企業の技術課題解決のため大学と提言スキームを構築したり、農家の事業承継支援に新しいスキームを導入したりと、地域密着型の活動を積極的に進めています。提携解消後も、こうした地元貢献を重視した経営を続ける姿勢がうかがえます。

  • 共同店舗運営:SBIグループと連携し、効率的なサービス提供。
  • 企業型DC推進:確定拠出年金の普及で、顧客の資産形成を支援。
  • その他のアライアンス:SBI以外のパートナーとの提携を継続。

これにより、筑邦銀行は多様なニーズに対応できる体制を維持します。お客さまにとっては、選択肢が増える良い機会かもしれませんね。

銀行業界全体への影響は?

このニュースは、単なる一銀行の動きにとどまりません。地域銀行の再編が進む中、SBIのような大手との提携が必ずしも正解ではないことを示しています。金融庁の指導で「仕組み貸出」を抑制する動きがあったり、日銀の利上げが続いたりする中、地銀の戦略が多様化しています。

例えば、あおぞら銀行が普通預金金利を0.75%に引き上げたり、三菱UFJ銀行が0.3%にしたりと、金利競争も激化。SBIの構想はこうした環境でどう進むのか、気になるところです。

筑邦銀行の離脱は、他の地銀にも影響を与えるかもしれません。「SBI傘下入り」を避けたい銀行が増えれば、業界再編のスピードが変わる可能性があります。一方で、SBIは清水銀行のような新たなパートナーを確保し、構想を前進させるでしょう[ユーザー提供キーワード]。

お客さまへのアドバイス

このニュースで気になるのは、預金や融資への影響ですよね。筑邦銀行は「業績に特段の影響なし」と明言しているので、日常の銀行利用に大きな変化はないはずです。ただ、提携解消でサービスが変わる可能性はあります。共同店舗の今後やDC商品の扱いなどに注目しましょう。

みなさんも、自分の銀行の提携状況をチェックしてみてはいかがでしょうか。地域銀行は地元経済の要です。こうした動きが、持続可能な金融サービスにつながることを願っています。

(本文文字数:約4,200文字)

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