SBIハイパー預金が誕生!銀行と証券の資金移動を自動化する新たな預金サービスの全貌

2025年9月23日、SBI新生銀行SBI証券は、今後の金融体験を大きく変える預金商品「SBIハイパー預金」の取り扱いを開始しました。日本の個人投資家や株式・投資信託などの取扱の利便性向上を目指すこのサービスは、SBI新生銀行およびSBI証券の口座を持つ方なら誰でも利用できる、大変画期的な決済用普通預金です。
本記事では「SBIハイパー預金」の特徴・仕組み・メリットや、導入により生まれる新たな金融体験、そして現在実施中のキャンペーン情報まで、やさしく詳しく解説します。

SBIハイパー預金とは何か?

SBIハイパー預金は、SBI新生銀行が預金口座管理を行い、その残高が自動的にSBI証券の「買付余力」として即座に反映される連携型円普通預金です。利用者がSBI新生銀行とSBI証券両方の口座を持っていれば、都度の資金移動手続きや面倒な振込作業なしで、
・資金の即時反映
・証券取引や投資商品の購入
などがシームレスに行えます。
これにより、投資新規参入者からヘビーユーザーまで、幅広い層が「もっと気軽に投資できる」新しい体験を手に入れられます。

サービス開始の背景と目的

  • 投資の利便性向上…個人投資家は、従来のように都度入金手続きが不要となり、取引きのタイミングを逃さずに済みます。
  • 資金管理の省力化…売買代金の自動入出金によって、手続き負担が軽減されます。
  • デジタル金融の推進…銀行・証券横断の連携強化で、FinTechへの期待に応える新たなサービス構築を目指しています。

SBIハイパー預金の主な仕組みと特徴

  • 自動資金移動
    利用者がSBI証券で株式や投資信託などを購入したい場合、SBIハイパー預金の残高があれば、SBI証券の買付余力に自動反映され、直ちに取引できます。逆に証券商品を売却した場合も、売却代金が自動でSBIハイパー預金にスイープ(資金の振替)されます。
    ※この自動移動は「スイープ」と呼ばれます。
  • 高金利
    金利は年0.42%(税引後 年0.3346%)と、一般的な普通預金に比べ非常に高水準です。
  • 定額自動振替サービス
    SBI新生銀行の普通預金から指定金額・タイミングでSBIハイパー預金へ自動振替が可能です。積立投資も手間なく実施できます。
  • 預金保険制度の対象
    SBIハイパー預金は日本の預金保険制度の保護対象で、お客様がSBI新生銀行に預けた他の定額保護預金と合算して、元本1,000万円までとその利息が保護されます。
  • 元本保証…預け入れた金額は原則、元本保証されます。
  • 毎月の利息支払い
    毎月11日が基準日、12日に利息が自動支払いされます。
  • ダイヤモンドステージ優遇
    SBIハイパー預金の開設で、翌々月から「ダイヤモンドステージ」が適用されます(SBI新生銀行のプログラムによる優遇)。

利用できる人・開設条件

  • SBI新生銀行口座とSBI証券口座の両方をお持ちの個人のお客様。
  • 開設にはSBI新生銀行の「パワーダイレクト」(インターネットバンキング)が必要です。
  • 住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」と併用はできません。併用したい方は「ハイブリッド預金」の休止・解除手続きが必要です。

従来サービスとの違い

  • SBIハイブリッド預金(住信SBIネット銀行)は旧来の選択肢でしたが、それより更にスムーズに証券連携が可能です。
  • SBIハイパー預金では資金の即時移動、定額自動振替、毎月利息支払いなど、利便性・自動化の面で大幅な進化を遂げています。

利用の流れと具体的な手順

  1. SBI新生銀行とSBI証券それぞれで口座を開設します。
  2. SBI新生銀行のウェブサイトで「SBIハイパー預金」申込み手続き(2025年9月23日から受付開始)。
  3. 24日からサービス利用スタート。SBI証券の買付余力にSBIハイパー預金残高が自動表示されます。
  4. 定額自動振替の設定は「パワーダイレクト」から行えます。

実際の利用シーンとメリット

  • 24時間いつでも株や投資信託購入時に即時資金が反映され、チャンスを逃さない。
  • 日々の生活資金と投資資金を自動で分けたまま運用でき、日常の資金移動に手間がかからない。
  • 利息が毎月支払われるので生活口座としての利便性も抜群。
  • 新たな優遇プログラム「ダイヤモンドステージ」の適用で、さらにお得な条件が受けられる。

導入時の注意点・Q&A

  • SBIハイブリッド預金との違いは?
    SBIハイブリッド預金とSBIハイパー預金は併用不可。ハイパー預金を利用したい場合はハイブリッド預金の休止・解除が必要です。
  • 法人名義では利用不可…あくまで個人向けのサービスです。
  • 取扱内容は今後変更の可能性あり…サービスは開発中の部分もあり、最新情報は公式サイトで確認しましょう。

現在実施中の大型キャンペーンについて

SBI新生銀行とSBI VCトレードでは、「SBIハイパー預金」開始を記念し総額1億円相当のXRP(リップル)交換券プレゼントキャンペーンを実施中です(SBI VCトレード、2025年9月)。
抽選で多くの方にXRP交換券が提供されるとのこと。詳しい応募方法や当選条件は両社ホームページなどで確認してください。

今後への期待とユーザーへの影響

  • 投資初心者から経験者まで、よりスマートに投資や資産運用ができる時代が幕を開けます。
  • デジタル金融の進化で、銀行・証券の垣根を超えた「一元管理」が本格化します。

まとめ

SBIハイパー預金」の登場は、銀行預金・証券投資・日常決済がシームレスにつながる新しい金融体験への大きな一歩です。
投資に対するハードルが下がることで、さらに多くの方が「豊かな資産形成」を手軽に始められる環境が整いつつあります。
今後もサービスの進化に期待しつつ、ご自身の資産運用にぜひ活用を検討してみてください。

参考元