横浜から世界へ!持続可能な都市づくりと防災の今を伝える――アジア・スマートシティ会議2025と市民一丸の取組み
グローバル視点で輝く横浜 ~アジア・スマートシティ会議2025開催~
横浜市は、近年ますます国際都市としての存在感を高めています。その象徴的な動きの一つが、2025年10月に開催される「アジア・スマートシティ会議」です。この会議は、持続可能な未来社会の実現や、循環型経済・脱炭素社会の推進を目的に、アジアを中心とした海外都市、国際機関、最先端企業、学術機関などさまざまなステークホルダーが横浜に集い、共に知見やアイデアを発表する国際会議です。
この会議の舞台となる「パシフィコ横浜ノース」(みなとみらい)は、世界各国の産官学が一堂に会す交流とイノベーションの中心地です。横浜が主催するものとしては唯一で最大級、13回目となる本会議には、過去45カ国・地域が参加し、多言語が飛び交い、国境を越えてさまざまな都市課題解決の知恵が共有されています。今年も「アジアの都市と共にグリーンな未来へ」をスローガンに、循環型社会の実現に向けた議論が繰り広げられる予定です。
循環型社会・脱炭素社会――横浜発 世界の都市イノベーション
アジア・スマートシティ会議は、都市づくり・まちづくりの最新の「ベストプラクティス」が集結する場となっています。都市の脱炭素化のための最先端技術、新たなビジネスモデル、次世代エネルギーや再生可能エネルギー、半導体分野、モビリティ、サーキュラーエコノミー(循環型経済)など、さまざまな角度から課題解決策が紹介されます。
- リバースピッチセッション:アジア各都市が直面する課題を発表し、日本および世界の企業がこれに応える形で技術やノウハウ、提案を積極的に発信します。
- ビジネスマッチング:アジアだけでなく、世界銀行、アジア開発銀行、JICA、OECDなど国際的な支援機関も参加、多様な視点からビジネスチャンスが生まれる交流が盛んにおこなわれます。
- 若者の活躍:次世代を担う学生や若手研究者らも、グリーン社会実現への独自の提案やアイデアを発表し、国際的なネットワークを構築しています。
この国際会議により、横浜は単なる一自治体にとどまらず、アジアのグリーンハブ、そして脱炭素社会のリーダー都市「YOKOHAMA」として大きな注目を集めています。都市課題の解決や環境変化への対応策を世界と共に考えるその姿勢は、横浜の「知の集積」「ネットワーク力」「実行力」によって支えられています。
災害に強い横浜を目指して――市民一人ひとりが主役の防災学習
横浜市は災害対応にも特に力を入れています。“最短3分から分かる防災”を謳い、横浜市防災サイトで誰もが気軽に防災知識を学ぶことができるようになりました。特に旭区・瀬谷区など現場に即した情報を盛り込み、子どもから高齢者まで分かりやすく伝える工夫がされています。
- 自宅で気軽に学べる:スマホやパソコンから簡単にアクセスし、動画やクイズ形式など楽しみながら防災の基礎知識が習得できます。
- 地域ごとの特性に合わせた備え:洪水、地震、土砂災害など各区ごとに異なるリスクや避難所情報、被災時の連絡方法など「地元目線」でまとめられています。
- 親子で取り組みやすい教材:たとえば防災クイズや体験型ワークシート、防災訓練の案内など、日常の延長で自然と「備える力」が身に付きます。
横浜市は過去の様々な大災害の経験を活かし、ハザードマップの充実、災害時の最新情報発信、避難所運営の研修や多文化共生社会への対応など、途切れることなく防災力を高めてきました。
現場力が支える横浜――市議や地域リーダーの熱い思い
市政報告「太’sレポート」164号にて、公明党横浜市会議員・尾崎太氏が、「改めて災害対応に尽力を」と力強く述べています。市議として、鶴見区をはじめとした現場での取り組みや、防災への意識啓発を積極的に進めていることは、市民にとって大きな励みです。
- 地域自主防災組織の強化
- 避難所環境のさらなる整備
- 障がいや外国語など多様なニーズに応える防災施策
- 災害情報の素早く正確な伝達
こうした現場目線の対応が、横浜のまち全体を元気づけ、安心・安全のまちづくりの基礎となっています。
横浜市の明日――持続可能なまちづくりと安全・安心の実現に向けて
横浜市は、アジア・スマートシティ会議の開催を通じて、世界と知恵を分かち合い、共にグリーンで持続可能な未来を描きます。市民一人ひとりが「防災」の主役となり、地域力を発揮することで、どんな変化や困難にも前向きに対応できる“強いまち横浜”へと成長し続けています。
これからも国際都市・横浜の歩みは、グローバルな知見と地域密着の現場力――その両輪でさらに大きく、人にやさしく、未来に希望をもたらす都市像を体現し続けていくことでしょう。