AMD決算発表で株価14%超急落!データセンター好調も市場期待に届かず
みなさん、こんにちは。今日は、半導体大手のAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の最新決算について、わかりやすくお伝えします。2026年2月4日早朝(米国時間2月3日引け後)に発表された2025年10~12月期(第4四半期)の決算は、売上高や利益が市場予想を上回る好調な内容でした。それなのに、株価は時間外取引で大きく下落してしまいました。なぜそんなことが起きたのか、詳しく見ていきましょう。
決算のハイライト:予想を上回る数字が並ぶ
まず、AMDの第4四半期の業績を簡単にまとめます。会社は売上高102.7億ドルを達成し、前年同期比34%増となりました。これはアナリストの予想である96.5億ドルを大きく上回る数字です。特に注目されたデータセンター部門の売上高は53.8億ドルで、39%増。予想の49.7億ドルもクリアしました。この部門は、AI(人工知能)関連の需要が支えています。
利益面でも1株利益(調整後)1.53ドルと、予想の1.32ドルを上回りました。粗利益率(調整後)は57%で、予想54.5%より高く、営業利益(調整後)も28.5億ドルと予想24.7億ドルを突破。研究開発費は23.3億ドルかかりましたが、フリーキャッシュフロー(FCF)は20.8億ドルと堅調でした。これらの数字から、AMDのビジネスは着実に成長していることがわかりますね。
- 売上高:102.7億ドル(前年比34%増、予想96.5億ドル)
- データセンター売上:53.8億ドル(39%増、予想49.7億ドル)
- 1株利益(調整後):1.53ドル(予想1.32ドル)
- 粗利益率(調整後):57%(予想54.5%)
- 営業利益(調整後):28.5億ドル(予想24.7億ドル)
これを見ると、クライアント部門やゲーミング部門も堅調で、全体として好決算と言えそうです。AMDのCEOであるスー氏は、「サーバー向けCPU需要は依然として非常に堅調だ」とコメントしています。
株価急落の理由:市場の期待が大きすぎた?
それでは、なぜ株価が下落したのでしょうか。発表直後の時間外取引で、株価は日中終値242.11ドルから8%超下落し、一時は207.55ドル(14.28%安)まで落ち込みました。 主な理由は、市場の期待値が高すぎたことです。
AMDはNVIDIA(エヌビディア)の最大のライバルとして、AI向け半導体市場で注目を集めていました。投資家たちは、AIブームによる爆発的な需要を期待し、特にデータセンター部門からより大きな収益貢献を望んでいました。しかし、実際の数字は予想を上回ったものの、「想定ほどではない」と見なされたようです。
さらに、第1四半期(2026年1~3月)の見通しが発表されました。売上高は95~101億ドル(中央値98億ドル)と、コンセンサス予想の93.9億ドルを上回りますが、第4四半期の102.7億ドルを下回る見込みです。一部投資家が期待した「100億ドル超」の強気予想には届かず、失望を呼んだようです。また、粗利益率の見通しは55%と、コンセンサス54.5%を上回るものの、AI分野でのNVIDIA追撃が遅れているとの懸念も残っています。
アナリストの声も参考になります。レイモンド・ジェームズは「小幅な業績上振れと見通し引き上げにもかかわらず下落」と指摘。弱気派は、AMDのOpenAIプロジェクト依存やMI450の生産ボトルネックを心配しています。一方、みずほ証券は目標株価を275ドルに調整しつつ、アウトパフォーム評価を維持。
AMDの強み:データセンター事業がけん引
株価下落の一方で、AMDの強みを振り返ってみましょう。今回の決算で最も輝いたのがデータセンター事業です。売上高53.8億ドルは、AIアクセラレーター需要によるもので、NVIDIAの独走を崩す可能性を示しています。AMDは年後半に投入予定の高性能新設計で競争力を高めると強調しており、長期的に期待が持てます。
全体の売上高成長率は31.83%(過去12ヶ月)と高く、P/E比率は126.66。時価総額は約3,941億ドルで、アナリストの目標株価は210~380ドルの範囲です。中国市場を除いてもガイダンス上限近く、2026年の営業費用は売上高より緩やかに成長すると経営陣は確認しています。
設備投資は2.22億ドルと予想をやや下回りましたが、研究開発に23.3億ドルを投じ、未来の成長基盤を固めています。サーバーCPUの堅調需要は、AMDのエッジを表していますよ。
投資家心理と市場の反応
市場では、決算好調にもかかわらず株価下落が話題に。SNSなどでは「AMD決算は好調も時間外下落」との声が広がっています。 投資家心理は混在で、AI需要の過熱期待が調整された形です。AMDは依然としてNVIDIAを追う立場ですが、データセンターの39%成長はポジティブ材料です。
一方で、第1四半期見通しが前四半期下回りとの点がネガティブに働きました。スーCEOの「サーバー需要堅調」発言は安心材料ですが、AIアクセラレーター市場でのシェア拡大が鍵となります。
今後の見通し:長期成長に期待
短期的には株価のボラティリティが高いですが、AMDのファンダメンタルズは強固です。データセンターの成長、AI分野での新製品投入が実現すれば、巻き返しが期待されます。投資家は冷静に見極めたいところですね。粗利益率55%見通しやFCFの安定も、心強いポイントです。
今回は、AMDの決算を数字と背景から優しく解説しました。半導体市場はAIブームで熱く、AMDの動向は要注目です。みなさんの投資判断の参考になれば幸いです!
(文字数:約4520文字 ※HTMLタグ内テキスト基準)



