3年8ヶ月ぶり!JR陸羽西線が運転再開 利用者から喜びの声

2022年5月から運休していたJR陸羽西線が、2026年1月16日(金)の始発列車から運転を再開しました。戸沢村の国道47号トンネル工事に伴う運休でしたが、この日ついに鉄路が復活し、沿線地域の利用者から大きな喜びの声が上がっています。

運休の背景と再開までの道のり

陸羽西線は、高規格道路の一部を構成する戸沢村の国道47号「高屋道路」のトンネル工事の影響を受けていました。交差する陸羽西線の「第二高屋トンネル」との間隔が狭く、国土交通省とJR東日本が安全を最優先として運転を休止していたのです。この間、2022年5月から新庄駅と酒田駅の間でバスによる代行輸送が実施されていました。

3年8ヶ月に及ぶ長期の運休期間を経て、ようやく安全が確保され、運転再開の見通しが立ったことから、JR東日本が正式な運転再開を発表しました。

運転再開後の運行体制

再開後の運行は、運休前と同じ上下合わせて18本が運行されます。具体的には、新庄~余目間で1日5往復、新庄~酒田間で1日4往復の運行となります。

ただし、利用者が極めて少ない羽前前波駅と高屋駅については、全ての列車が通過駅となります。これらの駅については、今後廃止に向けた検討が進められているとのことです。

バスによる代行輸送は、2026年1月15日(木)をもって終了しました。

利用者からの期待と喜びの声

運転再開により、庄内地方の高校に通う生徒など、多くの利用者が便利さの向上を実感しています。鶴岡に通う新庄の高校生は、「バスを乗り継いで学校まで行っていたので、電車1本で行けるのはとても良い」とコメントしています。

また、鉄道ファンからも期待の声が上がっており、「鉄路はやっぱり残してほしい」と復活を記念してお見送りをする人の姿も見られました。

今後の課題と記念イベント

一方で、陸羽西線の路線維持には課題も残されています。利用者の拡大が今後の重要なテーマとなっており、JR東日本と山形県では、沿線の魅力を発信するための取り組みを強化する必要があります。

運転再開を記念して、JR東日本東北本部と山形県は、2026年1月18日(日)に記念イベントを開催します。新庄駅と最上広域交流センターゆめりあを会場に、新庄駅長と地元園児による出発式、新庄吹奏楽団によるファンファーレの演奏、地域のご当地キャラクターによるお見送り・お出迎えなど、多彩な企画が予定されています。

また、新庄駅では足湯につかりながら発着する列車をご覧いただける企画も用意されており、記念手ぬぐいや温泉の素(先着100名)が特典として配布されます。

地域にとって重要な路線

陸羽西線の運転再開は、単なる交通機関の復活にとどまりません。庄内地方と最上地域を結ぶこの路線は、通学や通勤、観光など、地域の生活と経済活動を支える重要なインフラとなっています。

長期間にわたる運休で課題が浮き彫りになった路線でもありますが、今回の運転再開により、沿線地域の活性化と利用者の便利さ向上への第一歩が踏み出されました。JR東日本と山形県、そして沿線の自治体や地元団体が一体となって、この大切な路線を守り、発展させていくことが今後の課題となっています。

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