浦井健治と小池徹平がW主演、新作ミュージカル『ある男』まもなく開幕

2025年8月4日より、東京・豊島区立芸術文化劇場(東京建物 Brillia HALL)にて話題の新作ミュージカル『ある男』が幕を開けます。主演は、俳優の浦井健治さんと小池徹平さん。二人の息の合った演技と歌唱に全国の演劇ファンが注目を集めています。

作品の魅力と舞台設定

『ある男』は、平野啓一郎さんの同名小説を原作とし、ブロードウェイ作曲家ジェイソン・ハウランド氏が音楽を担当した完全オリジナルミュージカルです。物語は、弁護士・城戸章良(浦井健治)が依頼人の谷口里枝(ソニン)から奇妙な調査を依頼されることから始まります。事故で亡くなったはずの夫・谷口大祐が実は別人だったという衝撃の事実に巻き込まれ、城戸がその“X”(小池徹平)の謎を追いながら存在の根源に迫っていくヒューマンドラマです。

稽古場レポートとキャストの熱気

7月18日に行われた稽古場公開では、浦井健治さんと小池徹平さんが劇中の重要なシーンや「暗闇の中へ」というデュエットナンバーを熱唱し、作品の壮大さと繊細さを感じさせました。質疑応答では演出家の瀬戸山美咲氏も同席し、作品へのこだわりやテーマについて語りました。

出演陣には浦井健治、小池徹平、濱田めぐみ、ソニン、上原理生、上川一哉、知念里奈、鹿賀丈史ら豪華メンバーが名を連ねており、全国ツアーとして東京公演のほか、広島、愛知、福岡、大阪でも上演される予定です。

小池徹平、39歳の今語る「アイドル視されてモヤモヤした20代」と現在の心境

小池徹平さんは現在39歳。これまで俳優として多彩な役をこなしつつ、20代の頃はアイドル的な見られ方に「モヤモヤ」を感じていたと率直に振り返っています。アイドル視されることに自分の表現力や役者としての幅が制限されるような感覚があったそうです。

しかし30代になって「力が抜けた」とも語り、今は肩の力を抜きつつ、私生活では「100%子どもに時間を使っている」と明かしました。家族第一の姿勢が、彼の演技や人生観にも豊かな深みを与えています。

7公演限定!『ある男』ReVIEW(レビュー)公演の開催決定

新作ミュージカル『ある男』は本公演の終了後、7公演限定でReVIEW公演も開催が決定しました。この特別な公演では、観客からの評価やフィードバックを踏まえた演出や演技のさらなるブラッシュアップが行われる予定です。

この機会は作品の魅力を深く味わい、出演者の熱いパフォーマンスをより濃密に体感できる貴重な場といえるでしょう。

まとめ

浦井健治さんと小池徹平さんのW主演によるミュージカル『ある男』は、心の奥底を揺さぶる深い人間ドラマと美しい音楽が融合した、新たな舞台芸術の挑戦です。39歳となった小池徹平さんの成熟した演技と共に、舞台で繰り広げられる物語は観るものの心に強く響きます。

2025年8月4日に幕を開ける東京公演を皮切りに、順次全国で上演されるので、ぜひこの機会に劇場でドラマチックな世界を体感してみてください。

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