AptosとHashPortがEXPO2025デジタルウォレットの交通広告を開始

2025年4月13日から開催される大阪・関西万博に向けて、AptosはHashPortとのコラボレーションにより、EXPO2025デジタルウォレット(以下、「EXPOウォレット」)の大規模な交通広告を展開することを発表した。この広告は、大阪の主要交通拠点であるJR大阪駅やその周辺の鉄道路線に掲出され、約2,800万人の来場者を見込むこの国際的なイベントへの認知拡大と来場促進を目指している。

広告掲出場所と期間

今回の広告展開は、以下のように計画されている:

  • 屋外広告(大阪駅)
    • 大阪駅中央口 床面広告(2025年4月14日~4月20日)
    • 大阪駅中央口 エスカレーター広告(2025年4月14日〜4月20日)
  • 電車内広告
    • JR西日本「WESTビジョン」(大阪環状線・JRゆめ咲線)にて15秒動画スポットを放映(2025年4月13日〜7月13日)

EXPO2025デジタルウォレットの特徴

EXPOウォレットは、大阪・関西万博において提供される特別なウォレットサービスであり、万博のテーマである「デジタル」「未来への行動」に基づいたアプリサービスである。具体的な機能としては以下のものがある:

  • つかう機能のミャクペ!:クレジットカードや銀行口座からチャージして使える二次元コード決済型の電子マネー。
  • ためる機能のミャクポ!:万博関連の取り組みに参加することでポイントが貯まり、様々な景品と交換可能。
  • あつめる機能のミャクーン!:万博関連イベントへの参加で特別なNFTを取得できる。
  • つながる機能:ブロックチェーン技術を利用したスタンプラリーやイベント参加証明SBTの取得。

パートナーシップの意義

今回の広告展開は、AptosとHashPortの戦略的パートナーシップの一環であり、日本におけるブロックチェーン技術の革新と採用を推進するという共通の使命を反映している。交通量の多い地域に広告を配置することで、最先端のテクノロジーを日常生活に取り入れることを強調し、万博の理念を後押しする狙いがある。

Aptosは、EXPOウォレットの移行後に18,000件の取引と2,600件の新規アカウント作成を記録するなど、強い立ち上がりを見せている。HashPortの代表取締役CEO 吉田世博氏は、「ユーザー体験を向上させる技術の力を信じている」と述べ、Aptosとのコラボレーションがブロックチェーンのメリットを広める取り組みであることを強調した。

今後の展望

Aptos Labsの共同創設者兼CEOであるAvery Ching氏も、EXPOウォレットのユーザーからの反応に勇気づけられていると述べ、今後のマスアダプション促進に向けた取り組みを強化する意向を示した。また、EXPOウォレットチームは、日本政府観光局や大阪外食産業協会、南海電気鉄道などの企業との連携を強化し、万博期間中のデジタル体験を充実させることを目指している。

終わりに

AptosとHashPortのコラボレーションによるEXPO2025デジタルウォレットの交通広告は、未来のテクノロジーを身近に感じさせる取り組みであり、万博開催に向けた期待感を高めるものとなるだろう。日本におけるブロックチェーン技術の発展とともに、より多くの人々が新たなデジタル体験を享受できる未来が待ち望まれる。

EXPOウォレットの最新情報や詳細については、こちらをご覧ください:EXPO2025ウォレット公式サイト