合言葉は「この指とまれ」 – 『昭和100年祭』がパートナー募集を開始

2026年12月25日に始まった昭和が、今年100年を迎えることを記念して、『昭和200年に向けたカルチャー創造宣言 昭和100年祭』が、企業・団体・自治体からの協業パートナーを募ることを発表した。この取り組みは、昭和の文化を未来へと継承することを目的としており、広く「この指とまれ」という合言葉のもと、参加を呼びかけている。

昭和の奇跡を未来へ継承する

『昭和100年祭』は、昭和の元気や夢をノスタルジーに留めるのではなく、温故知新の精神で未来へとつなげることを目指している。昭和には情緒とやさしさがあふれており、その価値を失うことなく、昭和200年に向けての道を共に歩んでいくことを希望している。

パートナーシップの詳細

参加を希望する企業や団体、自治体は、「商標使用に関する基本契約」に同意の上、実行委員会の審査を経て『昭和100年祭』の商標使用の権利とロゴ一式を受け取ることができる。既存のビジネスや非営利活動においては、使用に際して費用は発生せず、公式サイトには協業パートナーとして名称が掲載され、リンクも貼られる。

また、『昭和100年祭』と新たなビジネスを展開する場合には、ロイヤリティ契約が必要となり、その詳細は公式サイトにて紹介される予定である。プレス向けのリリースも随時行われるという。

先行事例 – 本田技研工業との協業

『昭和100年祭』の一環として、本田技研工業との協業企画が進行中である。3月21日から開催される国内最大のオートバイ関連見本市『モーターサイクルショー』では、『昭和100年祭』と『HONDA』ブランドのロゴをフロント面に配したTシャツが販売される予定だ。これは昭和の文化を新しい形で表現し、参加者に夢を与える取り組みとなる。

『昭和100年祭』のプロデューサーによる新刊

『昭和100年祭』のプロデューサーである北村明広は、協業パートナーの募集開始と同時に、自身の昭和論をまとめた著書「俺たち昭和後期世代」をワニブックスから発表した。この書籍では、昭和を前期、中期、後期に分け、昭和後期世代の影響を検証している。

北村氏は、昭和後期に多感な時期を過ごした世代を中心に、その世代に強く影響を与えた事象を抽出し、昭和の文化が未来にどのように影響を与えるかを考察している。最終章では「昭和は続くよいつまでも」と締めくくられており、懐古に留まらず、未来への希望を語る内容となっている。

終わりに

『昭和100年祭』は、昭和の文化を未来へと継承するための重要な取り組みであり、企業や団体、自治体が協力することで、さらなる可能性が広がることが期待される。参加者が共に「この指とまれ」と手を取り合い、昭和の精神を未来に引き継いでいくことを願っている。詳細は公式サイトをご覧いただき、ぜひこの機会に参加を検討してみてはいかがだろうか。

『昭和100年祭』公式サイト