全国の書店員が選ぶ本屋大賞2025応援企画結果発表
株式会社ドワンゴが運営する国内最大級の本のレビュー投稿サイト「読書メーター」は、ユーザー投票による「本屋大賞2025 予想チャレンジ」の結果を発表した。この企画は、3月10日から3月31日までの間に実施され、昨年の受賞作で連覇を期待される作品が注目を集めた。
「本屋大賞2025 予想チャレンジ」結果
「本屋大賞2025」の大賞受賞作品を予想するために、読書メーター内の特設ページで行われた投票の結果、以下の3作品が予想票数上位にランクインした。
- 1位:『成瀬は信じた道をいく』宮島 未奈(新潮社)
昨年の「本屋大賞」受賞作であり、全投票数の22%を占める結果となった。ユーザーからは連覇を期待する声が多く寄せられている。 - 2位:『カフネ』阿部 暁子(講談社)
【第8回未来屋小説大賞】【第1回「あの本、読みました?」大賞】を受賞した作品で、読書メーターのランキングでも常に上位に位置している。読了後に誰かに読んでほしくなる作品として票を集めた。 - 3位:『禁忌の子』山口 未桜(東京創元社)
デビュー作でありながら【第34回鮎川哲也賞受賞作】という実績を持つ本作は、医療と本格ミステリを融合させた内容で、多くの応援コメントが寄せられた。
読書好きのユーザーたちの予想結果が果たして的中するのか、近日発表予定の「本屋大賞2025」の結果と共に楽しみである。
「本屋大賞2025 予想チャレンジ」の概要
この企画は、「読書メーターの“本好き“の皆様と本屋大賞をより盛り上げたい」という思いから始まった。昨年は、読書メーターの年間ランキング1位の『成瀬は天下を取りにいく』が本屋大賞でも大賞に輝き、参加者の約45%が的中するという高い的中率を記録した。
今回の予想チャレンジでは、ノミネートされた10作品から大賞を予想し、投票者には「的中賞」と「参加賞」が贈呈される。また、ランキング1~10位を全て当てた方には「ピタリ賞」が用意され、特設ページにて紹介される。
特設ページはこちらからアクセス可能で、的中賞・ピタリ賞の結果は4月10日頃に発表される予定だ。
「本屋大賞」とは
「本屋大賞」は、NPO法人本屋大賞実行委員会が2004年に設立した、新刊書の文学賞である。書店員が過去1年間に発刊された書籍の中から「面白い」「売りたい」と思った本に投票する形式で選ばれる。書店員自身が読んで選ぶため、実際に売れる本が選ばれるという特徴がある。
対象作品は2023年12月1日から2024年11月30日までに刊行された日本の小説で、発掘部門も設けられている。今後のスケジュールとしては、2024年12月1日に一次投票が開始され、2025年2月3日にノミネート作品が発表される予定だ。
終わりに
今回の「本屋大賞2025 予想チャレンジ」は、読書ファンにとって非常に楽しみなイベントとなっており、参加者の予想がどのように結果に結びつくのか注目される。読書メーターを通じて、さらなる読書文化の発展が期待される中、今後の「本屋大賞」の結果発表に多くの人々が関心を寄せることだろう。