ピックルボール グローバルトッププロ育成プロジェクト「Pickleball X」が始動
元ピックルボール世界チャンピオンのダニエル・ムーアを中心とした有志メンバーが立ち上げた、日本初の「ピックルボール グローバルトッププロ育成プロジェクト」において、厳選な選考を経て男女合計12名の選手が選出されたことが発表された。選ばれた選手たちは、今後約半年間、世界レベルのトレーニングを受けながら、ピックルボールのトッププロを目指すことになる。
プロジェクト名称「Pickleball X」の意味
本プロジェクトの名称は「Pickleball X(ピックルボール エックス)」とされており、未知なる可能性やコラボレーションの意味を込めている。急速に拡大するピックルボールの可能性に賭け、集まった選手を育成し、さらなる可能性を切り拓くことを目指している。また、通称はPX(ピーエックス)とし、今後この名称が広く使用される予定だ。
選考プロセスと応募状況
プロジェクトの募集は1月31日(金)から開始され、全国から128名の応募が集まった。応募者は、ピックルボールの大会入賞経験者から、テニスやバドミントンなどのラケットスポーツで優れた実績を持つ選手まで多岐にわたり、最年少は12歳、最年長は69歳という幅広い年齢層が参加した。
選考は書類審査を経て、2月15日(土)と2月22日(土)に神奈川県横浜市のKPI PARKにて実技審査が行われた。審査員は基礎的な練習から実戦の様子までを確認し、競技技術、身体能力、戦略的思考、試合での適応力、メンタルの強さなどを総合的に評価した。
選出された選手たち
その結果、男女各6名、計12名の選手が選出された。選手たちは今後、国内最高レベルのトレーニング環境で、世界トップレベルのピックルボールプレイヤーを目指して挑戦を続ける。選考結果は2月28日(金)に参加者に通知され、AIを活用したフィードバックシートも提供され、各参加者が自身の成長ポイントを把握できる仕組みが整えられた。
選出選手の主な競技歴
以下は選出された選手の主な競技歴である。
男子選手
- 大家尚通(23歳): U18関東ジュニアテニス選手権シングルス出場など
- 佐藤哲哉(55歳): 元デビスカップ日本代表、全日本選手権ダブルス優勝5回など
- 杉山雄希(29歳): テニスインターハイ出場、PJF Picklball Championship Open 6位など
- 畠山成冴(28歳): 全日本ジュニアテニス選手権シングルス優勝など
- 松田拓己(20歳): ピックルボール 杉並オープン男子ダブルスオープン3位など
- 吉田祐太(28歳): Asia Pickleball Games 2024 日本代表選出など
女子選手
- 大森万由(20歳): 全国私学高等学校テニス選手権大会団体戦ベスト16など
- 佐脇京(14歳): 全国小学生テニス選手権準優勝など
- 嶋晴菜(28歳): 全国中学生テニス選手権大会女子ダブルス優勝など
- 羽澤未宥(29歳): PJF Pickleball Championship in JAPAN 2024 Mixedダブルス優勝など
- 福永雛乃(28歳): テニス全日本ジュニア国体出場など
終わりに
今回の「Pickleball X」プロジェクトは、日本のピックルボール界に新たな風を吹き込むものであり、選出された選手たちの挑戦が今後のスポーツシーンにおいて注目されることは間違いない。彼らの成長と活躍が、ピックルボールのさらなる普及と発展に寄与することを期待したい。
詳細は公式サイトでも確認できる。こちらからご覧ください。