トランプ大統領、習近平国家主席からイラン関連で重要な確約を獲得
中国がイランへの武器供給しないと「同意」
ドナルド・トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席から個人的な書簡を受け取ったことを明らかにしました。その書簡の中で習氏は、米国とイランの間で続く紛争においても、中国がイランに武器を供給していないことを確約したとのことです。
トランプ大統領がFOXビジネスのインタビューで語ったところによれば、イランへの武器供給に関する報道について中国側に尋ねた書簡への返信として、習氏から「素晴らしい手紙」が届いたということです。トランプ氏が習氏に対し、いかなる武器も供給しないよう伝えたところ、中国側から返答があったと述べています。
トランプ大統領は「基本的に、彼はそのようなことはしていない」と説明し、習氏がこの約束を守っていると主張しています。その後、トランプ氏はソーシャルメディアへの投稿で、中国がホルムズ海峡を「永久に」開放するという自身の決断を「非常に喜んで」おり、イランに武器を送らないことに「同意した」と述べました。
中国外務省は報道を否定するも、衛星利用の報告も浮上
これに対して、中国外務省は4月14日、イランへの武器供給に関する報告を「完全に捏造されたもの」として一蹴しました。
しかし、その翌日には別の報告も浮上しています。フィナンシャル・タイムズはイランが中国製のスパイ衛星を「密かに入手」し、中東全域の米軍基地や資産を標的にするために使用していたと報じました。こうした報告は、米国側が中国とイランの関係について引き続き警戒していることを示唆しています。
イランとの交渉が急速に進展
一方、トランプ大統領はイラン側との交渉についても重要な進展があったと主張しています。トランプ大統領は記者団に対して、イラン側から電話があり、「イランが合意をまとめたいと望んでいる」と述べました。
さらに注目されるのは、トランプ大統領がイランとの協議を「近くパキスタンで」開催することを示唆していることです。大統領は戦闘終結は近いとの認識を示しており、今週末にも再協議が行われる可能性があるとみられています。
核兵器問題でも進展か
トランプ大統領は、イラン関連の協議に先立って、「核兵器は持たせない」と述べており、イランを牽制しています。これは、イランが核兵器不保持と高濃縮ウラン引き渡しに同意する可能性があることを示唆しているとも受け取れます。
トランプ氏は交渉について「非常に前向きで重要な何かが起こる」との認識を示しており、米国とイランの間に緊張緩和の兆しが見られつつあります。
米国の対イラン政策における重要な転機
中国がイランへの武器供給をしないという確約、そしてイラン側が合意をまとめたいという意思表示は、中東地域の安定に向けた重要な進展と言えます。トランプ大統領の仲介外交により、米国・中国・イランの三者間で歴史的な合意に至る可能性も高まっています。
今後の展開は、4月の後半に予定されているパキスタンでの協議がどのような成果をもたらすかにかかっていると考えられます。



