名古屋・東山動植物園のオオカミが一般来園者に心を許す 「もののけ姫みたい」とSNSで話題沸騰

名古屋市にある東山動植物園で撮影された動画が、Instagramで393万回を超える再生数を記録し、大きな話題となっています。その内容は、飼育員ではない一般の来園者がオオカミに心を許される、まさに奇跡のような瞬間を捉えたものです。

オオカミ・ティムくんが示した驚きの行動

話題の中心となっているのは、園内で暮らすオオカミのティムくんです。1歳の息子・ピヨちゃんを抱っこしたパパがオオカミ舎を訪れた際、ティムくんは待ち焦がれていたかのような反応を見せました。シッポを振りながら飛び跳ねて大喜びし、ガラス越しにペロペロとパパをなめる仕草を見せたのです。その姿は、動画投稿者のママいわく「まさに『喜びの舞』」そのもの。

さらに別の日には、パパとティムくんが追いかけっこをして遊ぶ様子も撮影されました。楽しそうに遊ぶティムくんの姿に、他の来園者たちも集まり、スマートフォンを手に撮影する人まで現れるほどの盛況ぶりです。

「初めて会ったときから懐いてくれた」

動画を投稿したパパ・ママ(@bokumarley)によると、このティムくんとの関係は非常にユニークなものです。自宅ではシベリアンハスキー2頭(7歳のおじクマくん、3歳のたぬきちくん)と1歳の息子・ピヨちゃんと暮らしているという家族です。

ティムくんとの初対面について、パパは「オオカミ舎で初めて会ったときから、ティムは動画のときと同じような感じで懐いてくれました」と振り返ります。最初は常連さんから「ティムは赤ちゃんが好き」と聞いていたため、息子のピヨちゃんに反応しているのだと思っていたそうです。しかし、他の赤ちゃんが来ても、ピヨを抱っこしていなくても、ティムくんは走ってついてくるという行動を見せ、パパ自身に懐いていることが明らかになりました。

心を通わせた家族の思い

パパの家族は、このオオカミとの関係を非常に大切にしています。自宅でハスキーを飼育しているため、「動物は他種だけど家族なので、もうティムは家族みたいな感じ」だといいます。できることなら連れて帰りたいほどの思い入れがありますが、それが叶わないため、動物園の年間パスポートを購入し、時間があるときはできるだけ動物園に通うようにしているとのこと。

ママも同じ気持ちで、「ティムが私たちになにかを感じて懐いてくれ、私たちが来ると本当に喜ぶので『連れて帰りたい』できることなら『直接撫でてあげたい』くらいです」と語ります。さらに、この経験が息子のピヨちゃんの成長にもいい刺激になっていると感じており、「人間からは学べないことや、経験などを兄貴たち(ハスキーたち)が教えてくれるので、それもまたピヨの成長にとっていい刺激になっている」と述べています。

SNSで広がる反応

この微笑ましい動画には、SNS上で多くのコメントが寄せられました。視聴者からは「羨ましい♡」という声の他、「もののけ姫みたい」というコメントも多数。確かに、オオカミと人間が心を通わせる様子は、まるで宮崎駿の名作に出てくる一場面を思わせるような神秘的さがあります。

また、「こんな経験された方いますでしょうか?」というコメントとともに、「動物園の年パス買いました(笑)」とママが報告しているように、この体験は家族にとって本当に特別で、貴重なものとなっているのです。

人と動物の絆の可能性

このニュースが多くの人に響いている理由は、人間と野生動物が心を通わせることの希少性と美しさにあるのでしょう。通常、オオカミのような野生動物は、人間に警戒心を持つものです。しかし、ティムくんがパパに示した信頼と親しみの込もった行動は、動物たちが人間のことをどう感じるか、その可能性を改めて考えさせてくれます。

東山動植物園は、このような人と動物の貴重な交流の場として、多くの来園者から注目を集めています。動物園の年パスを購入してまで足を運ぶこの家族の行動からは、ティムくんとの関係がいかに特別で大切なものであるかが伝わってきます。

まとめ

名古屋市の東山動植物園で起きたこのエピソードは、単なる珍しい光景ではなく、人間と動物が心を通わせることの素晴らしさを象徴しています。シベリアンハスキーを飼っているというパパの動物への向き合い方が、ティムくんに信頼されたのかもしれません。今後も、この家族とティムくんの関係がどのように深まっていくのか、見守りたいところです。

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