蓮見翔さん脚本「ロマンス」 ダウ90000が第70回岸田國士戯曲賞を受賞! 三度目の正直で初の栄冠
みなさん、こんにちは! 今日は演劇界で大きなニュースをお届けします。人気お笑い集団ダウ90000の第7回演劇公演「ロマンス」が、名高い第70回岸田國士戯曲賞を受賞しました。脚本・演出を手がけた蓮見翔さんが、ついに初の受賞を果たしたんですよ。この賞は、劇作家の岸田國士さんの遺志を大切に守るために、白水社が主催する由緒ある賞です。選考会は本日、2026年2月16日に東京の日本出版クラブで開かれ、受賞が決まりました。
蓮見翔さん、三度目の挑戦でつかんだ栄光
蓮見翔さんは、ダウ90000の主宰者で、脚本家としても注目されてきました。実は今回が初めての受賞ではなく、三度目の正直なんです。2021年に上演された「旅館じゃないんだからさ」と、2023年の「また点滅に戻るだけ」で、最終候補に選ばれていました。それでも受賞には至らず、ファンの皆さんはドキドキしながら見守っていたことでしょう。でも、「ロマンス」で念願の栄冠を手にしました! これは本当に素晴らしい快挙です。
受賞作はもう一つあり、大石恵美さんの「よだれ観覧車」も一緒に選ばれました。最終候補には、石黒麻衣「季節」、川村智基「DOGHOUSE」、島川柊「ウテルス」、筒井潤「唯一者とその喪失」、額田大志「彼方の島たちの話」、メグ忍者「Eternal Labor」の計8作品が名を連ねていました。選考委員は、市原佐都子さん、上田誠さん、岡田利規さん、タニノクロウさん、野田秀樹さん、本谷有希子さん、矢内原美邦さんという豪華な面々。皆さん演劇界の重鎮ばかりです。正賞は時計、副賞は各30万円で、授賞式は5月11日(月)の18時から、東京神田神保町の日本出版クラブで開催されます。受賞おめでとうございます!
「ロマンス」ってどんな舞台? ユニークなストーリーを優しく解説
それでは、「ロマンス」の魅力を、わかりやすくお伝えしましょう。この作品は、ダウ90000の第7回演劇公演で、昨年2025年5月から11月にかけて、東京、大阪、金沢、福岡の4都市で上演されました。ダウ90000初の4都市公演ということで、たくさんの方に観ていただけたんですよ。
物語の舞台は、24時間営業のスーパーの夜勤で働くフリーター2人を中心に展開します。この2人を、蓮見翔さんと道上珠妃さんが演じています。彼らは、ある漫画を読んでいて、登場人物の容姿が自分たちにそっくりだと気づくんです。そして、常連客の1人がその漫画家・大八木本人だと知ります。
ここからが面白い! 劇中には劇中ドラマと劇中マンガが絡み合って、現実とフィクションの境目が曖昧になっていきます。例えば、坂谷と大八木というカップルのエピソードが、ドラマ版とマンガ版で記憶が食い違っていたり、同じ出来事が違う視点で描かれていたり。スーパーのフリーターたちがそれを見守る中で、炎上が起きて大八木が実家に帰る決意をするんです。メタフィクション的な要素が満載で、観客をぐいぐい引き込みます。
出演者は、蓮見翔、園田祥太、飯原僚也、道上珠妃、上原佑太、中島百依子、忽那文香、吉原怜那の8人。公演場所は、東京、大阪、金沢21世紀美術館シアター21、福岡の西鉄ホールなど。金沢公演は2025年10月24日から26日、福岡は11月7日から9日でした。
舞台の工夫が光る! 一人二役と多層構造の妙
この公演の最大の見どころは、一人二役の配役です。蓮見さんと道上さんが、スーパーのフリーターと、劇中マンガの坂谷・大八木を一人二役で演じ分けます。ダウ90000は8人体制なので、これまで必要なかった技ですが、今回は劇中ドラマ、劇中マンガ、現実の3つのレイヤーで同じカップルを描く構成にぴったりでした。
面白いのは、劇中マンガの容姿がフリーター2人をモデルにしているという設定で、一人二役を作品内で自然に説明してしまう点。ダウ90000ファンには、蓮見さんから道上さんへの敬語が新鮮で、「蓮見→道上」の関係性が逆転する記号的な面白さがあります。劇中ドラマの飯原さん・吉原さんカップルがそれを上手く繋げてくれますよ。
また、従来のダウ90000作品は、レンタルビデオ店やゲーセンなどのワンシチュエーションで、8人が間髪入れずにセリフを畳み掛けるスタイルが特徴でした。でも「ロマンス」では、公園、デスク、スーパー、リビングの4つのセットをモザイク形式で使い、テンポより間や表情で魅せる進化を遂げています。舞台中央に公園、上手前にデスク、奥にスーパー、下手にリビングと、視覚的にも新鮮です。
蓮見さん自身、小林賢太郎さんとの対談で、「ロマンス」の脚本家役を自分でしたかったけど、意味が変わるのでやめたと語っています。そんな裏話もあって、作品の深みが増しますね。
ダウ90000の歩みと蓮見翔さんの才能
ダウ90000は、お笑い集団として知られていますが、演劇公演も熱心です。第2回公演「旅館じゃないんだからさ」から岸田國士戯曲賞の候補に挙がり、古参ファンも多いんです。蓮見さんはユニットライブ「夜衝」なども含め、常に期待を裏切りません。
小林賢太郎さんとの対談では、蓮見さんが爆笑問題さんやくりぃむしちゅーさんの台本を書き起こして分析するほどの努力家ぶりが明らか。フリとオチの関係を研究し、「そのしゃべり方が面白い」と探すのが好きだそうです。俳優がファンから「この人にこんなキャラを!」と驚かれるような、あて書きの妙も持ち味です。
今回の受賞で、蓮見さんの才能がさらに認められました。ダウ90000の公演はいつも新鮮で、笑いと感動が詰まっています。まだ観ていない方は、次回公演をチェックしてみてくださいね!
岸田國士戯曲賞は、優れた戯曲を励ます賞として長く続いています。第70回という節目に、蓮見さんの「ロマンス」が選ばれたのは運命的です。演劇ファンにとって、嬉しいニュースですね。
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