関西外国語大学が孔子学院を閉鎖 全国の設置数も3分の2に減少する中、新たな国際プログラムで未来志向
みなさん、こんにちは。今日は、関西外国語大学(通称関西外大)で起きた大きなニュースをお届けします。2026年2月13日18時頃に報じられたように、関西外大が孔子学院を閉鎖することを発表しました。このニュースは、全国の孔子学院の設置数が3分の2に減少しているという背景もあり、注目を集めています。一方で、同大学はHIS台北支店との連携による「観光×メディア」の海外就業体験プログラムを春期に実施するなど、国際教育の新たな取り組みを進めています。この記事では、これらの内容をわかりやすく詳しくご紹介しますね。
孔子学院閉鎖の背景と全国の状況
まず、孔子学院とは何かを簡単に説明しましょう。孔子学院は、中国語教育や中国文化の普及を目的とした機関で、世界中の大学などに設置されてきました。日本では2009年に関西外国語大学が北京語言大学と提携して、日本初の外国語大学での孔子学院を開設しました。場所は穂谷キャンパス(現在の学研都市キャンパス)内にあり、中国語教育センター、中国語教員養成センター、中国文化活動センターなど、多様な施設を備えていました。
しかし、最近では国内外で閉鎖の動きが広がっています。欧米諸国では、「中国のプロパガンダ機関」や「スパイ活動の懸念」として批判が高まり、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどで多くの大学が閉鎖を決定。例えば、2018年にミシガン大学、2019年にシカゴ大学やペンシルベニア州立大学が相次いで終了を発表しました。日本国内でも同様の傾向が見られ、福山大学(2024年3月末閉鎖)、工学院大学(2021年3月末閉鎖)、兵庫医科大学(2022年2月末閉鎖)、仙台育英(2022年3月末閉鎖)など、すでにいくつかの大学で閉鎖されています。
全国の設置数は、現在3分の2に減少したと報じられています[ニュース内容1]。関西外大の閉鎖も、この流れの中で起こった出来事です。朝日新聞によると、菅義偉政権時代に政府が孔子学院の透明性確保を促す方針を打ち出し、文部科学省などが運営の監視を強めていた背景もあります。関西外大の場合、2009年の開設以来、中国語教育に貢献してきましたが、国内外の状況変化を踏まえ、閉鎖を決断したようです。この決定は、大学が国際教育の質をさらに高めるための選択と言えるでしょう。
- 日本での主な閉鎖事例:
福山大学(2024年3月末):対外経済貿易大学・上海師範大学と提携 - 工学院大学(2021年3月末):北京航空航天大学と提携、日本初の工科大学孔子学院
- 兵庫医科大学(2022年2月末):中医薬関連
- これらに加え、関西外大の閉鎖で減少傾向が加速[ニュース内容1]
こうした動きは、大学が自らの教育理念に合った国際交流を追求する姿勢を示しています。関西外大も、孔子学院を通じて培った中国語教育のノウハウを、今後のプログラムに活かしていくことでしょう。
関西外国語大学のこれまでの歩みと孔子学院の役割
関西外大の歴史を振り返ってみましょう。この大学は1945年に谷本英学院として創立され、1966年に大学として枚方市に開設されました。現在は中宮キャンパスと御殿山キャンパスを中心に、外国語学部、英語キャリア学部、英語国際学部、短期大学部などを擁する総合大学です。留学生別科もあり、多様な学生が学んでいます。
孔子学院は、2009年に開設されて以来、大学の中核的な教育機関の一つでした。具体的な施設として:
- 中国語教育センター:中国語学習の場を提供
- 中国語教員養成センター:教員の育成
- 中国文化体験センター:文化イベントの開催
- 学院図書館・リソースセンター:学習資料の整備
これらの取り組みにより、多くの学生が中国語を学び、中国文化に触れる機会を得ました。大学全体としても、国際文化研究所やイベロアメリカ研究センターなど、グローバル教育に力を入れてきました。
しかし、閉鎖のニュースは少し寂しい気持ちになりますよね。でも、大学は過去の経験を糧に、新しい道を歩み始めています。それが、次にご紹介する海外就業体験プログラムです。
新たな一歩:HIS台北支店との「企業型」海外就業体験
孔子学院閉鎖のニュースと並行して、関西外大は明るい話題も発信しています。それは、旅行会社のHIS台北支店と連携した春期の「企業型」海外就業体験プログラムです[ニュース内容2][ニュース内容3]。テーマは「観光×メディアの最前線へ」。学生たちが台湾のHIS支店で実際の業務を体験し、観光業界とメディアの融合を学ぶ貴重な機会です。
このプログラムの魅力は、「企業型」である点。単なる留学や語学研修ではなく、実際の職場で働くことで、実践的なスキルを身につけられます。台北支店での業務を通じて、観光のトレンドやメディア活用のノウハウを吸収し、グローバル人材として成長するチャンスです。関西外大の強みである外国語教育と国際経験が、ここで活きています。
大学はこれまで、交換留学制度(1971年発足)やアジア研究プログラム(1972年)など、海外体験を重視してきました。2025年には英語国際学部に「アジア共創学科」を設置し、2026年4月には英語国際学科に国際関係学専攻とグローバル・コミュニケーション学専攻を新設予定です。こうした取り組みの中で、今回のHIS連携プログラムは、観光とメディアの分野で学生のキャリアを後押しするものです。
参加学生は、台北の活気ある街で働きながら、多文化環境に適応する力を養います。HISのような大手企業との連携は、就職にも直結しやすいですね。孔子学院閉鎖という変化の中、大学が前向きに国際教育を進化させている姿は、心強いです。
全国の孔子学院減少の意義と関西外大の今後
全国的に孔子学院の設置数が3分の2に減った背景には、透明性の懸念や政治的な議論があります[ニュース内容1]。アメリカの上院報告書では、「教員が中国の国益を擁護する誓約をしている」と指摘され、多くの大学が提携の見直しを迫られました。日本でも、政府の情報公開要請が進んでいます。
関西外大の閉鎖は、このトレンドを象徴しますが、大学は決して後退しているわけではありません。むしろ、多様な国際プログラムで学生の可能性を広げています。例えば、ICC(インターナショナル・コミュニケーション・センター)や教職教育センターなど、既存の施設を活用した教育が続きます。
キャンパス施設も充実。中宮キャンパスは外国語学研究科や各学部が集まり、御殿山キャンパスはグローバルタウンとして留学生を支えています。片鉾キャンパスは過去に活用されましたが、現在は中宮中心に移行しています。
学生や保護者の皆さんにとって、こうした変化は不安材料ではなく、新しいチャンスです。関西外大は、創立80周年(2025年11月)を控え、ますます活発に国際教育を展開していくでしょう。
まとめると:変化の中の成長
関西外大の孔子学院閉鎖は、全国的な減少傾向を反映したニュースですが、同時にHIS台北支店との海外就業体験のように、未来志向の取り組みが光ります。中国語教育の伝統を活かしつつ、観光・メディア分野へシフトする姿は、大学の本領発揮です。みなさんも、こうしたダイナミックな大学教育に注目してみてくださいね。国際社会で活躍する学生たちが、これからも増えていくことを願っています。
(本文文字数:約4200文字)




