ソフトバンクグループ、4-12月期純利益5倍増益で過去最高 更新もAI投資加速に市場警戒
ソフトバンクグループ株式会社(以下、ソフトバンクG)が、2026年3月期第3四半期(4月~12月)の決算を発表しました。この期間の純利益が前年同期比5倍となり、過去最高を更新したという素晴らしい結果が出ています。一方で、AI分野への投資をさらに加速させる方針が明らかになり、市場では少し警戒感が広がっています。今日は、そんなニュースをわかりやすくお伝えしますね。
決算発表の概要と驚きの増益数字
ソフトバンクGは、2026年2月12日に2026年3月期第3四半期決算を公表し、同日午後4時30分から決算説明会をライブ配信で開催しました。発表された数字を見てみましょう。
- 純利益:前年同期比約5倍の大幅増益で着地。10-12月期単独でも黒字転換し、最高水準を記録しました。
- 投資事業の貢献:主力の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を中心に、OpenAIなどの新興企業への投資が功を奏し、評価額の上昇が利益を大きく押し上げました。特に、OpenAIの評価額が上昇したことが純利益の原動力となっています。
- 全体の業績推移:第2四半期(上半期)ではすでに純利益が前期比2.9倍の2兆9240億円と中間期過去最高を更新していましたが、第3四半期累計でさらに加速。投資損益が4兆円規模、税引前利益3.6兆円、純利益3兆円近くと歴史上最高の数字を叩き出しました。
これらの数字は、ソフトバンクGの投資戦略が実を結んだ証拠です。孫正義社長が掲げるAI革命への注力が、具体的な利益として表れた形ですね。投資コストは累計10.8億ドル(約1.6兆円)を超えていますが、フォワード契約などを活用した運用で、投資利益が14.6億ドル(約2.2兆円)と大きな差を生み出しています。
各セグメントの好調ぶりを詳しく見てみよう
ソフトバンクGの業績は、投資事業だけでなく、グループ全体のセグメントが支えています。関連するソフトバンク株式会社の第3四半期決算からも、全セグメントが増収という明るい材料が見えますよ。
- コンシューマ事業:前年同期比3%増収、6%増益。スマートフォン契約数が2%増加し、日常の通信需要が安定しています。
- エンタープライズ事業:9%増収、13%増益。ソリューション分野が13%増と特に好調で、企業向けサービスが強みを発揮。
- メディア・EC事業:1%増収ながら2%減益。細かな調整が必要ですが、全体を底上げ。
- ファイナンス事業:24%増収、103%増益と爆発的な成長。金融サービスの拡大が目立ちます。
ソフトバンク株式会社の第3四半期累計売上高は5兆1954億円(前年比8%増)、営業利益8841億円(同8%増)と、通期予想に対する進捗率も売上高78%、営業利益88%、純利益90%と順調です。これを受けて、通期業績予想を上方修正する方針も発表されました。
ソフトバンクG全体としても、第2四半期決算説明会でCFOの後藤芳光氏が強調したように、売上高・投資損益・税引前利益・純利益のすべてで大幅増益を実現。歴史的な好業績です。
AI投資の加速がもたらす明るい未来と市場の懸念
今回の決算で特に注目されたのが、AI投資の話です。ソフトバンクGはOpenAIをはじめとするAIスタートアップへの投資をさらに強めていく方針を明らかにしました。ビジョン・ファンドのポートフォリオ価値は26.5億ドル規模に達し、Net Asset Value(純資産価値)の最新数字でも堅調です。
孫社長は説明会で、「AI分野での成果は意味のあるもの」と自信をのぞかせ、投資を加速させる姿勢を示しました。これにより、将来的な成長が期待されます。でも一方で、市場では「黒字見通しでも投資加速で資金流出が心配」という警戒感が広がっています。巨額の投資が短期的なキャッシュフローに与える影響を、投資家の方が慎重に見ているんですね。
実際、第3四半期で10-12月期が黒字浮上したのは朗報ですが、AIブームに乗った投資拡大がリスクを伴う可能性もあります。市場関係者は、決算後の株価動向を注視しています。
決算説明会のハイライトと今後の展望
決算説明会では、ソフトバンクGのIRサイトで詳細資料が公開され、ライブ配信で多くの人が視聴しました。投資の内訳として、フォワード契約の構成価値が8億ドル、合計26.5億ドルの価値を生み出している点が詳しく解説されました。
また、ソフトバンク側では、次世代経営体制の強化として代表取締役の異動を発表。ソニーとの合弁会社設立も触れられ、多角化が進んでいます。
通期では、全セグメントの増収基調が続き、上方修正された業績予想が達成できる見込みです。ソフトバンクGの強みである投資力と事業基盤が、AI時代をリードしていくでしょう。ただ、市場の警戒感をどう払拭するかが鍵ですね。
皆さんも、ソフトバンクGの公式サイトで決算資料をチェックしてみてください。未来のテクノロジー投資が、どんな成果を上げるか楽しみです!
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