イオンエンターテイメント、ベトナム2号店「イオンベータ ビンコム ロイヤルアイランド」をハイフォンでオープン

日本全国で「イオンシネマ」98劇場を運営するイオンエンターテイメント株式会社は、2026年1月30日にベトナム北部のハイフォン市に新しい映画館「イオンベータ ビンコム ロイヤルアイランド(AEON BETA Vincom Royal Island)」をオープンしました。これは、2025年12月7日に首都ハノイにオープンしたベトナム1号店「イオンベータ ビンコム スマートシティ」に続く、ベトナムでの2番目の映画館となります。

新劇場の施設概要

ハイフォン市の商業施設「ビンコム・メガモール・ロイヤルアイランド」の4階に位置する新劇場は、全4スクリーン、500席を備えています。映画館のロビーフロアは、穏やかな海をイメージしたデザインが施されており、波や水の動きを思わせる柔らかな照明が、開放的で風通しの良い空間を演出しています。

所在地はAEON BETA Cinema, 4th Floor, Vincom Mega Mall Royal Island, Vu Yen Island, Hai Phong, Vietnamです。

ベトナム進出の背景と戦略

イオンエンターテイメントは、ベトナムへの本格的な進出に向けて、2025年3月にベトナムの映画館運営会社「ベータメディア(BETA MEDIA JSC)」と合弁会社「AEON ENTERTAINMENT VIETNAM CO., LTD.」を設立しました。この合弁会社により、日本のシネコム運営ノウハウとベトナム市場の専門知識を組み合わせ、現地ニーズに合わせた映画館事業を展開しています。

ハイフォンは、ハノイ、ホーチミンに次ぐベトナム第3の規模を誇る都市であり、北部紅河デルタ地方の重要な商業拠点です。イオンエンターテイメントがこの都市に2号店を開設することで、ベトナム北部における映画館ネットワークの拡大を図っています。

上映作品とコンテンツ戦略

新劇場では、日本で大ヒットを記録した映画作品をはじめ、日本が世界に誇る人気タイトルや話題作を積極的に上映する予定です。また、日本のアニメの公式グッズ販売にも注力していくことで、日本文化の発信地としての役割も果たします。これにより、日本とベトナムの文化交流を促進し、現地の映画愛好家に多様なエンターテイメント体験を提供します。

今後の出店計画

イオンエンターテイメントは、2026年3月にはホーチミン市への出店を計画しており、ベトナム全域での積極的な展開を予定しています。ホーチミンはベトナム最大の経済都市であり、ここへの進出により、同社はベトナム三大都市すべてでの映画館運営体制を構築することになります。

イオンエンターテイメントの藤原信幸代表取締役社長は、ベトナム市場の成長ポテンシャルに注目しており、今後も継続的な出店を通じて、東南アジアにおける映画館事業の拡大を目指しています。同社は、日本の高品質なシネマ体験をベトナム市民に提供することで、地域のエンターテイメント産業の発展に貢献するとともに、国際的なシネマチェーンとしてのプレゼンスを強化していく考えです。

ベトナム映画館市場の展望

ベトナムは東南アジアの中でも経済成長が著しい国であり、中間層の拡大に伴い映画館利用者数の増加が期待されています。イオンエンターテイメントの進出により、同国の映画館業界には、国際的な運営ノウハウと最新のシネコム設備がもたらされます。これは、ベトナムの映画ファンにとって、より充実した映画鑑賞体験が可能になることを意味しており、地域のエンターテイメント文化の向上につながると予想されます。

イオンエンターテイメントは、今回のハイフォン2号店のオープンを足がかりに、ベトナムでの事業基盤を着実に拡大させていく方針です。同社のベトナム戦略は、単なる商業的な拡張にとどまらず、日本の優良コンテンツをベトナム市場に紹介し、両国間の文化交流を深める重要なプロジェクトとして位置づけられています。

参考元