沖縄を除く全国で「10年に1度」級の記録的高温が予想される 気象庁が早期天候情報を発表
記録的な寒さから一転、10年に1度レベルの高温へ
気象庁は2月9日、沖縄地方を除く全国各地に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは今年初めての発表となります。北海道から九州、奄美地方にかけて、2月15日(日)頃から、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が高まっているとのことです。
「早期天候情報」とは、6日前までに注意を呼びかける気象庁の重要な情報です。この情報は、今後6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。今回の発表は、列島全体が記録的な暖かさに見舞われることを意味しています。
対象地域と高温の基準
今回の高温注意情報が発表された地域は、以下の通りです:
- 北海道地方
- 東北地方
- 関東甲信地方
- 北陸地方
- 東海地方
- 近畿地方
- 中国地方
- 四国地方
- 九州北部地方(山口県を含む)
- 九州南部・奄美地方
各地域では異なる「かなりの高温」の基準が設定されています。例えば、北海道地方では5日間平均気温の平年差が+3.0℃以上、東北地方では+2.4℃以上、関東甲信地方では+2.6℃以上となるとかなりの高温と判定されます。九州北部・南部地方では+3.1℃以上と、最も高い基準が設定されており、それだけ顕著な気温上昇が予想されていることがわかります。
高温の原因と気象の見通し
今回の高温は、寒気の影響を受けにくくなることが主な原因です。各地域の気象予報では、「寒気の影響を受けにくいため高い日が多く」、特に関東甲信地方や東海地方、近畿地方、九州地方では「暖かい空気が流れ込みやすい時期がある」ことが指摘されています。このような大気の状態により、向こう2週間を通じて気温が平年を大きく上回る見込みとなっています。
農作物管理と雪崩注意
気象庁は、この記録的な高温に伴う被害に対する注意を呼びかけています。具体的には、農作物の管理に注意するよう求めており、急激な気温上昇が農業に悪影響を与える可能性を示唆しています。
また、冬の北日本では重要な懸念事項があります。それは積雪の多い地域での雪崩(なだれ)です。北海道や東北、北陸地方などでは、依然として雪が多い状況が続いています。気温が急激に上昇することで、雪が緩み、なだれが発生するリスクが高まります。気象庁は、これらの地域でなだれへの厳重な注意を呼びかけています。
なぜこの情報が重要なのか
「早期天候情報」は、気象庁が発表する情報の中でも特に重要です。10年に1度程度のレベルという表現は、その異常性と危険性を示しています。通常、冬の2月は寒い季節ですが、今回のように急激に気温が上昇することは稀です。
このような予測情報は、農家や地方自治体、防災機関にとって重要な判断材料となります。農業従事者は農作物の管理方法を検討し、防災担当者は雪崩の危険性に備える必要があります。一般の方も、突然の気温上昇に体調を崩さないよう注意が必要です。
今後の対応
気象庁は、この高温情報をもとに、さらに詳細な予報を随時更新する予定です。今後発表される気象情報に注視し、特に以下の地域にお住まいの方は、今週後半以降の気象情報をこまめにご確認ください:
- 北日本(北海道、東北、北陸):なだれのリスクが高まり、農業への影響も懸念されます
- 中部・西日本(東海、近畿、中国、四国、九州):気温上昇による健康管理と農作物管理に注意してください
気象庁の発表によれば、この高温は15日(日)頃から本格化し、その後も続く見込みです。今から予防策や対応策を講じることが、被害を最小限に抑える鍵となるでしょう。気象情報の更新を逐一確認し、安全で安心な生活を心がけてください。




