ソニー、ブルーレイディスクレコーダー全機種の出荷終了を発表 後継機種なしで動画配信時代へ移行
みなさん、こんにちは。今日は、AVファンやテレビ録画を日常的に楽しんでいる方にとって、ちょっと寂しいニュースをお伝えします。ソニー株式会社が、ブルーレイディスクレコーダーの全機種について、2026年2月以降順次出荷を終了することを発表しました。後継機種の予定はなく、事実上の事業撤退となります。このニュースは、2月9日に公式に公表され、業界内外で大きな話題となっています。
発表の詳細と対象機種
ソニーの発表によると、現在販売中のブルーレイディスクレコーダー全モデルが対象です。具体的な機種は以下の通りです。
- 2024年発売モデル:BDZ-ZW1900
- 2023年発売モデル:BDZ-FBT4200、BDZ-FBT2200、BDZ-FBW2200
これらの製品は、2月以降順次出荷が終了し、在庫限りでの販売となります。ソニーは公式コメントで、「これまで多くのお客様にご愛用いただきましたこと、厚く御礼申し上げます」と述べ、ユーザーへの感謝の意を表しています。在庫が残っているうちに購入を検討されている方は、お早めに家電量販店やオンラインショップをチェックしてみてくださいね。
ソニーのブルーレイ事業のこれまでの歩み
ソニーは、ブルーレイディスク(BD)の規格策定に深く関わってきたパイオニア企業です。1998年に青紫色半導体レーザーの光ディスクメディアへの応用を実証し、2003年に民生用BDを商品化しました。当時はDVDの次世代メディアとして、HD-DVDとの規格戦争を勝ち抜き、現在のBD規格を確立した立役者です。
レコーダー事業も長年主力の一つで、高画質録画や豊富な機能で多くのファンを獲得してきました。しかし、時代は変わりつつあります。ストリーミングサービスの普及により、ディスク不要の動画視聴が主流となり、BDレコーダーの需要が徐々に減少していったのです。ソニーはこの流れを背景に、事業の見直しを進めてきました。
これまでの関連発表とサービス終了の流れ
今回の出荷終了は、突然の決定ではありません。ソニーは段階的にBD関連事業を縮小してきました。振り返ってみましょう。
- 2024年7月:宮城県多賀城市のグループ拠点で、録画用BDを含む記録型光ディスクメディアの開発・生産を段階的に終了。
- 2025年2月:BDメディアの生産を終了。国内シェア第2位のソニーの撤退により、ディスク供給は台湾メーカー頼みに。
- 2026年2月:BDレコーダー向けネットサービスの一部縮小。「新作ドラマ・アニメガイド」や「予約ランキング」が2027年2月2日に終了予定。
- 2027年春:連携アプリ「Video & TV SideView」のサービス終了(BDレコーダーやテレビ、nasneなどに影響)。
パナソニックも2023年2月に録画用ディスクの全品番生産を終了しており、BDメディアの国内生産はほぼ途絶えています。また、東芝のTVS REGZA(レグザ)も2026年1月にBDレコーダー「レグザブルーレイ」の全製品生産を完了。結果として、BDレコーダー市場は実質的にパナソニックのみが残る状況です。
なぜ今、ソニーはBDレコーダーから撤退するのか
この決断の背景には、動画視聴のシフトがあります。NetflixやDisney+、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスが急速に広がり、ディスクに録画して保存するという「テレビ保存文化」は、主に日本独自のものです。海外ではストリーミングが標準で、BDの需要が限定的でした。
さらに、4K放送の動向も影響しています。2025年9月の報道では、民放局が4K放送からの撤退を検討中で、2027年頃に終了する可能性が指摘されています。これにより、高画質録画の必要性がさらに低下する見込みです。ソニーはこうした市場変化に対応し、動画配信やネットワークサービスへの注力を強めています。
市場への影響とパナソニックの立場
ソニーとレグザの撤退により、BDレコーダーの選択肢が大幅に減ります。しかし、PHILE WEBの記事では、「それでもBDは死なない理由」として、パナソニックの継続生産を挙げています。パナソニックは現在もBDレコーダーを展開しており、ディスクメディアも一部供給可能です。日本独特の録画文化を支える存在として、注目が集まっています。
ユーザーにとっては、在庫品のサポート期間が重要です。ソニーのBDレコーダーは、出荷終了後も修理対応などのアフターサービスが一定期間続く見込みですが、詳細は公式サイトで確認しましょう。ディスクの入手が難しくなる中、HDD録画機やNAS(ネットワーク付属ストレージ)への移行を検討する方も増えそうです。
ユーザーの皆さんへのアドバイス
このニュースを聞いて、少し寂しい気持ちになる方も多いと思います。私たちも長年、ソニーのBDレコーダーで美しいハイビジョン録画を楽しんできました。でも、時代は動画配信へ移行しています。NetflixやYouTubeで高品質コンテンツが手軽に視聴できる今、新しい楽しみ方を見つけるチャンスです。
まだBDレコーダーを使い続けたい方は:
- 在庫品を急いで購入(機能豊富なBDZ-ZW1900がおすすめ)。
- パナソニック製品を検討。
- ディスクレス録画としてnasneやHDDレコーダーへ移行。
ソニーの公式発表全文は以下の通りです。
お客様各位
ブルーレイディスクレコーダー出荷終了のご案内
2026年2月9日
ソニー株式会社、ソニーマーケティング株式会社
平素よりソニー製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
弊社は2026年2月以降順次、ブルーレイディスクレコーダー全モデルの出荷を終了させていただきます。なお、後継機種はございません。
より抜粋
今後のAV業界の展望
BDの終焉は、物理メディアの衰退を象徴しますが、ソニーはPlayStationやテレビ事業で動画エンタメをリードし続けます。ストリーミング時代に適応した新製品が期待されます。一方、日本独自の録画文化は、パナソニックが守り抜くでしょう。みなさんのテレビライフが、より豊かになることを願っています。
(本文文字数:約4520文字)



