アビスパ福岡のMF松岡大起、スロバキア1部リーグへ期限付き移籍を発表
夢を叶えるためのラストチャンス、欧州での新たな挑戦へ
アビスパ福岡は2月7日、所属するMF松岡大起選手がスロバキア1部リーグのスロヴァン・ブラチスラヴァへ期限付き移籍することを発表しました。移籍期間は2026年6月30日までとなります。
24歳の松岡選手は、2024年にアビスパ福岡に加入して以来、チームの主力MFとして活躍してきました。昨季の2025明治安田J1リーグでは、全38試合中36試合のピッチに立ち、1ゴールを挙げるなど、プレーエリアが広く、ビルドアップや高いボール奪取力でチームに大きく貢献してきた選手です。
2度目の海外挑戦、ブラジルでの悔しさをバネに
松岡選手にとって、今回はスロバキアへの移籍となりますが、これは2度目の海外挑戦となります。初めての海外挑戦は2023年3月、ブラジル2部リーグのグレミオ・ノヴォリゾンチーノへの期限付き移籍でした。しかし、そのときは出場機会に恵まれず、サッカー選手としての価値や存在意義を見失いかけるほど、悔しく苦しい時間を過ごしたとのことです。
その後、松岡選手はアビスパ福岡への完全移籍を果たし、クラブから必要とされ、受け入れられることで自信を取り戻しました。失っていた自信を回復させ、もう一度サッカーを心から楽しむことができるようになったのです。この経験が、今回の欧州での新たな挑戦へと繋がっています。
スロヴァン・ブラチスラヴァの実力と環境
松岡選手の新天地となるスロヴァン・ブラチスラヴァは、スロバキア屈指の名門クラブとして知られています。チェコスロバキア時代を含めると29度のリーグ制覇を誇り、ニケー・リーガ(スロバキア1部リーグ)での最多優勝回数を誇る強豪です。
現在、同クラブは7連覇を達成中で、今シーズンも18試合を終えた段階で首位に立っています。欧州カンファレンスリーグなど国際大会の出場経験も豊富であり、高いレベルの競技環境で腕を磨くことができます。また、日本代表のFW鹿島アントラーズのチャブリッチ選手も同クラブに所属しており、日本人選手が活躍できる環境が整っています。
松岡選手の決意と感謝のコメント
松岡選手は、開幕直前というチームにとって重要な時期での移籍決断について、簡単な選択ではなかったと述べながらも、その想いを尊重してくださったアビスパ福岡への感謝を忘れませんでした。
クラブを通じて発表されたコメントでは、「今回の挑戦は、自分の夢を叶える為のラストチャンスだと思っています」と決意を表明。さらに、「アビスパ福岡で学んだこと、感じたこと、そして皆さんからもらった想いを胸に、全力で、自分らしく、最後まで挑戦してきます」と、クラブとファン、サポーターへの感謝を述べています。
日本代表選手としての経歴
松岡選手は2022年に日本代表に初招集されるなど、国内でも注目される選手です。J1通算では185試合に出場し、3ゴール16アシストという堅実なプレーぶりを示しており、その実力は多くの関係者に認められています。
移籍の意味するもの
松岡選手の今回の移籍は、単なるキャリアの転換ではなく、ブラジルでの失敗から立ち直り、アビスパ福岡での信頼と自信を糧に、欧州という新たなステージで自分の可能性を試す機会となります。2度目の海外挑戦となる今回のチャレンジが、選手にとってどのような成果をもたらすのか、多くのサポーターから注視されています。
6月30日までの期限付き移籍期間中、松岡選手がスロバキアの名門クラブでどのようなパフォーマンスを見せるのか、その活躍が期待されます。



