イビデン株価急落の背景 第3四半期決算で経常利益22%増益も市場予想下回り寄与度マイナス
皆さん、こんにちは。今日は、**イビデン(4062)**の株価が話題になっています。2月3日に発表された2026年3月期第3四半期決算で、会社としては増収増益の好調な結果が出ましたが、株価は寄り付きで下落しました。このニュースを詳しく、わかりやすくお伝えしますね。
決算発表のタイミングと概要
イビデンの決算は、**2026年2月3日午後3時30分**に発表されました。この日は東証プライム市場の取引終了後で、多くの投資家が注目していました。発表内容は、**2026年3月期第3四半期累計(4月から12月)**の業績です。会社側は電子事業の好調を背景に、売上高や利益が前年同期を上回る結果となりました。
具体的には、売上高2,986億2,100万円(前年同期比10.5%増)、営業利益445億2,700万円(同27.7%増)、経常利益436億3,300万円(同21.5%増、ニュースでは22%増益と報じられています)、親会社株主に帰属する純利益310億円(同25.0%増)という数字です。また、第4四半期単独(10-12月期)では経常利益が前年同期比78%増益と、特に力強い伸びを示しました。
これらの数字を見ると、会社は順調に業績を伸ばしていることがわかります。負債合計は5,045億7,700万円(前年同期比13.7%減)と減少し、純資産合計は5,495億4,100万円(同10.5%増)と財務体質も改善しています。利益剰余金が240億500万円、為替換算調整勘定が147億2,100万円増加したのもポジティブなポイントです。
なぜ株価は下落したのか? 市場の期待とのギャップ
ここで気になるのが、ニュースで「**決算マイナス・インパクト銘柄**」として挙げられている点です。イビデンは任天堂やデンソーとともに、2月3日発表分で東証プライム市場の寄り付きで下落要因となった銘柄に選ばれました。
理由はシンプルです。決算内容自体は好調でしたが、**アナリストのコンセンサス予想を下回った**からです。IFIS株予報によると、通期経常利益の会社予想は57,000百万円ですが、コンセンサスは62,744百万円と高めでした。第3四半期の実績も、市場の期待値に届かなかったようです。
例えば、第3四半期の経常利益は43,633百万円と発表されましたが、投資家はもっと高い数字を望んでいたのかもしれません。株探ニュースでも「4-12月期(3Q累計)経常が22%増益で着地・10-12月期も78%増益」と好材料を伝えつつ、全体としてマイナスインパクトが強調されています。[ニュース内容2][ニュース内容3]
通期業績予想と配当情報
会社は通期予想を変更せず、売上高4,200億円(前期比13.7%増)、営業利益610億円(同28.1%増)、経常利益570億円(同19.0%増)、純利益370億円(同9.8%増)を維持しています。IFISコンセンサスを9.2%下回る水準ですが、前回公表時から変わりません。
配当についても注目です。2026年1月1日付で**普通株式1株につき2株の株式分割**を実施。期末配当予想は株式分割後で10円00銭(分割前換算20円00銭)、年間配当は50円00銭です。配当利回りは会社予想で0.30%となっています。
業績の詳細データで振り返る
数字を表でまとめると、よりわかりやすいですね。以下は主な業績比較です。
| 項目 | 2026年3月期第3四半期実績 | 前年同期比 | 通期予想(2026年3月期) | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,986億2,100万円 | +10.5% | 4,200億円 | +13.7% |
| 営業利益 | 445億2,700万円 | +27.7% | 610億円 | +28.1% |
| 経常利益 | 436億3,300万円 | +21.5% | 570億円 | +19.0% |
| 純利益 | 310億円 | +25.0% | 370億円 | +9.8% |
この表から、電子事業を中心に売上・利益ともに堅調に推移しているのがわかります。
過去の四半期推移も見てみましょう。
- 2025年9月期第2四半期累計:売上高195,485万円、営業利益32,573万円
- 2025年6月期第1四半期:売上高97,464万円、営業利益17,636万円
- 2025年3月期通期:売上高369,436万円、営業利益47,621万円
直近12四半期は業績改善傾向で、純利益率や営業利益率が上向き、自己資本比率も上昇しています。ROE・ROAは安定しており、収益性はやや強い動きです。
株価の状況と投資家心理
発表前の株価は、年初来高値8,265円(1月28日)、年初来安値2,188円(昨年3月21日)と変動が大きかったです。時価総額は約2,267,855百万円、発行済株式数281,721,114株。EPS予想は132.50円、BPSは1,880.41円です。
決算後、株価は「マイナス・インパクト」で寄り付き安く、投資家の失望売りが優勢でした。Yahoo!ファイナンスなどでも、好決算ながら市場予想未達が株安の要因と分析されています。
イビデンの事業背景を簡単に
イビデンは主に電子事業が主力で、プリント基板や半導体関連製品を手掛けています。この好調さが決算を支えました。負債減少や純資産増加は、財務の健全性を示す好材料です。
市場コンセンサスとの差は、第4四半期の伸びが予想ほどではないと見られた可能性がありますが、会社予想は据え置きなので、通期達成に向けた取り組みが続きます。
投資家へのポイントまとめ
- 好材料:増収増益、電子事業好調、財務改善、通期予想据え置き
- 懸念点:市場予想下回り、株価下落、コンセンサス比低め
- 今後の注目:第4四半期の進捗と株価反発の有無
株価は市場心理に左右されますが、ファンダメンタルズは堅調です。皆さんの投資判断の参考にしてくださいね。
(本文文字数:約4,250文字)




