ファミリーマート、フードロス削減アプリで売れ残り食品を最大7割引きで販売開始
北欧発の「Too Good To Go」と連携、スマホ予約で食品ロス問題に取り組み
ファミリーマートが食品ロス削減に向けた新しい取り組みを開始しました。北欧発の世界的なフードロス削減アプリ「Too Good To Go」と連携し、売れ残りの可能性がある食品をスマートフォンアプリで予約し、店舗で割引価格で購入できるサービスを提供しています。このサービスでは、おにぎりやパンなどの食品が2~7割引きの価格で販売される予定です。
このプロジェクトは、ファミリーマートの他にもコンビニエンスストアチェーンのNewDaysも参加しており、複数の小売企業が協力して食品ロス問題に取り組む姿勢を示しています。
「Too Good To Go」とは何か
「Too Good To Go」は世界No.1のフードロス削減アプリとして知られており、北欧で発祥した革新的なサービスです。このアプリを通じて、飲食店やスーパーマーケットなどの小売業者が、営業終了時間が近づいて売れ残る可能性がある食品を割引価格で消費者に提供することができます。ユーザーは事前にアプリで食品を予約し、指定された時間に店舗で受け取るという仕組みです。
このアプリの利点は、環境保全と経済的な節約の両方を実現できる点にあります。消費者は通常よりも安い価格で食品を購入でき、事業者は食品ロスを削減しながら少しでも売上につなげることができるのです。
日本での食品ロス問題と対策
日本は毎年、大量の食品ロスが発生しています。コンビニエンスストアは特に、営業時間が長く24時間体制を敷いている店舗が多いため、閉店前に売れ残る食品が相当量あります。ファミリーマートのような大手チェーンが積極的にこの問題に取り組むことは、国内の食品ロス削減にとって大きな前進です。
ファミリーマートがこのサービスを導入することで、売れ残り予定の食品を廃棄するのではなく、割引価格で販売するという環境配慮型のビジネスモデルを実現しています。これにより、生活費が必要な消費者にとっても、割引商品を購入できる機会が生まれます。
「涙目シール」とのタッグで食品ロスゼロに挑戦
さらに、「Too Good To Go」は「涙目シール」という仕組みと強力タッグを組み、「食品ロスゼロ」を目指しています。このシールは、売れ残りが予想される商品に貼付され、消費者に対してその商品が割引対象であることを視覚的に伝えるマーケティングツールとなります。
特に、季節商品である恵方巻などでもこのアプリが活用される見通しとなっており、期間限定商品の食品ロスを防ぐための具体的な施策として機能することが期待されています。
スマホ予約の利便性
このサービスの最大の特徴は、スマートフォンの専用アプリで購入し、店舗で受け取るという仕組みです。ユーザーは自宅でくつろぎながらアプリをチェックし、割引食品が出品されている店舗を探して予約することができます。これにより、忙しい消費者でも簡単に利用できるシステムが実現しました。
予約から受け取りまでのプロセスが簡潔であるため、若い世代からシニア世代まで幅広い消費者層の利用が期待されています。
環境とビジネスの両立
このプロジェクトは、単なる廃棄食品の削減にとどまりません。消費者にとっての価値(安い価格で食品を購入できること)と、事業者にとっての価値(少しでも売上につながり、廃棄コストを削減できること)、そして社会全体にとっての価値(環境保全と食品リサイクルの推進)が一致する、三方よしのビジネスモデルとなっているのです。
ファミリーマートとNewDaysが「Too Good To Go」を採用することは、日本の大手小売業者がグローバルな食品ロス削減トレンドに対応し始めたことを示唆しています。今後、このようなサービスがさらに広がれば、日本全国の食品ロスの問題は大きく改善される可能性が高いでしょう。
今後の展望
ファミリーマートの売上規模や店舗数を考えると、このサービスが国内に広がることは日本の食品ロス削減に大きなインパクトをもたらすと考えられます。今後、他のコンビニエンスストアチェーンや外食産業、スーパーマーケットなども同様のサービスの導入を検討する可能性は十分に考えられます。
消費者がスマートフォンアプリを通じて、割引食品を購入することが日常的な行動となれば、食品ロス問題は根本的な解決へと近づくでしょう。



