相鉄の新型車両「13000系」が到着!2026年春の営業運転開始に向けて準備が進行中

相模鉄道株式会社は、2026年春から営業運転を開始する予定の新型車両「13000系」が、11月12日にかしわ台車両センターに到着したことを発表しました。この新型車両は、約1年の期間をかけて横浜市金沢区の総合車両製作所で製造されました。今後は車両整備や各種試験、乗務員訓練を行い、春の営業運転開始に向けた準備を進めるとしています。

海の生き物をイメージした洗練されたデザイン

13000系は「安全×安心×エレガント×未来」をデザインコンセプトに掲げた新型車両です。前面は「水を切り拓いて進む海の生き物」をイメージした流麗な造形を採用しており、前照灯は「未来を見つめる目」を表現したデザインになっています。

車体色には、横浜をイメージした濃紺色「YOKOHAMA NAVYBLUE」を用いており、前面中央部にはマット調の同色を新たに導入しました。このように、デザイン面でも横浜らしさを表現する工夫が施されています。

快適性と環境への配慮を両立させた設計

13000系には、利用者の快適性を高めるための様々な工夫が施されています。相鉄線の特徴でもある「車内の鏡」を設置し、時間帯で変化する調色調光式のLED照明を採用しています。さらに、2016年度グッドデザイン賞を受賞した「つり革」を採用し、座席は座り心地を改良したランダムパターンを施した汚れが目立たない生地を採用しています。

ドア上には17インチの液晶式案内表示器を設置し、乗客への情報提供を強化しました。

環境への配慮も重視されており、12000系と同型のIGBTタイプのVVVFインバータ制御装置の採用や、室内灯・各種灯火類のLED化により消費電力を抑制しています。相模鉄道の既存車両と比較して、1両当たりの走行にかかる電力使用量を最大39%抑制し、およそ年間33.3トンのCO2排出を削減することができるとのことです。

安全性の向上に向けた最新技術

13000系には、安全・安心を確保するための最新技術も導入されています。車内防犯カメラの解像度およびフレームレートを向上させ、より高精度な監視体制を実現しました。また、ホームドア設置駅で自動停車可能なTASC(定位置停止装置)に対応しており、乗客の安全をさらに高めています。

相鉄キャラクター「そうにゃん」も同乗した輸送

11月11日の未明、13000系は蓄電池式牽引車に牽引される形で総合車両製作所を出発しました。その際、運転台には相模鉄道のキャラクター「そうにゃん」のぬいぐるみが乗せられ、貴重な輸送の様子が公開されました。前面はシートで覆われた状態での輸送でしたが、相鉄グループ公式ウェブサイトや相模鉄道公式YouTubeチャンネルにて、DD200形式電気式ディーゼル機関車の運転台に設置したカメラによる映像やドローン撮影の映像など、輸送の様子を詳しく紹介するプロモーション動画が公開されています。

1編成8両で2026年春に運行開始

13000系の導入編成数は1編成で、総両数は8両です。2026年春の営業運転開始に向けて、現在かしわ台車両センターで車両の整備や各種試験が進められています。乗務員の訓練も並行して実施される予定です。

相模鉄道では、この新型車両の導入により、乗客により安全で快適な乗車環境を提供するとともに、環境負荷を低減させることで、持続可能な公共交通の実現を目指しています。春の営業運転開始に向けて、準備が着々と進行中です。

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